劇場公開日 2024年4月26日

悪は存在しないのレビュー・感想・評価

全191件中、121~140件目を表示

3.0森の中の父娘

2024年5月5日
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鑑賞方法:映画館

濱口竜介監督の新作。音楽用の映像作品から長編劇映画に発展したとのことで、冒頭、森の木々のあおり映像に音楽がかぶるあたりから、独特の雰囲気がある。
森の中に住む寡黙な父と可憐な娘という設定が、ヨーロッパ映画のよう。薪割り、水汲みといった日々の労働をじっくり長回しで見せるのも、それっぽい。
森を開発するグランピング計画によって巻き起こるドラマ部分は、取ってつけたような感じもあるが、「偶然と想像」を彷彿とさせる車内での会話シーンなど、濱口監督の持ち味を発揮している場面もある。
しかし、ラストは雰囲気のまま流したような感じがして、残念。次回はぜひ、がっちりとドラマに取り組んでほしいと、大いに期待する。

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山の手ロック

3.0悪とは

2024年5月5日
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キェシロフスキのデカローグ1
「ある運命に関する物語」を思った。
運命や神という概念が、自然に変わったように。

しかし、始めから結末が見えているような気がして
あまり起伏がなかったように思う。
会話や人物像のリアリティは素晴らしいが、
あと3時間は欲しい。もう少し先を見たくなってしまう。

そのくらいに、端々に出てきたキャラクターが
勿体ないのだ。
あの人は、どう思うだろう。
この人は、どう思っただろう。

また、演出についても受け入れ難いと思ったが、
今作では地方と都会とで違いが見られ、良かった。

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JYARI

5.0スマホのある時代に生まれたことを強く悔やんだ。

2024年5月4日
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最初の森の長回し。
すごくその森のことが気になったし
物語に入り込むには十分だった。

男の棒読み感に
ああ、大学サークルの延長か、OBか、と思った
がっかりした。

女の子もベルギー映画に出てくるような、
2人共にバランスの悪さを感じた。

チープさ。

荒いカメラワーク、
暗くて絵が見えないカット
チカチカする長回し

けれどそれでいて
むしろ身近に感じられるという作用。

途中からはもう男のような存在が欲しく、花が羨ましかった。あんな存在が欲しい。
私はずっと子供なのだと思った。しっかりしてなければいけない、子供。

男の包容力を感じてからは
少し良いなと、思うようになった。

あの生活、あの落ち着き。良いなと思った。
羨ましいなと思う良いなと、これって良いな、の気づく良いな、だ。

東京から来たプロダクションの2人、
最初は背景に過ぎなかったが
女の意志を感じ、そして車の会話劇は名シーンだ。もうすんごい多幸感。こういう映画を見ていたいし、作りたいし、でたい。かと言ったら
もしかしたら作りたいが一番強い。

そこからはどの登場人物も愛おしかった。
それはすごいよなあ。

最初意識的に引き込まれていなくても
掴んで離せない何かはあって
最終的に持っていかれる。

わたくしはこういう関わり方をしたい。
こういう環境にいたい。

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13.

4.0手負いの鹿

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

手負いの鹿の話。

つまり、彼はなんらかの形で手負いの鹿だったんですね。

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Pocaris

4.0タイトルなし

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

ラストが取り立たされるのもわかるけど、この映画の白眉は散見される特徴的に長いカットと突然に切断される音楽にあると見えた。
もはや現代映画では見ることがなくなってしまった、長く美しいキャメラ移動の数々。もちろん日本ではこの監督以外には撮れない。音楽の切断もゴダールみたいで良かったなあ。
でもやっぱりちょっと、あのラストで「これは傑作だ!」と素直には言えない。ま、実は濱口竜介に多いパターンの終わり方のような気がせんでもない。余韻は強烈。劇場全体「何?今の」みたいな空気充満。

何回も反芻しているけど、
この映画、自分は好きですね。

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kazuyuki chatani

4.0有機体のような恐ろしさ

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

映画とは、何を描くか、テーマ性より、
それをどう描くか、観て聞いて味わうものだとしたら、
これはまさに映画の塊。

見た事をどんな言葉にしてもそれは不可能。

映画をみなければわからない。

満場の客席、終演後のどよめき。

この映画は終了したあと、観た者の頭の中に棲みつくようである。やがて脳内を侵食するのか。

恐るべき作品。
映画は生きものになった。

付記

余韻の中である作品がいちばんに思い出されましたが、
あえて言わないことにします。

まず、この映画のように、森の中で迷子になってみることですね!

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青樹礼門

4.5自我の気化 人の希釈

2024年5月4日
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鑑賞方法:映画館

丁寧な導入で短いながらもこの世界の一人になれた気がした

その甲斐あって何度も岐路に立たされた
自分の中の正しさや、人としての在り方…姿勢

そしてラストへ

覚悟しろと言わんばかりの布石回収の道
誘われた先の答えにさほど驚きは感じなかった
上から下に降りるように

自然は虚構ではない
しかし時としてそれらは虚構にも見える

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次久人

4.5我々にとってのGIFTのような作品‼️

2024年5月4日
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笑える

楽しい

幸せ

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活動写真愛好家

3.5僕の期待が高過ぎた、期待してる部分が監督の描きたいことと違っていた...

2024年5月4日
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僕の期待が高過ぎた、期待してる部分が監督の描きたいことと違っていた(偶然と想像は年間ベスト、寝ても覚めてもは生涯ワースト)という鑑賞態度の不義理さでスコアはこんなものになるけど、とんでもない作品なのは間違いない。

グランピングの説明会のピリピリした会話劇が本当に面白かった。安直に『都会vs田舎』『革新vs安寧』に留めることなく、住民の中にも『自然側からすると我々は部外者である』という認識を持ったキャラクターが出てくるからこそ、ラストの衝撃の展開が「ただ単に突飛にしたかっただけではない」という説得力を持たせている。実際説明会する側がみんな乗り気なのか、前向きなのかもわからないしな。どうしてもこのタイミングで観ると、静岡のリニア問題を想起させる。

濱口監督の素晴らしい「車シーン」は今回も健在。何となく車の空気を重くしないようにふわっとしたトークからプライベートな話に入っていく自然さ。

自分は『誰の視点に立つかによって見方が変わるので絶対悪は存在しない』と解釈した。

音楽があまり好みじゃなくて、ぶつ切り演出もくどいなと思っちゃったところはある。前半の内容が必要なのは承知の上で、説明会までのシーンが長いなというのもある。

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わたろー

3.5裸の王様

2024年5月4日
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余りにも観念的で鼻白んだ。濱口監督の新作ということで期待も大きかっただけに
残念。音楽を担当した石橋英子のライブ用映像作製と並行して創られたとのこと。そういう実験的な姿勢は評価するし、今や大抵のことは出来る位置にきたということかもしれないが、映画は観客のためのものだし、みんなお金払って観にきてるんだから、まずその責任を果たしているのかというのが第一条件だと思う。2000円の価値があったか? ない。それ以上付け加えることはない。誰か彼にはっきり意見できる人間を傍に置いとくべきではないのか。

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つくね以外は塩で

3.5どんな話

2024年5月4日
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悲しい

難しい

なのか解らなかった、理由など無いっていう事なんだろうか? 人間と自然、狩る者と狩られる者、都会と地方、それぞれの都合のぶつかり合いなのか?
台本がいいのか、台詞の応酬になると凄くリズムが良くて気持ちが良かった。

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トミー

5.0よかった。

2024年5月4日
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本当に。
映画ってスゴイね。
僕は☆5です。

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黒リネン

3.0ドライブマイカーの様な心地良さと偶然と想像の様な企み

2024年5月4日
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2024年劇場鑑賞32本目 良作 61点

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サスペンス西島

4.0わかる人にしかわからない映画

2024年5月4日
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ケムマキ

4.5後で色々思い出す映画

2024年5月4日
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笑える

知的

難しい

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ひぐらし2(ひぐらしから引継ぎ)

5.0悪は存在しないが

2024年5月4日
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怖い

興奮

難しい

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yanpaken

3.5他者を理解すると言う事。表象だけの理解では、物事の本質に触れる事は...

2024年5月4日
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他者を理解すると言う事。表象だけの理解では、物事の本質に触れる事は出来ない。与える側と奪われる側の表裏一体性。賛否両論が分かれるだろう最後のあれ、自分にはマイナスだったかな (学芸会を見せられている様な気分になった)

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こち

4.0悪とは?を本質的に問う映画

2024年5月3日
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ひでちゃぴん

3.5オチが分からなーい。

2024年5月3日
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だいず

4.0悪は存在しなくても、衝突も罪も存在する世界

2024年5月3日
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ターコイズ