哀川翔、改めて“中年”を実感。「SS/エスエス」が完成
2007年11月22日 12:00
[映画.com ニュース] 東本昌平の100万部を超える人気カーアクション・コミック(ビッグコミックスペリオール誌にて連載)を実写映画化した「SS/エスエス」の完成披露試写会が11月21日、東京・新橋のスペースFS汐留で開催され、主演の哀川翔、遠藤憲一、酒井法子、監督の小林義則(「アンフェア the movie」)らが登壇した。
本作は、かつては腕利きのラリードライバーとしてWRC(世界ラリー選手権)出場直前までこぎ着けたものの、とあるアクシデントで夢を絶たれた大佛(おさらぎ)・通称“ダイブツ”(哀川)が、40代半ばにして再びドライバーとしての夢を追う姿を描く。
夢に向かって再起する中年男ダイブツ役を演じ、今年46歳で役柄とほぼ同世代という哀川は、「夢をあきらめないというテーマに共感するし、一度夢を忘れかけた……忘れたふりをしていたダイブツに近いものを感じて、思いっきり演じた」と熱くコメント。しかし、舞台挨拶中、何度も「中年、中年」と言われ、「自覚はないんだけど、今日はやっぱり中年かと実感してます(笑)」と苦笑い。「40~50代っていうのは弱っている世代なのかもしれないけど、一度歩いてきた道を再確認する映画だった」と締めくくった。
一方、夢を追うダイブツの背中を後押しする良妻を演じた酒井は、「哀川さんの大ファンだったので、共演できて嬉しい。勝手に“アニキ”と呼ばせてもらっています(笑)」と嬉しそうに語り、遠藤は「翔さんとは何度も共演し、そのほとんどで殺されてきましたが、今回は殺されません(笑)」と笑いを取っていた。
「SS/エスエス」は08年1月12日ロードショー。