水は海に向かって流れるのレビュー・感想・評価
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ツンデレの“広瀬すず”に完敗
いやぁ、広瀬すずにつきる。
個人的に広瀬すずに対しての認識は「可愛い」だったのだが、今回の映画を見て「美しい」あるいは「綺麗だ」と言う印象に変わった。
しかも、その広瀬すずが、冒頭の駅のシーンから終盤まで「ツン」な訳ですよ。それが最後に「最高の人生にしようぜっ!」と「デレ」を見せてくれるのだから、もう男子高校生ごときの“ぬののふく”程度では防御不可ですわ。まあ、オレでもクリティカルヒットだけどw
取り敢えず、オレも海辺で広瀬すずのドロップキックを受けたいと思いました。
PS 田島列島さんの原作マンガも面白いので是非。
リアリティ全く無いけど
広瀬すずも大人になりましたねー。
こんな綺麗なお姉さんが一つ屋根の下に居て、一緒に飲んだり食べたり出掛けたりしたら、そりゃ憧れてしまいますよね。
漫画のようにリアリティ無いけど、心地の良い映画でした。
ちょっと期待外れだったし 色々あれだったけど、 そんなに悪いわけじ...
ちょっと期待外れだったし
色々あれだったけど、
そんなに悪いわけじゃないし、
そもそも榊さんがきれいだから許す
なんか、イイ塩梅
広瀬すず、良い味出してます。もう、30手前くらいの役が自然にできるようになったか、と思って調べたら、まだ24歳でした(6/19で25歳)。
原作漫画は第1話だけ読んで知ってました。
漫画が原作だからか、この監督の資質なのか、時々、くすって笑えるのがちょうどイイ塩梅でした。最後の終わり方も良かったし、いい余韻。
シーンシーンが
4コマ漫画の連続の様に、クスッと笑わせ、ホロっとさせてくれます。原作を見てないので、わかりませんが、大西利空君が少し幼い感じがして、広瀬すずちゃんとの恋愛関係への発展が感じられなかったのが、少し残念でした。実際の10歳差はこんなものなのでしょうが。
うーーーん、前田監督。。
前作『ロストケア(23)』では本当にいい裏切りと言うか、「なんだ、前田監督、こんな素晴らしい作品撮れるんだ」と思ったんですけど、結局またこんな感じに落ち着いちゃったのとやや残念な印象です。
本作品、私は原作は未読ですが、設定、各キャラクターは秀逸なんですけど、、脚本が若干緩いのか?演出が悪いのか、、仕上がりは期待に反してややガッカリ感が否めません。
役者の演技自体は悪くないと思うのですが、間が悪いのか?テイクを重ねるだけの予算や時間が足りなかったのか、、展開的に盛り上がってるのに、演技は少々上滑りしています。
兎に角、どこかしら惜しいと感じてしまう出来に、また前田監督に対する力量を低く見積もりざるを得なく、素人が勝手なことを言っていることを自覚しつつも、正直、期待していただけに残念なのです。。。
役者にフューチャーしていくと、
主演の広瀬すずさん、監督によってポテンシャルを引き出されると、期待以上の素晴らしいアクトを返してくれるのですが、その反面、作品によってムラもあります。さすがに経験を積んで所々巧さを感じる部分も多くなってきまし、榊千紗というキャラクターを魅力あるものに仕上げていましたが、10年後も主演を張れるためにはそろそろ作品選びで「茨の道」も選ぶ時期かもしれません。
もう一人の主演、大西利空さん。子役の頃から活躍していたようですが、すみません、私は認識できておらず。この方は、確かにテクニシャンではありますね。今後に期待が持てる俳優だと思います。
また、まだ新人と言っていいと思いますが當真あみさん。所属事務所の先輩には玉城ティナさんの名前がありますし、今後さらなる活躍に期待したいところです。
ベテラン陣は相変わらず皆さん、鉄板の演技ですね。特に、キャラクターとしても物語の鍵である人物を演じる北村有起哉さんは流石です。ポンコツのくせに悪気のない厚かましさで、ことほど左様に「困った肉親」感は右に出る者がいないと思わせてくれます。
また作品レビューから少々脱線しますが、千紗の「精神安定」のための料理、これはちょっとスピンオフが観たいくらいの魅力高いコンテンツでした。お腹鳴りやまなかったわw
原作ファンは観ない方がいい
原作コミックを50回以上読んでるうえでの感想ですが、とても良くない作品でした。
色々言いたいことはあるのだけど、予告編から広瀬すずの芝居の下手さは覚悟して見ましたが、直達役の芝居もかなりひどい。
が、芝居がひどいのは役者のせいだけではなく、役者のきれいな顔が映る角度にこだわった演出とカメラにもおおいに責任がある。
榊さんの母親に捨てられた感情をどこへ向けたらいいかわからないという複雑な感情を、ひたすらバストショットの連続で撮り続けて表現するなんて無理だよ!!ちゃんと背景とライティングを利用して人物の感情を画にしろ!!!素人か!!!!
あと原作のストーリーもだいぶ改変させらてます。ラストのセリフや場面も楽しみにしてたけど、すげー陳腐で意味不明なセリフと場面になってる。
原作好きなら観るな!!!めちゃくちゃがっかりでした。
なんか良い、すごく良い。
うまく書けないんですけど、美しく印象的な情景、どの一場面でも絵になる。
本当の気持ちを伝えたくない、伝えられない、伝えたい。それぞれの心の動きがとてもうまく描かれていると思いました。
特に高校生の直達が、大人の千紗に、母親への思いを逃げずに伝えるよう促す所は良かった。年齢に関係なく、やるべき事は逃げずにやる勇気は必要だね。
自分は若い時からずっと、直属の上司に支えられて、『のほほん』と生きてきたから、困った事がほぼなかった。または気付かず生きてきた。両親にも恵まれた。これも人生。
猫は苦手であるが、この映画の子猫のムーちゃんは可愛く癒しの存在でアクセントになっていた。
家だったら多分見ないかな。映画館だからこそ、映画に集中して観る事が出来たと思います。
すべては子猫のために
20代OL(ただし精神年齢16歳)と16歳高1男子。
この年頃の8~10歳差は、漫画・アニメだとオッケーだけど、実写だと淫行に見えて、かなりキツい(30と20とか、40と30とかなら全然問題なさげなのに)。
それを、広瀬すずの美貌でねじ伏せた感あり。
おまけに當真あみみたいな同級生に惚れられ!
Wヒロインに意識がいき、観終わって男子の顔を覚えてない始末。
という話は横に置いておいて、すべては子猫のムーちゃんがもっていきました。
かわいーー!
「この気持ちを知ってくれている誰かがいるだけで…
僕たちは生きていける。」
親のW不倫でズドーンと気持ちを落とした中で、二人の心の傷を考えると観ていて終始辛いはずなのに、何故か魅力的なシェアハウスの面々に私も助けられていました。
いつも不機嫌な榊さん、直達くんと出会って、少しずつ感情を取り戻していく様は、広瀬すずさんの演技力によってとても素晴らしい描写となって伝わってきましたし、自分だけが傷ついている訳ではなかったと理解し寄り添ってくれる直達の存在が、私にはときめき度1京でした。
個人的に海でのシーンが大好きで、直達くんの転け具合が漫画のようで、何度も見返したいシーンです。久しぶりに大好きな映画に出会えました。
時期的に、他の沢山の強豪の映画がある中ではありますが、レビューにも多数見られますが、何回も観たくなる映画だと思いますので、出来るだけ長く上映されたらいいな…。
ハッピーハロウィンとアメリカンドリーム
初期ビジュアルの、物憂げに赤い傘をさす広瀬すずとタイトルから、文学的で静謐な話と思ってました。
唯一その通りだった榊さんが、思いのほかコミカルだった周囲に合流していくようなお話。
広瀬すずが年上役ってのも感慨深いが、“16歳で止まってる”幼さとのバランスが適役でした。
リアルではないが、目線やら歩き方やらで感情を表すのがやはり抜群に上手い。
高校生2人の演技はやや拙いものの、純粋な役柄や周囲とのバランスとしてはむしろアリ。
脇もしっかり固まっている上に、ムーちゃんが映る度に頬が弛む。
直達が父の身勝手さに言及したり、安直に許さないところも好み。
カツアゲして募金箱に突っ込むのは、物理・精神両方にダメージを与えつつ罪悪感を減らさせない上手い手だ。
熊沢父はまだ共感できたが、榊母は最低だったので、罰のバランスも良い。
しかし直達は、榊さんとあんなに密着して封筒を取り合ったり、同じ部屋に泊まっても意識する様子もない。
楓の気持ちにも鈍感だし、恋愛感情や性欲はないのか、と思ったらあのラストである。
唐突だし、そういう話にしてほしくなかったし、楓にいって欲しかったので減点。(せめて返事はちゃんとしろ)
自分は好みだが、マドンナタイプでもないし、特に活きてないので楓のモテ女設定も不要かなぁ。
あと、父が来ちゃうと知った時や榊さんの引越しを知らせる時…ケータイ使えよ、と。笑
シェアハウスの面々ももっと見たかったが、2人に焦点を絞るには仕方がない。
空気感と、細やかな感情の移ろいが気持ちのよい作品でした。
ゆるり〜とした気分で観れた 🐈⬛…
夜の雨に濡れる小さな駅。
色とりどりの傘がポンポンと開き帰路へと散る。
鮮やかなジェリービーンズを思い出すそのポップさに反して、不安気な表情の直達を初対面の榊さんが無愛想に迎えに来る。
シェアハウスの明るく個性的な住人の様子。
榊さんがガサガサと大胆に料理する姿。
直達のピュアでちょっと鈍感めな雰囲気。
はずむように漂う高校生達が放つ甘酸っぱさ。
なんだかおもしろそうな要素が、榊さんの無機質に調整された固い表情と並行したまま物語は進む。
榊さんの過去を知らずに戸惑う直達は、そこに自分にも関わる接点があることに気づく。
榊さんを助けたい気持ちは、彼に少し背伸びをさせるのだが、そこには届きそうで届かない絶妙な距離を感じながらの淡い気持ちも絡んでくる。
直達のまだ青っぽい空気は、一生懸命なあまりに空回りも起こすのだが、なんとか漕ぎ着いた海辺の朝のシーン。
まっすぐな気持ちが榊さんの背中を押し、封印していたものが解かれたことを波打ち際の笑顔が穏やかに語る。
ほどなくして引越しを決めた榊さん。
聞きつけた直達が教室から抜け出しあわてて走ってくる川べり。
ぽつぽつ降り出した雨が、ダンボールの即席傘の下の2人を近づけたときの明るくやさしい画面の色合いが、自然なそれぞれの今の気持ちをあらわしているようにみえた。
さて、と。
2人のその後は観客に委ねられるのだが…
水の流れのように榊さんはやはりそこから旅立ち、
水の流れのように直達もまたひとつその別れを越えていくのだろうなぁーと私は感じた。
自然に、自然に。
まるで水が海に向かって流れるように。
親の都合に翻弄され愛に対して臆病になった心が、ある巡り合いにより立て直しのきっかけをもらう。
人がかかわりながら生きること、人生の瑞々しい季節を豊かに感じるストーリー。
すずさん演じる榊さんの影の表情に引き締められ、光の表情にやわらぎながら、だんだんとゆるやかな気持ちになるだろう。
水は海に向かって流れるけど・・・
おじさんの家に来た高校生の直達、駅に迎えに来たのは見知らぬ女性の榊。
そして、連れていかれたのはまさかのシェアハウス。
生活していくうちに、直達の父と榊の母がダブル不倫した過去があったことを知り。。。
といったストーリー。
お互いがふがいない親に対する怒りを押し殺しているが、
結局はぶつけあい、そして閉ざされた榊の心がちょっとずつ開いていく。
榊を演じる広瀬すずちゃん、不機嫌そうに、しかも年上からのツンツン感、
なかなか面白かった。ちはやふる以来のすずちゃん出演の映画鑑賞だったが、
大人っぽくなったなぁ。
直達は誰だろ、と思ったら、キングダムの信(少年時代)とは!
大きくなった~!大西利空というのか。芝居もよかったです。
直達の同級生の女の子、楓役はかわいい子だなと調べたら、
當真あみさんというらしい。朝の番組で「なっちゃん」やってた子か。
他にも帽子とメガネで素顔がいまいちわからなかった直達のおじさんは
高良健吾さん、シェアハウスにいる教授が生瀬勝久さん、
榊のお母さんは坂井真紀さんなど豪華キャスト。
やたら、「え?」というセリフが多い作品でしたが、ストーリーはまあまあ。
こんな奇縁、ホントにあるのか、という感も笑
ところどころ、クスっと笑える展開、なかなかでした。
ただ、最後がなぁ~という感じは否めない。
海のシーンで終わってもよかったよ笑
で、映画のタイトルは、どのように回収したと思えばよいのでしょうか謎
高校生のピュアな気持ちと、大人の身勝手さ自己中さ
題名との繋がりが最後でなんとなく繋がった
蛙の子はカエルとなるのか、それとも鳶が鷹を生むのか…
僕は男なんで、高校生が年上の女性を好きになる気持ちは凄く分かるが、そのピュアさがとても上手く表現できていたと思う
W不倫をして元のさやに戻ったり、また新しい家族を作ったりと僕を含めた気ままな大人と、その親に育てられたことがトラウマとなり、恋愛に臆病になってしまった子供
水は、最終的には死という海に向かって、真っ直ぐもあればかなり曲がりくねりながらも同じところにたどり着く
綺麗な映画に感じた
一歩間違えると汚い話になってしまいそうなストーリーだけど、綺麗な映画でした。
原作はよう知らんけど、前田監督、脚本の大島さんは綺麗な映画が得意な印象なので、その手腕もあるのかな。
映画の冒頭、広瀬さん演じる榊はまるで怒っているかの様な、明るさの無い表情なの。
この時点で、この映画は榊の笑顔を見るのが目的になっちゃうんですよ。
そして、わりと早い段階で榊と直達の関係の秘密が明かされるんです。
ここからは、二人の笑顔が見たくなるんですよね。
だけどね、當真さん演じる楓が健気で可愛らしいのですよ。
「二人の秘密なくなっちゃった」のところなんて、かわいいのなんのって。
これはもう、楓を応援したくなっちゃいますよ。
二人の笑顔は見たいけど、楓の事も応援したい。
中盤以降は、何とか丸く収めて欲しいって思いながら観てました。
終盤の朝の海のシーン、榊と直達の笑顔が凄く良いんです。
ここで終わるかなと思ったんですが、続きが有って良かった。
何故良かったかと言うと、楓の笑顔が見られたから。
教室で直達を見送った後の楓の表情が凄く良いの。
たとえ実らなくても、楓にとってとても素敵な恋だったんだろうなと思わせてくれる笑顔だったの。
そして、最後もいろんな可能性を想像できる所で切ってくれた。
私にとっては、凄く良い終わり方でしたよ。
終わり方も好みだったから、余計に綺麗な映画に感じたかもしれません。
この映画の撮影、『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』も撮影した方なんですね。
他の撮影作品も観てみたくなりました。
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