中島哲也監督、CMに美少女2人を大抜てき

［映画.com ニュース］　鬼才・中島哲也監督が、NTTドコモのスマートフォン・ユーザー向け動画配信サービス「dビデオ powered by BeeTV」の新CMを手がけていることがわかった。中島監督は、オーディションで石井杏奈、小松菜奈を大抜てき。田舎に住む純朴な少女と、都会から転校してきた大人っぽい少女という育った環境の違うふたりを、“動画”が結びつけるというテーマで制作した。

中島監督は、大ヒットした問題作「告白」（松たか子主演）が高く評価され、2011年の第34回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞に輝いた。CMディレクターとしても、ACC金賞、グランプリなどを受賞。今回のオーディションでもこだわりを見せ、ダンス＆ボーカルグループ「E-girls」のメンバーとしても活躍する石井、モデルとして数々のファッション誌に登場している小松の素質を見抜き、起用に踏み切った。

CMは、「出会い篇」を皮切りに「転校生篇」「家篇」と、少女ふたりの関係性が映画を通じて変化していくさまを、5話のシリーズで描く。撮影は7月中旬に千葉県で行われ、「撮影期間が長かったので、CMじゃなくて映画を撮影しているみたいでした」とふたりが口をそろえる。「出会い篇」では、雨のシーンを撮影するため、夜明け前と日没直後の数時間というタイトなスケジュールで敢行。石井と小松は、ずぶ濡れになりながら中島監督の指導に熱心に耳を傾けた。

石井は、「監督が中島監督だと聞いて、すごく楽しみでした。『告白』は年齢制限で見られなくて、その時にお兄ちゃんたちから『良い映画だったよ』と聞いていたので、本当に楽しみでした」と話す。当初は「怖い方なのかな」と思っていたそうだが、「シーンごとに丁寧に教えていただけるんで、優しい方だなって思いました」と述懐。小松は、石井の印象について「この子と共演するんだよって初めて写真を見せられた時に、絶対良い子だな、仲良くなれるなって思いました。実際に撮影が始まってからも、ホテルで毎日一緒に温泉に入ったり、常に一緒なので楽しいです」と、すっかり意気投合した様子だった。

CMは、8月5日から全国で放送。