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山田真歩が初の激しい濡れ場 名プロデューサーの初監督作「アレノ」公開決定

2015年8月19日 07:00

山田真歩が新境地を開いた「アレノ」「アレノ」

山田真歩が新境地を開いた「アレノ」
(C)2015 ユマニテ
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[映画.com ニュース] メロドラマの古典とも言えるフランスの文豪エミール・ゾラの名作「テレーズ・ラカン」を翻案し、舞台を現代日本に置き換えて描いた映画「アレノ」が11月下旬に公開されることが決まり、特報映像も完成した。

病弱な夫と味気ない結婚生活を送っていた妻は、2人の幼なじみでもある男と不倫関係にあり、逢瀬を重ねるうちに恋と情欲の虜になっていく。ある日、妻は男と結託し、夫を含めた3人で船遊びに出かけ、偶然を装って夫を溺死させようとする。しかし、夫を湖に突き落とそうとした時、3人はボートもろとも転覆。なんとか岸にたどり着いた妻と男は、湖畔のラブホテルに宿をとり、情欲にふけりながら夫の溺死体があがるのを待つことにする。

NHK連続テレビ小説「花子とアン」の宇田川先生役が記憶に新しい山田が、主人公となる妻を演じ、結婚生活に対する強いやりきれなさと、燃え上がる強い情欲の炎を胸の内にたぎらせた「女」の心情を苛烈に表現。自身のキャリアの中で初となる、激しい濡れ場に挑戦している。そんな妻と交わる男を演じるのは、数々の映画監督に愛される個性派・渋川清彦。そして夫役は、蜷川幸雄演出「ハムレット」のタイトルロールに抜てきされた川口覚が演じている。

メガホンをとったのは、「かぞくのくに」「夏の終り」「楽隊のうさぎ」など、数々の作品を手がけてきた映画プロデューサーの越川道夫。今回が初監督作となり、共同脚本の佐藤有記(「ヘヴンズ ストーリー」)らスタッフには気鋭がそろう。16ミリフィルムで撮影を敢行し、ざらついた映像に女と男たちのすれ違う思いと官能の姿を刻み込んだ。

同作については、映画批評家の佐々木敦氏が、SNS上で「物語、シナリオ、演技、画面、編集、あらゆる要素が緊密で、かつ独特の揺らぎを有している。冒頭の、湖畔に佇(たたず)む男女をゆっくりとした横移動で捉えた引きのショットからしてただならぬ空気を孕(はら)んでいる」と評している。主演の山田についても「全裸の絡みありという挑戦的な役柄を、静かな、だが圧倒的な存在感で演じている」と絶賛。「80分足らずという尺といい、ストーリーのあり方といい、これは越川さんによるロマンポルノへのオマージュなのかなと思った」と語っている。

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