カリフォルニア経済に打撃 「アバター」続編3作がニュージーランドで撮影
2013年12月18日 11:05

[映画.com ニュース] ジェームズ・キャメロン監督が「アバター」の続編3作品をニュージーランドで撮影すると発表したと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
パフォーマンスキャプチャーはロサンゼルスで行うものの、実写撮影はすべてニュージーランドで行うことになるという。キャメロン監督は、ニュージーランドをロケ地に選んだのは前作で素晴らしい経験が出来たことを理由に挙げているが、その背景には同国の積極的な誘致があったためだ。
ハリウッド映画に対し、ニュージーランドは15%の税優遇措置を提供しているが、「アバター」に関しては同国に特別な恩恵をもたらすとして、さらに5%が上乗せされている。そのかわり、3作品のうち少なくとも1作品はニュージーランドでワールドプレミアを行うこと、DVD特典映像にニュージーランドの観光ビデオを含めることなどが条件となっている。
キャメロン監督のライトストーム・エンタテインメントと20世紀フォックスは、製作のためにニュージーランドで最低4億1300万ドル(約425億円)を支出することを約束しているが、その20%が戻ってくる計算になる。一方、カリフォルニア州も税優遇措置を行ってはいるものの、製作費7500万ドル以下の小規模・中規模作品が対象のため、1作当たりの製作費2億5000万ドルといわれる「アバター」は該当しない。
ハリウッド映画の他州や他国への流出を止めるためには、さらなる優遇措置を用意する必要がありそうだ。

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

過去最高の評価!最も泣いた!
【“最高&最幸”の一作】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

ハリポタファンに激烈にオススメ
【本気で良かった】夢と魔法のような、最高の空間…特別すぎる体験でした【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

え、伊藤英明!? すごすぎる…!
【狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!】地上波では絶対ムリ!? 超暴力的・コンプラガン無視の超過激作!
提供:DMM TV

是枝裕和監督作品「ラストシーン」
iPhone 16 Proで撮影。主演は仲野太賀と福地桃子。(提供: Apple)