ロング・グッドバイ

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劇場公開日:

ロング・グッドバイ

解説

ロバート・アルトマン監督がレイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説を大胆にアレンジして映画化。

私立探偵マーロウの家に、親友テリーが突然訪ねて来る。テリーは妻とケンカしたと話し、メキシコへ連れて行ってほしいとマーロウに頼む。テリーを車で送り帰宅したマーロウは、テリーの妻が殺されたことを知る。テリーを匿っていると疑われたマーロウは留置場に入れられるが、テリーがメキシコで自殺したとの報せを受けて釈放される。そんな中、マーロウは有名作家の妻から、行方不明になった夫の捜索を依頼される。

「M★A★S★H マッシュ」のエリオット・グールドが、猫を愛する探偵マーロウを飄々とした演技で好演。原作とは大幅に異なる設定と結末を変えたことで公開当時は賛否両論を呼んだが、長年にわたりカルト映画として愛されている。「ロバート・アルトマン傑作選」(2023年5月26日~、東京・角川シネマ有楽町ほか)上映作品。

1973年製作/111分/G/アメリカ
原題:The Long Goodbye
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2023年5月26日

その他の公開日:1974年2月23日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

4.0ハードボイルドな仕草に隠された、裏切りによってできた心の傷。

2024年1月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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すっかん

1.0タバコが主役

2023年11月2日
Androidアプリから投稿

兎に角タバコ吸いまくりの主人公が気になって物語に集中出来ませんでした、他の登場人物はほとんど吸わないのに主人公だけが何故か何時も吸いまくり一日ワンカートン位のレベル、夜の庭に隠れていてもマッチで火をつけプカプカ追々それは無いぞギャグかよ、会話中もそれですから演技力が無いのごまかしてんのかと勘ぐってしまうレベルでした昔の映画だから時代かな~よう分からん、タバコ会社とのタイアップ映画かも?

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なんてこった

4.5「匂い」「汚さ」が伝わる映画

2023年11月1日
iPhoneアプリから投稿

予想以上によかった…
小粋で洒落も効いてるしアナモルフィックレンズの使い方も上手い、ギャングのボスの狂犬っぷりも怖くていい。しっかり自分の筋を通したり、いい女に騙されたり。めちゃくちゃ好きな映画。是非4kレストアして欲しい。
オープニングで各シチュエーション毎にBGMが変わる演出が斬新だった。主人公がカーラジオを聴いてたらラジオ、友人の車にカットが変わるとそのまま曲も変わる。とても斬新に感じた。
「探偵物語」「インヒアレント・ヴァイス」等、名だたる探偵モノはこれにインスパイアされてるのがよく分かる。松田優作とかそのまんまだし。
スクリーンで見たかった! アパートメントのタバコやゴミ溜めの匂いがそのまま漂ってきそうな、そんな映画

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Mk.plass

4.5所謂“M*A*S*H”コンビ、アルトマン+グールドのコンビによるマーロウ物映画化作品である

2023年10月29日
iPhoneアプリから投稿

所謂“MASH”コンビ、曲者監督と曲者俳優といったアルトマン+グールドのコンビによる作品である。

従って、「一筋縄にはいかない作品と心得よ」って事、理解してから観るのが正しい(基本)と言える。
ある意味、そういった認識(知識)すら有せず、単純に「レイモンド・チャンドラー原作映画だ」とか思って観る事自体が、既に“間違っている”とも言えよう。

レイモンド・チャンドラー原作の“フィリップ・マーロウ探偵”シリーズ『長いお別れ』を原作とした一本だが、公開当時は舞台を現代風に変更してあった事から、ファンからの支持は低かった(というか、ムシロ反感を買った)。

それに、フィリップ・マーロウ原作小説中では、1番の長編と言えるにも関わらず、映画版は割と短めにまとめてしまっている事も要因とも。

ただ、作品の知名度的には、他のチャンドラー原作の“フィリップ・マーロウ”シリーズの中では、“現在は”知られている方。公開当時の知名度に比べれば。

一応、公開当時にはハヤカワポケットミステリ版は、007シリーズと同様に、販促用の限定映画カヴァー装着版が施されたりはしていたが、一般層には、それによって取り立てて何だという程のもの(書店で店頭に積まれたりなど)でもない事であった(という時代)。

ジョン・ウィリアムズ氏のスコアによる、ピアノをメインにした哀愁のあるテーマ曲は素晴らしいものだったが、当時はサントラ発売などされないで終わった。
可成り後年になり、特にSWシリーズ以降ジョン・ウィリアムズ氏の知名度が一般に知れ渡ったのち、過去作品の『ポセイドン・アドベンチャー』などと同様に、限定のマニア向け少数枚数のみで、公式CD化が果たされた事があった、という経緯もある。

取り敢えず、原作のマーロウに固執する傾向の方は“観るべきで無い”。
イメージ的にはやはり、ボギーの『三つ数えろ』が最も無難に思えるから、その辺にしておくのが良いでしょう。
後年の2作は「今更ミッチャムじゃ、歳行き過ぎじゃないの?」感があったが、それでも1本目は(映画として)比較的評価も良かったようではあった…..

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アンディ・ロビンソン
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