AKB48前田敦子「もしドラ」映画化で初主演
2010年12月13日 05:00
[映画.com ニュース] 「AKB48」の前田敦子が、2010年の年間ベストセラー総合1位の小説を映画化する「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」で、初主演を務めることになった。前田にとっては、「那須少年記」以来3年ぶり4度目の映画出演となる。
同作は、09年12月に発売されてから累計発行部数181万部を記録した、岩崎夏海の大ヒット小説。公立高校の弱小野球部でマネージャーを務める川島みなみが、勘違いして購入したオーストリア出身の経営学者ピーター・ドラッカーの著書「マネジメント」を参考に野球部を改革し、甲子園出場という夢を実現するために奔走する姿を描く。
主人公のみなみを演じる前田は、「初めて映画の主演をやらせていただくということで、とても緊張しています。原作は今年の大ベストセラーだと聞き、さらに高まりました!」と喜んだ。以前からマネージャー役を演じてみたいと思っていたそうで、「みなみ役をいただいたときはうれしかったです。役を通して周りのかたたちをサポートする側にもなれるよう頑張ります。チームプレイでステキな作品に仕上げたいと思います!」と意欲をみなぎらせている。
総合プロデュースを手がけるのは、「AKB48」の仕掛け人でもある秋元康。主演の前田について、「繊細で透明感があり、主人公・みなみにぴったり」と太鼓判を押す。また原作者の岩崎は元放送作家で、秋元とともに「AKB48」のプロデュースにかかわっていたという縁もある。共演陣は、野球部のエース・浅野慶一郎に瀬戸康史、1年生マネージャーの北条文乃に「AKB48」の峯岸みなみ、野球部のキャッチャー・柏木次郎に池松壮亮、みなみの親友・宮田夕紀に川口春奈、野球部監督の加地誠に大泉洋が扮する。
原作の発行元であるダイヤモンド社にとっては、1913年の創業以来、同書が初のミリオンセラーに。ビジネスや経営と接点のない女子高生が、マネジメントを高校野球に置き換えるという斬新な設定が話題を呼び、若年層から高齢層まで幅広い世代の読者を獲得した。
同書は今後、12月には「スーパージャンプ」(集英社刊)で漫画化、来年3月からはNHK総合でアニメ化が決定するなど多角的なメディアミックスが展開されようとしている。「雨の町」「うた魂♪」の田中誠監督がメガホンをとる映画版「もしドラ」が、11年の日本映画界をどのようにけん引していくのかに注目が集まる。
来年1月上旬にクランクインし、2月中旬にはクランクアップ予定。「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(http://moshidora-movie.jp/)は、11年6月に全国で公開。
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