劇場公開日 2023年7月28日

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658km、陽子の旅のレビュー・感想・評価

全70件中、41~60件目を表示

せめて各エピソードの場所を明らかにしてほしかった。

2023年8月6日
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熊切監督の前作『#マンホール』は、前代未聞の失敗作と断じるので、本作も不安なのだが、菊地凛子の存在ゆえに観る。
父の葬儀へ出るためにヒッチハイクで青森へ帰郷する「ロードムービー」である。彼女のロードムービーといえば、2014年のカンヌのマーケットで、映画ファーゴの撮影場所へ衝動的に向かう日本女性クミコを演じた「トレジャーハンター・クミコ」という作品を観た。こちらも「旅するにはコミュ症すぎる」という点で同じだったような。そういう役柄が合っているのか。というか、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の「バベル」(06)で第79回アカデミー助演女優賞にノミネートされた時の役柄は、聾者であった。むう、深い。

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t2law

4.0成長

2023年8月6日
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鑑賞方法:映画館

104本目。
1本観て帰ろうと思ってたけど、1本目がストレス過ぎて、このままではと思い鑑賞。
ざっくり言えば、コミ障女のヒッチハイク、ロードムービー。
ざっくり言い過ぎか?
設定が設定だから、ストレス溜まるかと思ったけど、そうではないけど、作品が終える迄に、どの位の成長が見えるかで変わってくる。
正直、このまま終わりそうで、ただただこのまま日常を生きてくだけで終わるかと思ったけど、車の中で吐き出す言葉に共感。
作品は最後まで観て、どう思うかなのかと。
あのルートを通したのも、そうした意味もあるのだろうし。

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ひで

3.5コミュ障だった陽子の表情の変化が、さすがの菊地凛子

2023年8月6日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

寝られる

引きこもり状態がった陽子が、父親の葬式に出る為に東京から青森までヒッチハイクで向かう物語。
言っちゃうと地味なロードムービー。
ただコミュ障だった陽子の表情が、人々に触れていくにつれ段々生気が戻ってくる演技がさすがの菊地凛子。

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キブン

4.0何を述べたいか、映画の主義主張がはっきりしない…。

2023年8月5日
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今年265本目(合計916本目/今月(2023年8月度)4本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。

 諸般の事情で、とあるサービスエリアで取り残された女性が、ある目的地に向かってヒッチハイクをするお話。

 逆にいうとその繰り返しで目的地に到着する「だけ」の展開になるし、他の方も書かれている通り、コミュニケーションに難を抱えているのか(ただ、この点はある程度映画を見ているとその理由ははっきりする。「東北地方で起きたリアル日本の出来事」は何でしょう?)それらの点がよくわからないので、見る方によってはイライラするのではなかろうか…というところです。

 コミュニケーションに難を抱える方は多かれ少なかれ存在するし、それは正式な診断を受けている方はもちろん、そうでない方も、いわゆる性格的な「はずかしがり屋」のレベルからいろいろあるところ、この映画のそれは描写が極端な上に、方言(東北方言)まで混じるため聞き取りも難しく、「ある意味で」サイレント映画に近いという珍妙な枠ではあります。

 かなり見る方によって解釈が分かれる上に、「参照されている、東北地方で実際にあった出来事」をどこまで映画に解釈に入れるか等、さらに「東北地方特有の文化」をこっそり参照している部分もあり、かなりの難易度ではなかろうか…というところです。これらが重なった結果、「映画の主義主張がはっきりしない」(かといって、東北地方の観光名所を巡る趣旨のいわゆる癒し系映画という解釈も無理)というところです。

 採点は以下の通りで、4.0をそのままにしています(四捨五入等の処理は行わず)。

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 (減点0.3/ヒッチハイクと道路運送法)

 ・ ヒッチハイクは対価をもらう等すると、法に触れます(白タク行為に当たる)。ただ、一般的なもので、かつ対価も「地域のお土産」といった対価の「価値が観念しづらいもの」に対しては事実上容認扱いですが、この点はエンディングロールで断っておくべきではなかろうか…と思えます。

 (減点0.4/ヒッチハイクと事務管理(民法))

 ・ ヒッチハイクも、当事者の意識がもうろうとしている等のケースでは、それが事務管理にあたるケースも出てきますが、その場合、民法上の事務管理のルールが適用されます。しかし、事務管理は任意に中止できず、「本人・相続人・法定代理人が管理できるまで」継続する義務を負います(民法700条)。

 したがって、「ホテルのシーンと、その後電話がかかってくるシーン」は明確にまずいです(仕事があることは理解できても、それをもって事務管理を中止できるのではありません)。

 ※ なお、民法700条は「本人・相続人・法定代理人が管理できるまで」という扱いで、遺失物法等で「警察に届け出たらそれ以上は何もしなくてよい」等とあるのはその特則になります。

 (減点0.3/墓地埋葬法に関する知識がある程度要求されてしまう)

 ・ 人が亡くなった後の「お葬式」を規律する法律ですが、実際には法はスカスカで「なくなったらお葬式をしましょう」くらいで、大半を「文化が違うのだから、個々都道府県でどうぞ」という「地方に投げっぱなし」の法律の代表例です(条例がいくつも存在する)。

 この点、日本では火葬が一般的ですが、それをいつまで待つのか、あるいはどの儀式をどの順番で行うかなどは、地域によってバラバラで、法の趣旨(死人の冒涜行為や、生きている方の「活力」を奪う行為等)に反しない限りある程度自由なお葬式ができるようになっています。舞台の青森は特殊なお葬式のルールがあるようで、字幕が一部???になる部分があります。これはそのような事情です。

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yukispica

4.0前半イライラした。鎌倉殿の菊地のイメージもあり、乗れなかった。でも...

2023年8月5日
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鑑賞方法:映画館

前半イライラした。鎌倉殿の菊地のイメージもあり、乗れなかった。でも、ここんとこは人のいい役の多かった浜野の最低ぶりが拍車をかけ、風吹ジュンにも助けられ、ラストの車の中での独白と、雪の中でのラストシーンは、うまかった。もともと菊地は聾唖の役で出てきた人で、そういう、不能性を抱えた役はやはりうまい。救いだったのは、車の中での独白シーンであり、それが絶妙だった。開かれていく感じ。自分も故郷を出て東京に行った人間だったので、感情移入もした。この主人公のように20年とか、故郷に帰れず、逃げ続けると彼女の言う人生を送っている人は少なくないはず。

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えみり

3.0人と関わるのが苦手だと生きていくことが難しい。

2023年8月5日
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鑑賞方法:映画館

菊地凛子さんが引きこもりの主人公を見事に演じていました。人と関わるのが苦手だと生きていくことが難しいですね 。この旅はその縮図のように感じました。
しかし旅を通じて最後には人と関わることの大切さに陽子が気づけて良かった。
いい話でしたが、ただこの脚本で2時間はちょっと長く感じてしまいました。

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光陽

4.0特殊事情を排して、福島を通って、

2023年8月4日
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2022年。熊切和嘉監督。40歳を超えて都内でフリーターをする女性主人公は意欲もなくなんとなく生きている。ある日、故郷青森で父が死んだことを知り、受け止められないまま、従兄の車に同乗するが、ふとしたことからPAに置いていかれてしまう。ほとんど所持金もなく、スマホもないまま、ヒッチハイクで故郷に帰ろうとするが、という話。生きる意欲を失った主人公が父の死を受け入れて立ち直る様子を描く。
主人公が東京でやりたいことがなんだったのか、父とのいさかいの出発点になった出来事はなにか、ということが描かれないまま、なぜか意欲を失っている主人公が、なぜか父の葬儀を受け入れることに困難を感じているという設定から始まっている。特殊事情を排除して一般的な「無気力」「家族とのいさかい」からの立ち直りを描きたかったのかもしれない。その意味で、自分についても周囲についても客観的な認識を欠き、主観的な気分や納得のままに動いている主人公(コミュ障といわれている)の内面から出る言葉や行動には妙に切実なものがあって、心が動かされる。行動のもとになる事情が判明していたら、ここまで心を揺さぶられることはないのかもしれない。
しかし、ロードムービーとしてみると、やはり、行動の動機が不確かなのは致命的と言わざるを得ない。しっかり決意した後半はともかく、前半ではそこまでして青森に行こうとする意味が伝わってこない。わからないからこそ行動、ということでもない。例えば、本作では通関点である「福島」を目的として目指すロードムービーである「風の電話」は、一部ヒッチハイクも取り入れた女子高校生の旅だったが、震災で失われた親の姿を求めるという明確な目的があった。今作では高速に乗ったままなら通らないはずの福島の浜通り(富岡町あたり)を通っている。それには理由もあるし、結果的にそこでの出会いが重要ではあるのだが、画面に映る核廃棄物や防波堤が意味を成しているようには見えない。

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文字読み

3.0すいません、青森まで乗せてもらえませんか?

2023年8月4日
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鑑賞方法:映画館

40近い、引きこもり。田舎から出てきたものの、馴染めずコミ障。かといって、体裁悪く田舎にも戻れず。
いるんだろうな、けっこう。
思いがけず置いてきぼりを食らい、それでも疎遠だった父に会いたさが勝り、遠い青森を目指す。嫌でも人と触れ合っていくことで徐々に氷解していく閉じこもっていた心。
だから心から「こんな私をのせてくれて、ほんとにありがとうございます。」と言葉が出てくるのだろうし、握手を求めるのだろう。
茂。せめてさ、やっとたどり着いた陽子をまずは労わってやれよとは思う。だけど、そのぶっきらぼうな態度がまた東北人なのだろうな。けして冷たいのではなく、内にはよく頑張ったなって気持ちは溢れていそうだったものな。
この手の映画、ジムオルークはよく似合う。

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栗太郎

3.0共感部分3割

2023年8月4日
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鑑賞方法:映画館

共感できる部分が父との確執の部分だけで、
それも3割ぐらいだった…。

陽子が、ただコミュニケーションが苦手な引きこもりだけに見えなくって…。
少し知恵がないのかと思うような行動をするから...、
この違いって、こちらの陽子に対する見方が変わるんだよね…。

あと、いろんな部分で、いくらなんでも…という描写が多くて…
従兄弟もサービスエリアに呼び出しするでしょー、とか。
携帯借りられるでしょー。とか。

海で寝たらヤバいし…あれは、妄想なの?
俯瞰で撮影してる波で全身濡れるシーンとか正直いらない。
イケてるでしょ、このシーンのドヤ感としか思えなくって…。

まぁ、そんななんやかんやを言ってしまうと物語が進まないから、
仕方ないんだろうけど、もう少し辻褄の合う展開で旅をさせて欲しかったかな。

よくよく考えると、今の便利な時代って、映画も作りづらのかもね...。

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hkr21

3.5詫びなかったね(笑)

2023年8月3日
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悲しい

観て来ました。
挫折と不運が付きまといましたが孤独と孤立から抜け出そうする彼女の姿は人生の岐路とも言える瞬間でした。
声を出して相手に意思を伝える事も出来なかった陽子がしだいに成長する姿をみていて辛かったけどそれが彼女が都会で生活する姿、そのものだったんだと思いました。
様々な人と出逢い望郷への想いが強くなっていく姿に応援したくなりました。

置き去りにした叔父さん、詫びる事もなく迎いいれたのには一瞬、唖然(笑)

題名が『旅』でしたね。

すれ違う車の名前を語る男の子、台詞だろうと感心しましたし、この子はトラブルの始まりとはね。陽子さんも大変な姪っ子をお持ちでした(笑)

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倭

4.0菊地凛子さんの代表作になりました🙌

2023年8月3日
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鑑賞方法:映画館

熊切和嘉監督 × 菊地凛子さん

陽子、42歳、独身、締めっぱなしのカーテン、引きこもり、自宅のPCでカスタマーサポートのバイトなのかな?

父の訃報を受けて東京から故郷の弘前へ向かった。
それも訳ありのヒッチハイク。

コミュ障を悪化させてるので人に話しかけることもままならない。無様な陽子と自分を重ねて心がざわついた。

そう、自分にとってはかなり痛いロードムービーだった。間違いなく好きなテイストだった。

何はともあれ凛子さんの代表作になりました🙌
熊切監督作としても「海炭市叙景」と並んで好きな作品と言える。

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エロくそチキン2

3.0映画の内容もさることながら…

2023年8月2日
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他の方も色々な矛盾を指摘されていましたが…。
確かに、なんで?なんで?とか、思ってしまった。
そして、心の狭い物言いになってしまうけど、きちんとお礼も言えない人とは、あまり付き合いたくないなぁ…と感じたのが一番かなぁ…。
こういう人が一定数いることも理解はしているけど、申し訳ないけど、自分から積極的に話かけて、その人の心を開こうとか思わないかなぁ。
一方で、この映画の登場人物のように、心が広く、誰にでも分け隔てなく接する人も、やはり一定数いるんだろうけど、そういう人にもなれない(ヒッチハイクを断るというレベルの話ではない)。
だから、ちょっと受け入れられなかった。映画の内容もさることながら…

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kawauso

4.0一期一会

2023年8月2日
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必要に迫られてヒッチハイク。良い人もいれば悪い人もいる。だんだんと表情、声が逞しくなって目的地まで辿り着く。静かな流れのストーリーだけど、菊地凛子の自然な演技が飽きさせない。父親役のオダギリジョーも時々現れるのが面白い。
父親のことが頭に浮かんだ。もうすぐお盆だな。

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Olivia

4.0菊地凛子が引っ張っていく658km

2023年8月2日
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好き系ロードムービー。
父娘の確執から故郷・青森県弘前を離れて20年の陽子に届いた突然の報せは父の死だった。

やりたいことがあって都会を目指したはずなのに挫折して、屈折して、自己肯定感がめちゃめちゃ下がってしまった頃には人と話をすることすらまともにできなくなっていた陽子、42歳。

あー、こういう人、現代に確かにいるんだろうなぁ。パソコン・スマホがあれば人と接していなくても仕事はできる、食べていける。でも、何が楽しいのかな。
レンチンしたイカ墨パスタで唇を真っ黒にしながらパソコン画面に向かって毒づく陽子。こんな人間が未来にはワンサカ増えているのじゃないだろうか。
決して他人事じゃない。

そんな陽子はひょんなことから父の葬儀の青森までひとり658kmの道程をヒッチハイクで目指すこととなる。

スマホ使えない、所持金二千円ちょい。青森行くのに薄着。
なんでこんなことに!の理由がうまく描かれてる。

荷物の上にスマホ置いて荷物ごと持ち運んでスマホ落っことす。あるねー。

記念にと小銭入れに挟んだままで使う予定もない二千円札!あー、私もやってた!

そんなちょいとした描写がセリフなく綴られていく、その見せ方がとても好みだ。

人にパンをもらっても「ありがとう」のひと言も言えなかった陽子が、終盤に向かうにつれて本心からの「ありがとう」が言えるようになる。
泣けるよね。だって心のこもってない「ありがとうございます」は私も日常的に吐いてる。仕事だから。

久しぶりに魂のこもった「身体に気をつけて」の言葉を聞いたなぁ。
と思ったら泣いていた。

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いも煮

3.5痛々しい

2023年8月1日
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暴力的な父への反発やトラウマを抱え、様々な壁にぶつかって夢半ばで叶わず諦めた女性が、いわばコミュ障となっていながら、金も携帯も何ひとつない身一つで故郷を目指してヒッチハイクする姿が痛々しく。
あらすじにあった「心を癒されていく」ではなく、「逃げ続けていた自分と向き合って素直になる」が正解かな?
セリフにも何もないが、主人公の年齢を考えると、就職氷河期、リーマンショック後の壊滅的経済状態、非正規雇用の増大、震災、新型コロナ……
戦略的にビジネス展開する才と運がなければ、何ひとつ成功する道筋が見えない時代を反映していると感じました。
つらさの共感ができるか否かという感じなので、面白いというより、考えさせられるという趣き。

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コージィ日本犬

2.0私には合わなかったです

2023年7月31日
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映画サイト等での評判が良いので見に行ったのですが、私には合わなかったです。伝えたいことは分かるのですが、旅の途中で出会う人々とのエピソードが私にはあまり響きませんでした。また、主人公の行動が極端過ぎる上に一貫性がないので不自然に見えて共感できませんでした。それと、ゆったりしたテンポの作品は嫌いではないのですが、本作はあまりにも遅すぎて苦痛に感じてしまいました。あと、菊地凛子さんの演技が高評価なようですが、私にはどこが凄いのか分からなかったです。私は役者をやったことはないので言うのは失礼かも知れませんが、平凡な人を演じるよりも本作の主人公のような極端な人を演じる方が演じやすいのではと思っています。

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alias

4.0ヒッチハイク

2023年7月30日
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鑑賞方法:映画館

なんで置いてけぼりに?

見上愛さんかわいいです。演技も上達。

最初はうまく行ったけど、次から大苦戦ですね。

ラストはいい終わり方でした。

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完

2.0地味な展開

2023年7月30日
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鑑賞方法:映画館

引きこもりのコミュ障女性が東京から青森へヒッチハイクするロードムービー。現実味のあるストーリーですがその分主人公の性格も相まって地味な展開であり面白みに欠ける印象。もっと強弱のある見応えある展開が欲しかった。

2023-112

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隣組

5.0身内の葬儀で弘前に向かうはずが、高速道路のSAに置いてきぼりにされ...

2023年7月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

身内の葬儀で弘前に向かうはずが、高速道路のSAに置いてきぼりにされてしまい、ヒッチハイクで北へと向かう話。

出だしは、コミュ障気味でろくに喋れもしなかったのが、徐々に表情や動作が変わってゆく様子。
静かな変化ながらも、凄みすら感じてきました。

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woodstock

3.5少数の善意と悪意、大多数の無関心

2023年7月29日
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鑑賞方法:映画館

 舞台挨拶が盛り上がったおかげで、本編への期待が高まりすぎてしまった。ラスト前の陽子の独白は、すごくよかったんだけど、それ以外は、自分にはちょっとなぁ。

 陽子のキャラクター造形に作為的な感じがして、違和感を持ってしまい、感情移入ができない。あれだけのコミュ障で生計を立てているとは思えないし、20年間の回想なしで、父親との関係を想像するのは難しい。

 それとおばさんの悩みを観客に聞かせておいて、ヒッチハイカーの女の子の心の闇をスルーするってどういうこと?

 世の中は、少数の善意と悪意、大多数の無関心でできている。それを実感できる物語でございます。

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bion