ジャック・ブラック、主演最新作は息子2人に捧ぐ“怖すぎない”ホラー
2015年6月15日 12:00
[映画.com ニュース]米俳優ジャック・ブラックが6月13日(現地時間)、メキシコ・カンクンで開催中の「Summer of Sony Pictures Entertainment 2015」で、主演最新作「GOOSEBUMPS」の会見に共演のオデイア・ラッシュ、ディラン・ミネット、ライアン・リー、ロブ・レターマン監督とともに出席した。
同作は、全世界でのシリーズ累計発行部数4億部を誇るR.L.スタインの同名ベストセラーホラー小説の映画化。鳥肌を意味するGOOSEBUMPS」は、ファンタジー小説の中で活躍していた透明人間やミイラといったモンスターたちが、本の中から飛び出し現実の世界で暴れ回るなか、小説の著者であるR.L.スタイン(ブラック)と同居する謎の少女ハンナ(ラッシュ)、隣家に引っ越してきた少年たちが再び本の世界へ閉じ込めるため、夜の街へ繰り出し戦う姿を描く。
レターマン監督は、今作を「ファミリーアドベンチャーなんだが、怖くてファニーでエキサイティング。さらにハートもあるし、エモーショナルだ。素晴らしいキャストも集まってくれたしね」と評する。ブラックとは、「ガリバー旅行記」(11)に続くタッグ。映画化に際しては、「原作には限定された主人公がいないから、どうしたらいいか企画を練っていった。1人のキャラクターを作ったところでジャックに企画を持ち込んだんだ。ランチを食べながら、ドラマ、コメディ、ホラーを混ぜたものにすると方向性をまとめていった」という。
ブラックは、「子どもを連れていけるし、僕自身も面白いと思えるものだった。脚本を読んだときに、原作者の声が聞こえたような気がしたんだ」と明かす。ホラーの名作「シャイニング」を例に挙げ、「僕には9歳と7歳の子ども(2人の男児)がいるんだけど、彼らは怖いものが好きなんだ。そういったものに耐えている自分をクールに感じるんだろうね。ただ、『シャイニング』は彼らにはまだ見せられない。この作品はそんなに怖すぎないから、彼らが見るのにも適しているよね」と語った。
また、ラッシュとミネットは劇中でキスシーンに挑んでいることに絡め、ファーストキスに関する質問が寄せられたが、ブラックは「僕はキスはしなかったよ」とニヤリ。ミネットは「ファンタスティックだった! 彼女も同じことを言うはずだよ」とリップサービスしたが、一方のラッシュは苦笑いを浮かべるだけだった。なおブラックは、俳優カイル・ガスと組むコメディバンド「テネイシャスD」のライブの開催告知も忘れず、アピールしていた。
「GOOSEBUMPS」は10月16日に全米公開、日本では16年に公開予定。