キム兄、鈴木杏樹の公開告白に赤面
2010年3月28日 17:59
[映画.com ニュース] “キム兄”こと木村祐一の監督第2作「ワラライフ!!」が3月28日、開催中の第2回沖縄国際映画祭・長編プログラム「Peace」部門で上映された。キム兄は、主演に抜てきされたお笑いコンビ「しずる」の村上純、香椎由宇、田畑智子、鈴木杏樹とともに舞台挨拶に立った。
昨年の第1回沖縄国際映画祭の「ニセ札」に続き、2年連続の出品となった木村監督。同作は、結婚を控えた主人公の青年が新婚生活をおくる部屋を探す一方で、引っ越し直前で荷物が運び出されていく生家を見ながら、過去の記憶をたどっていくハートウォーミングなストーリーだ。
映画初出演にして主演に起用された村上は、“大先輩”であるキム兄がメガホンをとったということもあり「木村さんとがっつりお仕事をするのは初めて。それもお笑いじゃなくて演技ですから緊張しましたが、現場では温かく見守ってくれました」と頭を下げた。それでも、「リムジンとか慣れていないので、レッドカーペットでつまずいちゃいました。その辺もかわいいなあと思っていただけたら」とポジティブにアピールしていた。
木村監督は、「沖縄にはもう10回くらい訪れていますが、世界一といってもいい」と言い切り、場内は拍手喝さい。そして、「すばらしい俳優陣のおかげで手早く完成させることができた。自分の作品は客観的に見られないものだけれど、自信作です。自由な感想をもっていただき、ちょっと家族の過ごしてみようかなと思ってもらえたらうれしい」と真摯(しんし)に語った。
また、鈴木は木村監督の大ファンだったそうで「以前から尊敬していて大好きでした。まさかご一緒できるだなんて思っておらず、すごく幸せでした」。さらに、「皆さんが抱かれているキム兄さんのイメージに、また新たな温かさや優しさが、スクリーンの端から端までひしひしと感じられると思います」と笑顔で話し、想定外だったのか木村監督は赤面して喜びをかみしめていた。