トム・クルーズ“世界最速”会見遂行「僕はギブアップしない男」

2011年12月1日 13:31


日本で“世界最速”会見を行ったトム・クルーズ
日本で“世界最速”会見を行ったトム・クルーズ

[映画.com ニュース] 主演最新作「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」を引っさげ来日中の米俳優トム・クルーズが12月1日、都内ホテルで共演するポーラ・パットン、メガホンをとるブラッド・バード監督とともに記者会見を行った。クルーズの来日は昨年9月以来。世界11カ国をまわるワールドツアーのスタート地点として、クルーズ本人が日本を指名し、世界最速の会見が実現した。

クルーズ自身が製作を手がける人気スパイアクションシリーズ第4弾。モスクワのクレムリンで爆破事件が発生。イーサン・ハント(クルーズ)と仲間たちに容疑がかかると、米大統領は“ゴースト・プロトコル”を発令し、彼らが所属する極秘諜報機関IMFを解散。ハントたちは事件の真相を暴くため、孤軍奮闘を余儀なくされる。

クルーズは「テーマはチームワーク。撮影中もスタッフ、キャストが一丸となって、素晴らしいチームワークを発揮してくれた。皆が常に『自分に何ができるか』と考える現場は、僕としても誇りに思うよ」と胸を張る。本作で実写作品に初挑戦したバード監督(「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」)は「アニメとの大きな違いは、その場で即興やアイデアを試すことができる点。それだけに撮影中の変更も多かったが、キャストは皆、不満ひとつ言わず挑んでくれた」とこちらもチームワークの良さを強調した。

女性エージェントのジェーン役でシリーズ初参戦のパットンは、撮影当時5カ月になる息子の子育てという“ミッション”も課せられていたといい「両立は不可能だと思ったけど、何とかやり遂げることができたわ」。クルーズは「作品に対する献身に感謝したい」と称えていた。

毎回、前人未到のアクションに体を張ってチャレンジし続けるクルーズは、本作で世界一高いビルとして知られる、全高828メートルのブルジュ・ハリファ(UAE/ドバイ)でのスタントに挑戦。「高い場所は怖くないよ。子どもの頃からそうなんだ。4歳のとき、シーツをパラシュート代わりにガレージから飛び降りたこともあった。地面に落ちた瞬間、本当に目の前で星や火花が飛んだのを覚えているよ」と述懐し、「僕にとってインポッシブルなこと? それはあきらめることさ。僕は決してギブアップしない男。強いて言えば、あきらめることをあきらめたよ」と熱っぽく語った。

会見にはムービー70台、スチール150台をはじめ約600人の取材陣が駆けつけた。「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」は12月16日から全国で公開。

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