法廷遊戯のレビュー・感想・評価
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脚本も主役も良かった!
脚本も、俳優もとてもよかった!
良く練られていたので、原作読んでみたいなと。
永瀬さん、杉咲さんがめっちゃいい感じでした。
演出が過剰かなという人もいたけど、忘れてしまえば、良い出来栄えでした!
もう一度観たいし、人にもおすすめしたくなる映画でした。
人物像の古さが好き。
古いと思うんですよね、やや。人物像が。昭和どころか、江戸時代じゃね?って言うくらいに。だってですよ。これ、まるで仇討ちの構図じゃないですか?
でですよ。
そこが良いと。
司法制度に真っ向から立ち向かい、父親の無罪を立証するには、美鈴を被告として法廷に立たせるしか無く。罪悪感を使って清義に罪を償わさせるために、日記を読ませる。
これがシナリオの骨子ですが、見応えありました。捻りすぎず、突拍子でも無く、繋がりも良く、素直に頭に入って来ますもん。
ラスト。
「僕たちは、またここから始める」
清義は、判決公判の直前、美鈴の元を訪れ弁護士バッチを外し、コトの真相を美鈴に問い詰めます。
馨は「清義の償いは美鈴が最も望まない形で実現する」と予言。「目には目を」は復讐法では無く、償いの原則。命を奪ったなら命で償う。
法廷で判決の主文を聞いた美鈴は狂った様な笑いが止まらなくなります。清義が自殺すると考えたから。
大学で、議論を交わす馨と清義。それを眺める美鈴。
「僕たちは、またここから始める」とは、涅槃で語り合う2人と、それを見守る美鈴。
なのか。
馨の仕掛けた復讐、司法制度への問いかけに向き合う清義と、それを眺める美鈴。
なのか。
ここは見る人の解釈に任せる。
って事で。
良かった。
とっても。
これは邦画の年一候補です。
もう少し、人が入っても良いと思うけどw
分かりやすかった
全体として法律に詳しくなくても分かりやすい内容だった。逆に詳しくないからそれなりに見れたのかもしれない。セイギと薫のラストのシーンが良くて、あれはあのタイミングだとは思うけど、それまでセイギと薫の関係性がイマイチ見えづらくてセイギと美鈴の関係の方が伝わってくるからか最終的にセイギがなぜあの選択をしたのかの説得力が薄いと感じた。役者さんは素晴らしく、最後まであっという間だった。
追記
2回目見ると印象が変わりました。
馨がセイギにリンドウの花を供えに来てほしいと言うシーン。セイギと馨の笑顔。美鈴にも見せないセイギの柔らかい表情で2人の関係性が見えた気がしました。
そこが腑に落ちるとセイギの決断にすごく共感できました。自分の死を意識しながらもあの行動を起こした馨。同害報復は寛容の理論。馨はセイギを許していたし、セイギを信じて託したんだなと。3人の想いをそれぞれ感じると、また劇場に見に行きたくなりました。そんな映画に出会えて嬉しいです。
二転三転
タイトルから行くと、学生が法廷の模擬的な事をする中で、何か事件が発生して犯人を探すものかと思いきや、もっと深かったし、内容も二転三転して行きました。それぞれの人間が抱えた闇の部分が明らかになる度に内容に深みが出ます。
思ってたんと違った~ 中身の詰まった二転三転の話展開が魅せどころ!
うぉぉ---- もう11月11日 ポッキ-の日やん~w
仕事が溜まってるけど~今日も頑張って劇場へ・・・
本日は「法廷遊戯」の鑑賞ですね。
この作品、実は永瀬さん、杉咲さん、北村さん出てたんで
どうせアイドル的な内容映画だと(失礼!)思い込んでました。
しかし 話展開は確りした流れで、原作ネタが弁護士さん作なのもウナズク内容で中々良かったと思います。
無辜(冤罪)は罪のないことを示し、或る事件の誤審判に対して執拗にまで追い詰める犯人の思いとは何か~ それの意味が解ったとき ナルホドねと深くウナズク所がこの作品の特徴でしょうか。
日常の事象事件からヒントを獲て創られており、決して大げさでは無く そう言う人生を歩む人(家族)も居るだろうと思えるところが 他作の浅い推理物とは違うところでしょうか。原作が確りしている点だと感じます。
(コレはちょっと無いかも~な点。)
・有線盗聴の実態。実際にバレてるし、何で占い師のヤツと解ったのか。
闇の組織からの依頼は良いが、ウィルス仕組んで相手の顔を見るとかですが代理マシンをたてて中継させれば覗く事は空振りに終わる。そこのツメが甘いな。
勿論それを見越して対策しての事ですけどもね。
・痴漢冤罪に一石は投じない展開が惜しい。司法の矛盾は映画”それでもボクはやってない”の方が素晴らしいと思う。金銭巻き上げる女性犯罪に気をつけろ~位な注意喚起かな。
・登場人物設定の年齢が実際はもう少し上の方がしっくりするかな。
ちょっと映画では若過ぎる気がしたかな。
イケメン俳優ばっかりのためそう思ったのかも知れない。
もう少し アクのある役者像の方が良い味だったかもです。
でも 3人とも中々の演技で良い感じでしたよ。
(良かった点)
・なんと言っても、織本(杉咲さん)が結城(北村さん)を本気で刺す展開な所でしょうか。この織本の悪意を見抜く 久我(永瀬さん)の冴えた読みと、自ら犯した罪への償いをしていく流れが良かったと思います。
結局、犯罪に対して有罪、無罪は 検察側の能力次第ではありますが
そのやった罪に対しての反省(償い)は 犯した人自身の思いが無ければ駄目だと言う事をさらりと言っているように感じます。
100分無しの映画尺ですが、中々の展開が織り込んであり脚本が優れているんだなと感じました。
気になる方は 是非劇場へGO!!
タイトル通りでした
小説原作の作品だそうで、原作は未読ですが映画の感じでは面白そうな小説ですね。
で、映画のほうは…全く入り込めませんでした。
冒頭の「無辜ゲーム」とやらのシーン、参加者のひとりが感情的にチンピラのごとく騒ぎ立てるだけで、とても法曹界を目指すロースクールの生徒たちの裁判ゲームとは思えずここで先ず白けてしまいます。 続く、主人公を周囲の学生が非難するあるシーン、全員でクイーンの「ロック・ユー」を歌い出すかと思っちゃいました。
見せ場となるべき裁判シーンは緊張感ゼロの棒読み演技。やたら気分を悪くする陪審員(?)や悪態暴言吐きまくる証人とか、こいつらストーリーの展開に必要か? こんなつまらない裁判映画初めてです。主人公のひとりの女性のブチ切れ演技はわざとらしさしか感じませんでした。
脚本も邦画の典型で、やたらボイスオーバーを使ったセリフによる展開と、過多な回想シーンでの説明過多のつくり。総じて、ダメ脚本に演技力のない役者がとどめを刺したような、タイトル通りのお遊戯、というか学芸会レベルの作品。久しぶりに2時間損したと思う映画でした。
未読の原作小説に期待をこめて星一つ入れておきます。
無辜ゲーム‼️
最初は法廷コメディか、もうチョット軽めの作風かなと思っていましたが、思ったよりシリアスなテーマを扱ったドッシリと腰を据えた法廷ドラマであり人間ドラマでした‼️ロースクールで学ぶ3人の男女、清義、美鈴、馨‼️清義と美鈴が施設で育った事、施設長より乱暴された事、警官である馨の父親が冤罪になった事、そして亡くなった事、馨が刑事訴訟法を勉強している事、清義と美鈴が馨の父の冤罪に関わっている事など、様々なドラマが有罪、無罪、冤罪という形で3人にのしかかってくる‼️そして3人で行っている模擬裁判を行う「無辜ゲーム」‼️その「無辜ゲーム」で悲劇が起き、3人が被害者、加害者、弁護士という立場になる事で描かれる3人の人間関係の複雑さ、それ故に起こってしまった犯罪、裁判制度の矛盾、根底にある人間の原罪に肉迫する奥深いテーマを持った作品でした‼️そんなこの作品のテーマを体現する杉咲花さんの演技力はスゴい‼️ラストの面会室での永瀬廉くんとのやりとりと、判決を受けた時のリアクションをはじめとする終盤は、彼女の独壇場‼️先が楽しみな女優さんです‼️ガンバレー‼️
3人が貫いた正義に考えさせられる作品
モノクロの駅のホームでのシーンからスタートするが原作を読んでいない限りいつのなんの場面なのかいまいち分からない。
無辜の説明のナレーションでぐんっと法廷遊戯の世界へ進んでいく感じがした。
映画の世界観に一瞬で惹き込まれる無辜ゲームのシーンは舞台が洞窟ということもあり不気味さと異様な空気感があった。
暴かれる清義の過去と開かれる無辜ゲーム。
そこで真相を明らかにしていく清義に弁護士の素質を感じ、新たな謎もうまれる。
この物語は久我清義、織本美鈴、結城薫と言うロースクール同級生の3人がそれぞれの過去を抱えながら自らの正義に気付いたり、それを貫こうとする物語だが、現実はそう簡単に思い通りに正義は貫けないことを痛感させられる視聴者にも委ねられている映画。
主役3人のそれぞれの役の性質をしっかり理解した上で細やかに時に大胆に描かれている演技が素晴らしかった。
決してハッピーエンドではない。
誰の目線で見ても確実に救われた人物は見当たらない。
重くのしかかる作品のラストシーンがテラスでのシーンであったこと、エンドロールに流れる主題歌の儚くも強く優しい曲がどこか救ってくれた印象を感じた。
主人公の3人それぞれの目線で見るとまた違った感情が湧き上がり、苦しさ、絶望感、面白さなど見終えた後の心持ちもかなり違う。
ぜひそれぞれの目線でも楽しんでみてほしい作品。
バッドエンドなのか望みがあるのか見る側に委ねられる
【正義とは】について改めて考えさせられる内容。自分にとっての正義は誰かにとっての正義ではない。個人的にはカオルの冤罪と無罪についての説明がとても印象深かった。
永瀬さん主演という事だったが、これはトリプル主演と言ってもいいくらい3人それぞれの正義がうまく絡み合ってまとまっている。それぞれの視点でもう一度見たいと思わせられる作品だと思った。
あと、セイギの感情の変化が永瀬さんの瞳から伝わってくるようで、言葉にしないお芝居が上手な方だと思った。
世の中って狭いねってお話?
原作未読
過去の冤罪事件に関わっていた3人の高校生?が同じロースクールで一緒になり、共に司法試験に合格し、数年後1人は殺害され、1人はその被告、1人はその弁護人になる。
仕組まれたこととは言え、ご都合主義が過ぎて安っぽさだけが際立てってしまい醒めたと言うか萎えたと言うか・・・。
監督は「ドクター・デスの遺産」(これしか観たことないけど)の深川栄洋。
意味ありげに画面にやたら映っている裁判官を演じていた宮澤美保は監督の奥様とのこと。
戸塚純貴、大森南朋、杉咲花の状況にマッチしているとはとても思えない唐突なオーバーアクションでエキセントリックに騒ぎ立てる演技は何を狙った演出なのか知りたい。
警察が調査しても見つける事が出来なかった証拠(しかも今回は犯行現場の動画というこれ以上ないもの)を後から出してくるパターンは最近のリーガルサスペンスものではよく見かけるが、如何に主役側がその証拠を不自然無く手に入れ、合理的に裁判証拠として提示するかの重要性をなんとなく感じた。
馨はセイギが父親のリュックを引っ張った事を目撃したにも関わらず何故当時証言しなかったのか? また犯行動画では美玲が割と自分からも刺しに行き、しばらく立ち上がって来ないように見えたので全くの手放しで無実とも思えなかった。
エンタメ作品なので重箱の隅的な事を言うのは無粋だが、原作ではその辺りについても納得の行く描写であったと思いたい。
全体的に評価は高いようだが、自分的には配信まで待っても良かったかなと思った。
重厚
清義・美鈴・馨、それぞれが愛する者の為に正義を貫く。
ロースクールの学生ならではの頭の良さがあるけれど、儚い若者の危うさみたいなものも感じました。
冤罪、無罪。
きっと世の中に埋もれているものが沢山あるんだろうなと考えさせられました。
原作を読んでいないので、最後まで騙され続けましたし、割と苦しい結末だったので、一般受けはしないかもしれませんが、永瀬廉くん、杉咲花ちゃん、北村匠海くんの演技に引き込まれたので、私は大満足です。
清義、美鈴、馨それぞれ大切な者への想いと正義。犯罪は決して許される...
清義、美鈴、馨それぞれ大切な者への想いと正義。犯罪は決して許されるものではないが大人たちの理不尽、身勝手さ、警察、検察、マスコミ、すぐ波に乗る私たちの罪と罰とても考えさせられる内容だった。とても面白かったです。
永瀬くん、北村くん、脇を固めるベテラン俳優、皆さん素晴らしい演技だったけど、花ちゃんの演技圧巻でした!
結末は少し悲しいけど、最後のセリフには少し希望を感じました。 杉咲...
結末は少し悲しいけど、最後のセリフには少し希望を感じました。
杉咲花ちゃんの演技がとにかくすごく、涙が止まりませんでした。
1回目見て、内容を知った上で2回目を見ると、また違う観点で見れて、より良かったです。
主題歌もぴったりです。
引き込まれる展開だが現実感に乏しい
鑑賞後にこの映画の感想は表現が難しいなと思いました。
美鈴の最後の笑いは印象的でしたが杉咲さんの演技はいつ見ても凄い。そしてあの笑いには本当は罪を犯したのに自分を無罪にした司法を嘲笑う意味と馨を裏切ったことで本当に欲しかった清義が自分から永遠に去ってしまった滑稽さを嗤っているんだなと思うと顔は笑っていても深い悲しい嗤いでもありました。
父親の名誉回復ができれば良く、また馨の復讐は果たされたのかもしれませんが、父の転落の直接の原因である清義にももっと辛い仕打ちをしても良さそうなのにとも思います。
生い立ちから美鈴の受けた傷の深さはよくわかりましたが、側で見ていた清義だからこそ歪んだ道を行く手助けをするのではなく一緒に手を取り合って笑える人生を生きるように寄り添って欲しかったです。理想論ですが。
気になった点がいくつか。
ロースクールの学生があんなに情緒不安定で子供っぽいものでしょうか。無辜ゲームの内容も稚拙。
大学側があんな場所に大勢が出入りできるのを黙認するか。
馨は全てを目撃していたのに普通に清義と友達づきあいできるものなのか?
最も気になったのは主演の永瀬さんの話し方と演技です。
弁護士であればもう少しハキハキ理路整然とした喋り方でいいと思います。主人公なのに生の感情がこちらに伝わりにくい。そういう演出なのかもしれませんが声も抑揚も一本調子でメリハリが少ない。
北村さんと杉咲さんと絡むことが多いだけに2人に助けられて成立していた感が否めずです。
もちろんまだお若いので演技の伸びしろがたくさんあるということだと思います。
次々明かされる真実は見応えあるし北村さんの演技もとても好感が持てましたが全体を通して見るともう少し現実に近いリアル感が欲しかった!
優秀な馨ならどう動かれても命を失わない方法を思いつかなかったのかな、と今も気になってます。
法廷"遊戯"かなー???
原作未読です。
全体的に何か安く感じてしまいました。安くと言うのは俳優の演技であったり、物語の展開がという意味です。
亡くなってしまった人の冤罪を晴らすために事件を起こす、というやりたいことやストーリーは面白かったのですが、展開に予告であったよおうな抑揚や意外性がなく、正直途中飽きてしまいました。
あと無辜ゲームの必要性をそこまで感じませんでした。
特に冒頭なんかは学院生の寒いごっこ遊びを見ている感覚でした。こんなのにみんな参加してるのって…
杉咲花役を助けるために、主人公が長い期間調査するのですが、結局SDカード1枚で完全に無罪が証明されたので、この時間のストレス何だったんだろうって思いました。冤罪を晴らすと言うのもこの作品の目的であるので、そこに行き着くための方法がSDカードを見せるだけっていうのがちょっと 楽にやりすぎかなって感じました。
杉咲花役のキャラクターの性格だったり、考え方っていうのは最後までいまいち理解しきれなくて難しかったです。
映画を実際に見るまでは自分に理解できるか少し不安でしたが、中弛みす...
映画を実際に見るまでは自分に理解できるか少し不安でしたが、中弛みすることなく最後の最後まで楽しく映画を見ることができました。私は先行上映でもこの映画を観たので今回この映画を見るのは2度目でしたが1度目と違った視点でより感情移入してみることができました。3人の纏ってる雰囲気や演技も映画にとてもあっていて良かったです。次は友達や家族とみにいきたいです。
法廷遊戯!最高
原作を先に読んでいたので、違いも楽しめた。
美鈴がすごい狂気で惹き付ける。読書では共感出来なかったが杉咲花さんの熱や思いに感化され、この子の気持ちもわかる気が。セイギと幸せに生き抜いてほしい。主題歌が沁みる。
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