唐沢寿明&小雪、ミッドタウンイルミネーションにうっとり「映画のような高揚感」
2015年11月13日 09:00
[映画.com ニュース] 映画「杉原千畝 スギハラチウネ」に出演する唐沢寿明と小雪が11月12日、東京ミッドタウンの芝生広場で行われた「ミッドタウン・クリスマス 2015」イルミネーション点灯式に出席。唐沢と小雪が点灯スイッチを押し、宇宙空間をイメージした電飾が同所を青く染め上げると、ふたりはうっとりとした歓声を上げた。
約2000平方メートルの面積を誇る芝生広場には、ブルーのLED電球で彩られた「スターライトガーデン2015」や、直径6メートルのドーム型ビジョンで惑星の回遊を表現する新演出「ヴィジョンドーム」が用意。総数約52万個の電球が明滅する幻想的な風景に、唐沢は「仕込みっていうんですか、作るの大変だったでしょうね。そのおかげでたくさんの人が楽しむでしょうから、その甲斐がありますね」とほほ笑んだ。
9回目を数える今年は、ひとつひとつのライトの光度を調節できる新型システム「MAKI」が初導入され、より表情豊かなイルミネーションを実現。ミッドタウン全域で“宇宙遊泳”を楽しむことができるだけに、小雪は「ドラマや映画のワンシーンのような高揚感を感じました」と点灯時の感想を述べ、「素晴らしいです」とため息をついた。
映画は、第2次世界大戦中、リトアニアでユダヤ難民にビザを発給した実在の人物・杉原千畝の奮闘を描く。千畝役を演じた唐沢は「たくさんの人の命を救った決断の素晴らしさ。私もできるかぎり、そのことを伝えたいと思って演じました」といい、妻役の小雪も「千畝さんは『生きている』ことへの実感を、現代の私たちよりも強く持っていたと思う。(千畝の行動を通じ)私たちがどのように人間的に行動するのか、生きていくうえでの指針を持って頂けたらと思います」と力強く呼びかけていた。
その一方で、英語での演技もこなした唐沢は、「英語は全部、吹き替えです」とジョークを飛ばし、さらに沿道の観客たちに「これはもう、この映画を見に行くしかないですよ。後でひとりひとりの住所を聞き出しますから、逃がしません」とうそぶき、笑いを誘った。「杉原千畝 スギハラチウネ」は、ハリウッドと日本の双方で活躍するチェリン・グラック監督がメガホンをとり、塚本高史、濱田岳、滝藤賢一、小日向文世らが共演。12月5日から全国で公開。