小泉孝太郎、臓器移植を扱う社会派ドラマに主演「30半ばの大きな転機にしたい」
2015年5月19日 08:00

[映画.com ニュース] 俳優の小泉孝太郎が、WOWOWの連続ドラマW「死の臓器」に主演することが決定した。臓器移植をテーマに、現代医療の倫理や命のあり方を問う社会派の医療サスペンス。現在36歳の小泉は、「あとで振り返った際に、30半ばでの大きな転機となるような作品にしたいと思います」と意気込んでいる。
麻野涼氏の同名小説を、「ストロベリーナイト」「脳内ポイズンベリー」の佐藤祐市監督のメガホンでドラマ化。腎臓が摘出された女性の遺体と、臓器移植による“人体実験”を行った疑いのある医師、その接点が見えたとき、ふたつの事件は臓器売買の疑惑へと発展する。同局のドラマ初出演となる小泉が報道の正義に翻ろうされ苦悩する主人公のジャーナリスト、小泉とは初共演の武田鉄矢が医療倫理のはざまで葛藤(かっとう)する医師を演じるほか、豊原功補、小西真奈美、小木茂光らが医療現場の闇に切り込む。
テレビ番組の制作会社でディレクターとして働く沼崎恭太(小泉)は、富士の樹海で女性の遺体を発見する。司法解剖により凍死と判断されたが、片方の腎臓が摘出されていることが判明する。一方、けがのため救愛記念病院に搬送された男女が腎臓を金で売買し、臓器移植を行っていたことが分かり、院長の大田勇(小木)が警察に通報。移植手術を執刀した療聖会日野病院の医師・日野誠一郎(武田)は、警察に任意同行を求められる。日野のニュースに触発された沼崎は、樹海で見つけた遺体と臓器売買の関係について取材を継続することを決意する。
本作では、腎がんや腎動脈瘤などの治療のために全摘出した腎臓の病変部分を切除・修復したうえで、慢性腎不全を患う別の患者に移植する「レストア(修復)腎移植」を題材にしている。原作を読み「難しい作品だ」と思ったという佐藤監督は、「グレーゾーンに相当する事象をどうやってエンタテインメントとして構築するのか? これが最大の問題です。作品をつくるというのはいつでも挑戦だと思っていますが、今回はハードルが高いと感じています」と語る。そして、「とても難しいテーマを扱うからこそ出来る新しいドラマになれば素敵だなと思います」と抱負を述べた。
社会派ドラマへの出演を喜ぶ小泉も、「今回の作品は本当にヘビーなので、正しいのか悪いのか、全て撮影し終わらないと答えが出ないと思っています。もしかしたら、撮影し終わっても答えが出ないかもしれない」と心境を吐露。「だからこそ、このドラマの中で僕も皆さんも一緒にこのテーマで向き合える時間を共有できたらなと思っています」と意欲を燃やしている。
日曜オリジナルドラマ・連続ドラマW「死の臓器」(全5話)は、7月12日から毎週日曜午後10時放送(第1話は無料放送)。
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