渡辺謙が「吉永小百合の力になりたい」と出演懇願した「北の零年」
2004年2月10日 12:00
東映、JR北海道など企業21社が製作委員会に名を連ね、総製作費15億円を投じて開拓時代の北海道を舞台に製作する歴史大作「北の零年」。2月9日、赤坂プリンスホテル(東京・赤坂)にて製作発表記者会見が行われ、東映・岡田裕介社長以下、行定勲監督、脚本の那須真知子、主演の吉永小百合、豊川悦司、渡辺謙らキャスト7人が出席した。
本作が映画出演111本目という吉永小百合は、「畑仕事など体力的に辛い仕事になると思うが、新人のような気持ちでこの作品に臨み、スタッフ、キャストがタスキをつないで走る駅伝のような映画にしたい」と抱負を語った。また、今年度のアカデミー賞助演男優賞候補として注目の渡辺謙は、公私共に辛かった時期に吉永から励ましの手紙をもらい、「どんな役でもいいから吉永さんの力になりたい」と出演を懇願し、本作への出演が実現したという。
本作は17日から北海道・夕張市を中心に道内で撮影され、05年1月に公開が予定されている。