G・クルーニーら豪華共演！コーエン兄弟の新作スパイ・コメディ

［映画.com ニュース］　今年のカンヌ国際映画祭で絶賛された「No Country for Old Men」の全米公開を11月に控えるジョエル＆イーサン・コーエン兄弟が、早くも新作の製作に着手したようだ。製作、脚本、監督の全てをコーエン兄弟が務める、ダークなスパイ・コメディ「Burn After Reading」の撮影がニューヨークで始まった、とNBCユニバーサルが伝えた。製作は、フォーカス・フィーチャーズ（「ブロークバック・マウンテン」他）とワーキングタイトル・フィルムズ（「ラブ・アクチュアリー」他）で、他に首都ワシントンDCでロケされる予定だ。

同作は、 CIAを追放された元工作員が綴った回顧録を収録したディスクが、ワシントンDCにあるスポーツジムの頭の悪い従業員2人の手に渡って……という大騒動を描くストーリー。

キャストには、ジョージ・クルーニー、フランシス・マクドーマンド、ブラッド・ピット、ジョン・マルコビッチなど、オスカー受賞者またはノミネート経験者がズラリ勢揃い。元CIA工作員役をマルコビッチ、その妻の役を、クルーニーと新作「マイケル・クレイトン」で共演しているティルダ・スウィントン（「ザ・ビーチ」）が演じるというが、他のキャラクターについてはまだ誰が何を演じるか未発表。

また、撮影監督には「トゥモロー・ワールド」でオスカー・ノミネートのエマニュエル・ルベツキ、衣装デザイナーには「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」で英アカデミー賞ノミネートのメアリー・ゾフレス、プロダクションデザイナーには「ラスト・サムライ」のジェス・ゴンコール、とスタッフも豪華な顔ぶれが揃った。