劇場公開日 2023年9月15日

「柔らかさと重厚さのバランスのとれたミステリー」ミステリと言う勿れ 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5柔らかさと重厚さのバランスのとれたミステリー

2023年10月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

怖い

地方の財産家の相続ミステリってかなり好きなジャンル。過去作では犬神家の一族1976年版は日本映画ミステリの最高傑作のひとつだと思ってる。
その飄々とした個人探偵のような役柄を現代版にすれば、こんな感じなのかなってのを菅田将暉が演じていて、さすがは安定の演技。
一番年少の少女を演じる原菜乃華も勝気そうでも感受性豊かな女の子が当たり役で素晴らしかった。
脚本の展開も最後のシーンまで誰が犯人なのかミステリ感が出ているし、途中で犯人だと思ったら、もっと別のところに犯人がいたりと。原作未読だからこそなのか、最後までたのしめた。それにしても、菅田将暉の演じた久能君のセリフの読み具合って、抑制聞きながらも深みもあって、聞き取りやすい。

菜野 灯
菜野 灯さんのコメント
2023年10月2日

そうですよね、滑舌もよくて、かつ、抑えた感じって、さすがだと思いました。

菜野 灯
humさんのコメント
2023年10月1日

菅田さんの整くんの話し方、いいですよね。イメージぴったりだと思います。
落ち着いて目を見て話す姿にも、やさしさと誠実さを感じます。

hum