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西田敏行VS寺尾聰、初対決!浅田次郎原作「琥珀」で本格共演実現

2017年6月15日 12:00

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“刑事”西田敏行VS“逃亡犯”寺尾聰
“刑事”西田敏行VS“逃亡犯”寺尾聰
(C)テレビ東京

[映画.com ニュース] 日本を代表する俳優の西田敏行寺尾聰が、人気作家・浅田次郎氏の小説をテレビ東京がドラマ化する「琥珀」で、共演することがわかった。主演・西田が定年間近のさえない刑事・米田勝己、寺尾が逃亡犯・荒井敏男に扮する。2人は同じ作品に出演したことはあるが、これまで共演シーンはなかったため、一緒に芝居をするのは本作が初めて。“追う男と追われる男”として、ベテラン俳優の直接対決が実現した。

ドラマ「角筈にて」(1999)、「天国までの百マイル」(2001)、「ラブ・レター」(03)、そして10年放送の「シューシャインボーイ」に続き、主演・西田、原作・浅田氏の再タッグが実現。浅田氏の同名小説を原作に、25年前の未解決事件をめぐり、2人の男と1人の女に待ち受ける運命を描く。現場一筋の刑事・米田は、偶然に手にした小冊子に「琥珀」という名の喫茶店の記事を見つけ、表情を強張らせる。25年前の未解決事件「吉祥寺・放火殺人事件」の資料を手に、富山・魚津にある琥珀を訪ねた米田は、マスターの荒井、常連客の平井幸子と交流を深めていくが、3人はそれぞれ大きな闇を抱えていた。

西田は、「今回、岡田惠和さんのサイドストーリーを含めた脚色も素晴らしく、密度の濃い芝居ができたので、胸はずむ楽しい撮影現場となりました」と充実感をにじませる。寺尾との共演については、「同じ作品に出てはいるのですが、顔を合わせてちゃんと演り合うということはなかったので、今回は『念願叶った!』って感じですね」と喜びを語り、「喫茶店のカウンター越しでのやり取りだけで、僕の想像を超える“過去に何かを持っている男”という感じがにじみ出ていて…。その横顔を見ているだけで涙が出てきたシーンもありました。やはり、いい役者と一緒にやってると楽しいですね!」と賞賛した。

一方の寺尾も、「同い年でもある西田さんとは一度はちゃんと共演したいと思っていました。西田さんの『釣りバカ』や『半落ち』(映画)で共演させてもらったことはありますが、同じシーンで向き合うことは無かったんです。僕の中で非常に興味深い俳優だったので、どこかで一度! と思っていたことがあり、やっと実現した。そんな嬉しい気持ちで撮影に臨めました」と話しており、“相思相愛”の様子だ。

浅田次郎ドラマスペシャル「琥珀」は、今秋放送。

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