浅野忠信、日本版フィリップ・マーロウに!「ロング・グッドバイ」ドラマ化
2014年1月14日 11:00
[映画.com ニュース] ハードボイルド小説の名作と呼ばれる、レイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」がNHKでドラマ化されることになり、浅野忠信が主演することがわかった。浅野は、原作の主人公フィリップ・マーロウをイメージした私立探偵・増沢盤二を演じる。
ドラマの舞台は、戦後復興から“豊かさの時代”への大転換期を迎える1950年代半ばの東京。人々の価値観が大きく変化していく激流のなか、流されず、見失わず、真に正しい道だけを選び取って生きていく困難さと意義を、デビューから25年を経た浅野が探偵・増沢を通して見せていく。
物語は、女優・原田志津香(太田莉菜)の夫・保(綾野剛)が妻殺しの容疑をかけられ台湾へ逃亡するが、現地で自殺する。保の親友で私立探偵の増沢(浅野)はその死に疑問を抱くが、事件は時の権力者でメディア王である原田平蔵(柄本明)の手によってもみ消される。その後、別の事件で原田家の隣人たちと関わるようになった増沢は、酒に溺れた小説家・上井戸譲治(古田新太)、出版社の編集者(田口トモロヲ)、志津香の姉(冨永愛)らを巻き込みながら、事件の核心を握る絶世の美女・亜以子(小雪)にたどり着く。
脚本を手掛けるのは、連続テレビ小説「カーネーション」以来2年ぶりのドラマ執筆となる渡辺あや。音楽は、「あまちゃん」などで知られる大友良英が担当する。また、滝藤賢一、福島リラ、岩松了、でんでん、泉澤祐希、やべきょうすけ、堀部圭亮、渡辺大知、石田えり、遠藤憲一、吉田鋼太郎らが出演する。
「ロング・グッドバイ」は4月19日から毎週土曜日、NHK総合で午後9時から連続5回放送。
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