石田卓也ら若手俳優が筋肉痛にも負けず走り抜いた「リアル鬼ごっこ」完成
2008年1月16日 12:00
[映画.com ニュース] 100万部を超える大ベストセラーとなった山田悠介の同名小説を映画化した「リアル鬼ごっこ」が完成。1月15日、東京・汐留のスペースFSにて完成披露試写会が行われ、主演の石田卓也、谷村美月、大東俊介、柴田一成監督、主題歌を担当したKOTOKOが舞台挨拶に登壇した。
同作は、一匹狼の不良高校生・佐藤翼(石田卓也)が、国王が支配する西暦3000年の日本に迷い込み、佐藤姓の者だけが鬼に命を狙われる殺人ゲームに巻き込まれてしまうというストーリー。今から約2年前に撮影されたとあって、石田らは「やっと見てもらえる」と喜びもひとしお。特に、本作のために肉体改造をして撮影に臨んだ石田は、「初日から最終日まで走らない日はなかった」と撮影を振り返り、「体力的にはキツかったが、スピード感がなければダメな映画なので」と明かした。
一方、石田同様に鬼に追われる佐藤洋役を演じた大東は、「(石田と)どちらが足が速いのか?」との質問に「(陸上部なので)あからさまに僕で、合わせるのが大変だった(笑)。でも、初日に全力疾走して“大丈夫”と思ったら、次の日に筋肉痛になってしまったので、3日目からはストレッチをして臨んだ」と笑いを誘ったが、「僕は元から、翼ではなく洋がやりたかった。デビュー間もなかったが、洋としての自分が見えていたし、やりがいがあった」と、撮影を振り返った。そんな2人を、「撮影時は私だけ壁があったけど、今は仲良くなれたと思う」と語った谷村と、柴田監督が温かく見守っていた。
なお、この日は劇中に登場した“鬼”が乱入し、どこからともなく“鬼嫁”ジャガー横田が登場。本作について「普段味わえないスリルを楽しめた」と満足そうに語り、鬼にスリーパーホールドをかけて退治する一幕もあった。
「リアル鬼ごっこ」は2月2日より全国公開。