こんにちは、母さんのレビュー・感想・評価
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吉永小百合の世界へようこそ‼️❓
吉永小百合が初めての祖母役らしいが、ここ数十年しか観て無い我々からして、初めて女の色気を感じたことが収穫でした。
物語としては、妻は姿もみえず、大泉洋の友達物語に終始したのは安直でした、その分映画がチープに🎞🎟なりました残念、家族の群像劇なら大泉洋の妻こそキーパーソンなのに。
めいちゃんが、なぜか品のないギャルの姿で、なんでなん、と思いました。
大泉洋なら寅さんができると、なぜか感じました、関係ないけど。
吉永小百合が好きなら是非。
ほのぼの系と思うとやや肩透かしを食らいそう。
今年292本目(合計942本目/今月(2023年9月度)2本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
予告編ほかでは、映画のメインの筋であろうところの「母親のありがたさ」などが主軸のように思えますが、その話は5割くらいで(半分くらい)、残りは会社の人事がどうだの、憲法20条(ネタバレ回避のため条文番号のみで記載)といった無関係な話題に飛んでしまう点がどうかな…といったところです(しかもストーリーの主軸にはあまり関係してこない)。
あったかほのぼの系か…と思うと、あちらこちら話題は飛んでしまうし、中には法律系資格持ちの立場では???な展開になってしまう部分もあるし、今週の映画の枠としては比較的安牌な枠にはなると思いますが(麻雀ではない…)、あったかほのぼの系「だけ」だと思って見に行くとやや肩透かしを食らう(関係のない話題が出てきて何を主軸にしたいかややぶれる)といった感じです。
ただ、今週の中では本命対抗にはなるかな(競馬新聞ではないけれど)といったところです。後述(後で投稿)しますが、「アステロイド・シティ」が極端に変ちくりんな状態で、結果としてそうなっている、という特殊な事情もあります。
ストーリーというストーリーが存在せず(一応ありますが、ほのぼの軸はストーリーがないし、他の部分に触れるとネタバレになってしまう)、なかなかに評価の難しいところです。
採点に関しては下記を考慮したものです。
特に行政書士とはいえ法律系資格持ちとしては気になった点になります。
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(減点0.3/あはき・マッサージ法に対する配慮が足りない)
※ 正式名称は「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」
・ 路上生活者の支援のパートで「マッサージはこちら」という部分がありますが、映画の中での描写およびエンディングロールにも記述はないですが、やや微妙な気がします。
マッサージを業として行うには資格を必要とし(同1条)、これに違反すると行政罰もあります(13条の7)。「業として」は「反復継続して行う」ことを意味し、対価を取るか取らないかは論点ではありません。
このことは、針きゅう、マッサージ等が、現在の令和5年度においても、視覚障碍者の方の福祉的政策としての独占業務として与えている(逆に健常者(ここでは、視覚に障害がない、という意味)では、専門学校の入学に制限があるなど、福祉的な制限がかかっています)事情からくるもので、一方で映画の描写内で正規のマッサージ師が来ている描写もないところがややまずいかな…というところです。
※ この点は、特にマッサージの場合、「はり・きゅう」と違い、無資格者であっても常識的な範囲で行う限り健康被害も生じないものの(よって、刑事罰の論点に発展しにくい)、一方でそれを無制限で放置すると、福祉的政策の趣旨を没却する、という論点です。
(減点0.2/いわゆる「炊き出し」などについて)
・ これを取り締まる法律は、「食品衛生法」という行政法規ですが、このような「炊き出し」についても、一般的な都道府県・市の保健所からの「お願い」として、法の満たす範囲ではない「届け出を必要としなくても、連絡だけはしてください」ということになっています。これは「食中毒発生時の把握」のほか「有料無料に関する認識のトラブル防止」の2論点(特に前者のほうが大きい。何を出すかによっても異なる)によるところがあり、その都道府県・市(通常は、中核市以上。一部例外あり)の一般的な上記の関係は理解しうるので、この描写(届け出の描写)がないのは、やや問題であろうというところです。
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人情ドラマだが、人生の生き方を示唆している
名匠・山田洋次監督が最も得意とする東京・下町で暮らす家族の景色を描いた笑いあり涙ありの人情ドラマ。設定は現代だが、昭和テイスト濃厚で、山田監督の昭和への強い愛着を感じる。誰でも自然に作品世界に入れるので、山田ワールドを存分に味わい、楽しめる作品である。
本作の舞台は、東京の下町。主人公は神崎福江(吉永小百合)。彼女は、たび職人の夫亡き後も家業を引き継いで暮らしていた。そこへ、暫く振りに息子の昭夫(大泉洋)が訪れる。彼は、大企業の人事部長となったが、満身創痍状態で働いていた。家庭では、妻と別居し、大学生の娘(永野芽郁)との関係もギクシャクしていた。彼は、髪を染め、服装も一新し、恋愛の噂も聞こえてくる母の変貌ぶりに驚く。そんな母に戸惑いながらも、下町の人達の温かさに触れ、会社生活で忘れかけていた本当の自分の姿を取り戻していく・・・。
私はサユリストではないが、78歳になる吉永小百合が美しい。役どころのせいもあり、美しいだけでなく、逞しく、艶やかである。恋愛話にも説得力がある。この主人公と会社でも家庭でも行き詰まり状態の昭夫との対比が作品の主軸になり、人生の生き方に迫っていく。昭夫は組織のために働く典型的な組織人。対する主人公は、人生経験を積み重ねた末に、健康で五体満足で生きている時は好きなことをして楽しもうという生き方に変わった。
そんな母親や屈託のない下町の人々に接していくうちに昭夫も変わっていく。彼は、決断する。そして実行する。様々な柵を捨てて、母のいる実家に戻ってくる。人間は、組織の為、世間体の為に生きれば、生気を失っていく。自分の為、人の為に生きれば、生気は蘇り覚醒する。
ラスト。希望を感じる幕切れだった。人生、良いことばかりではない。それでもなお、希望を持って生きていこうという作品メッセージが心に染みわたる。本作は、人情ドラマではあるが、人生の生き方を示唆している含蓄のある作品である。
全て最高でした
喜劇とは本気で悲しいことなのかもしれませんね
山田洋次監督の世界観がとても良かったです。
久しぶりにいい映画を観ました。
母がずーと笑っていました。
一言一言、脚本が素晴らしい!
音楽も良かったです。
最後の花火も最高によかったで。
ありがとうございました。
色々ありますが
生きていると色々とありますが、それも孤独では無く、人との繋がりがあるから、乗り越えて行けるのですね。玄関にカギも掛けない様な下町だからこそある人情が、終始根底に流れていて、常に暖かい気持ちで観れる作品です。
平凡の素敵さ
特に大きな事件は何も起きません。親友を助けるために自分が盾になって会社をやめるぐらいです。離婚も相手女性は声と足しか出てきません。娘も一度キレた以外はずっといい子です。しかし小さな平凡な問題がたくさん積み重なっていくうちに気づけばハンカチで顔をぬぐっていました。まさに平凡を優しく描いて感動させる山田洋次監督ワールドです。ほっこりできるいい映画でした。
やっぱり温かい山田洋次監督作品
寅さんに見る、日本人の心の故郷のような温かい作品でした。
まったく似てない母と息子。そしてその娘(孫)。作中に突然変異と言う言葉がありますが、それが違和感なくぴったり家族としてはまっています。開けっ放しで鍵も掛けない実家に自由に出入りするご近所さんたち。ああ、そう言えば昔はみんなあんなんだったなぁと懐かしい時代を思い出します。
吉永さんとは似ても似つかないですが、自身の母の事思い出しました。
息子の大泉洋さんも、孫娘の永野芽郁ちゃんもとても良かったです。
ぜひ続編が見たい作品です。
山田洋次監督がんばれ!
下町家族の!
山田洋次監督の得意とする東京下町の家族人情映画。
一人暮らしの美人なお母さんの日々の生活と大手企業の人事部長の息子の悲喜交々な葛藤を表現した心温まる物語り。
人はどの様な人生を送り、最後はどんな死に方をして逝くのか。
誰しも悩みながら日々の生活を送って行く事の虚しさを感じさせる内容。
無理をせず、日々自分に正直な生活を送りたいものである。
家族愛
山田洋次監督
御年91歳で
90本目の記念作品。
「男はつらいよ」シリーズ他
下町を舞台にした
人情劇が大好きなので
公開初日に鑑賞でき嬉しかったです。
向島で、夫が遺した足袋屋を
引継ぎ暮らしている
主人公 神崎福江を
吉永小百合さんが
生き生きと演じられていて
とても、素晴らしかったです。
集う仲間との 日々の生活を
楽しんでいる姿や
秘かな恋心を抱き
胸が、トキメク仕草にも
笑顔をもらえます。
涼しさ感じられる
綺麗な色のお着物姿もステキでした。
息子役の、大泉洋さんは
昭夫役を自然に演じられていて
好感が持てます。
大会社の人事部長の苦悩や
離婚問題、大学生の娘との
コミュニケーションにも悩み
心の休息にと 実家を訪れ
「こんにちは、母さん」というセリフ
振り向く母の明るい表情に
ホッとするシーンが印象的。
福江の住む家の外観は、趣があり
家の中は
寅さんの だんご屋さんみたいで
懐かしさも感じられました。
昭夫の娘、神崎舞役の永野芽郁さんも
将来に悩む大学生を自然体で、
可愛らしく演じていましたよ
おばあちゃんの家で
いろいろな発見をして
心が成長した様子もみられ良かったです。
ロケーションも楽しめ
福江を取り巻く下町の住人達
それぞれ、豪華なキャストで
個性豊かに 楽しく演じられていて
素晴らしかったです。
母と息子で、お酒を飲むシーンや
物干しがある庭で
花火を眺めながら
会話するシーンもステキでしたよ。
詳しく語りたいですが
ネタバレになるので
是非、劇場でご覧ください。
ラストは、隅田川花火大会の
打ち上げ花火のエンドロール
最高でした(≧▽≦)
劇中で、サザンの曲も聴けましたよ(^^)/
プラス星ひとつ
アラフィフで
同じ隅田川沿いに住んでるものとして
共通点もあり
好意的に観させて頂きました
話自体は
正直
薄かったですが
吉永小百合さんの着物姿が
とても美しかったです
さすがです
オードリーヘプバーンかと
思いました
なので
星ひとつ足しました
母と息子の心温まる物語
東京・下町の家族が織り成す人間模様を描いた家族ドラマ。主演の吉永小百合と大泉洋の共演は本当の親子のような演技力で安心感があり、観ていて心が和みました。昭和の雰囲気が漂う母と子の心温まる物語です。
2023-132
よくもわるくも昭和の香り
まずサラリーマンおつかれさまー疲れるよなぁ。何歳になっても恋をしたいし、プライドは持ちたいし、うん、なんかいつまでも楽しく生きていたいと思いました。仕事辞めても離婚しても、なんてもありさー
吉永小百合さん、78かーお綺麗。ちょっと個人的にセリフがしっくりこなかったのか演技がよかったとはあまり思わないけど。大泉洋はハマってたし、永野芽郁もいい感じ。ヘソだし、あんなに細いんだねー。
あったかい。癒されました。
下町、実家、昭和の古いお家、そして母さん。なんだか優しい気持ちになれました。
これからの事、この先の住む土地、やりたい子等を考えながら観てました。
母さんが生きてるうちに実家に戻るのも悪くないなー。
そっか、まだ自分は若いのか。
人生まだまだ、これからか。
この映画が教えてくれた。
山田監督は決してブレない
山田監督もあと約2週間で92歳になる。もしかしたら最後の作品になるかもしれない。そういう複雑な気持ちを抱きながら本作品を鑑賞した。
うん、やはり山田監督の作品は決してブレない。昭和の時代から続く笑い有り、涙有りの人情劇である。
キャスティングも良い。みんなベテランの役者さんばかりなので観ていて安心である。ラストの吉永小百合の生き生きとした表情が特に良い。
若い人には合わないという批判もあるが、こういう映画は今となっては貴重なので、できるかぎり続けてほしいと思う。
大泉洋の若い時の写真はちょっとクスリと笑ってしまいました。
昭和のテイストだけでなく、時代を越えた「親子の情」を味わうことができる
台詞回し、カメラアングル、カット割りと、何から何まで「山田洋次」印の映画で、その健在ぶりに驚かされるし、それが嬉しくもある。
実年齢と相応の役柄を演じる等身大の吉永小百合も良いが、山田洋次らしい軽妙なコメディにピタリとはまっている大泉洋も楽しませてくれる。
何よりも、劇中の台詞にもあるように「肩の力を抜いて、朗らかに」映画を撮っていることが伝わってくるのが心地よい。
その一方で、リストラをする側とされる側の葛藤があったり、年老いた母親の恋を素直に喜べなかったりと、良くも悪くも「昭和」の世相や価値観がチラホラして、今の時代とのミスマッチ感は否めない。
誰もが気軽に上がり込んで、集会所のようになっている母親の自宅兼店舗は、会社や家庭での人間関係に疲れた息子や孫娘のシェルターにもなっているが、そうした人情味に溢れた下町の風情も、こんな場所があったらいいなと思う反面、残念ながら、ファンタジーにしか感じられない。
大企業の人事とホームレスの支援に優劣はないと言うのであれば、ホームレスにも、競争社会から脱落してしまったそれなりの理由があるということを描くべきなのに、代わりに東京大空襲のエピソードが語られることにも、違和感を覚えざるを得ない。
ただ、そうは言っても、仕事を失い、妻とも別れた息子と、失恋した母親が、明るく、幸せそうに見えるのは、切っても切れない親子の絆と、そこから生まれる暖かさと居心地の良さを感じ取ることができるからだろう。
これは、単なる「時代遅れの映画」ではなく、どんな時代でも変わることのない、普遍的な「親子の情」を再認識できる映画でもあるのである。
【”人事部長はツライよ!だが人として正しい行いをすれば災い転じて福となるのである。”今作は、名匠山田洋次監督のブレない人間性肯定の考えに基づき、登場人物を温かき目線で描く姿勢が心地よき作品である。】
ー 今作は山田洋次監督の母三部作「母べえ」「母と暮らせば」に続く作品だそうである。そして、ナント山田監督の通算90作目だそうである。
正に名匠である。
私は、山田監督の作品は、「寅さん」シリーズを代表とした、ブレない人間性肯定の姿勢が好きなのである。-
◆感想
・大企業の人事部長であるアキオ(大泉洋)は妻とは別居中。
大学生の娘マイ(永野芽衣)は妻と同居しているが、頻繁に家を空ける。
ー ”大泉洋さんが人事部長ってどーよ!”と思っていたら、ビシッとネクタイ&背広姿が決まっている。うーむ。参ったなあ。(何がだ!)-
・臍出しファッションのマイを演じた永野芽衣さんの黒いネイルが似合っているなあ、と思っていたら悩んでいたアキオが母フクエ(吉永小百合:日本の女優さんの中で、最も不老で品性高き方である。オーラも凄い。)の家に良い歳なのに、暗い顔をしてやってくるのである。
ー 男という生き物は、何故に母親に弱いのであろうか。(私だけか?)-
・フクエは一方、明るい顔。活き活きとボランティア活動をしている。更に”そのリーダーである牧師さん(寺尾聡)に恋をしているらしい。”とマイに聞いて尚更、落ち込む姿が可笑しい。
ー 確かに、母親が恋をしていると知ったら正直複雑であるが、息子とはそんなものである。-
■アキオの漢気溢れるシーン
・同期入社の課長キベ(工藤官九郎)が会社のリストラ候補になっている事を知りながら、その事実を立場上、言えないアキオ。だが、キベがその事実を知りアキオの席に来て”酷いじゃないか!”と言うシーン。
内心、あんまり仕事してこなかったから40代後半で課長じゃないのかい、と一瞬思ったが弾みで上司の腕を扉に挟んだだけで、懲戒解雇はないんじゃないか?せめて、昇給停止か降格だろうと思っていたら、悩み抜いたアキオが自らの地位を投げ打ってキベの首を守るシーン。
アキオ自体が、人事部長の仕事に嫌気がさしていた事がキチンと描かれているし、彼の友を想う姿が男である。重ねて記すが”人事部長はツライよ!”。
ここで、序盤に母、フクエが言った言葉が効いてくるのである。
”切られる方が、切るよりましよ!”
山田監督は非正規雇用にも触れているし、今の日本の組織体制に静にお怒りなのだろうと思いながら観賞続行。何だか、申し訳ない気持ちになる。
・フクエたちがホームレスの頑固なイノさん(田中泯:矢張り良い俳優さんである。眼力とドスの効いた声が凄い。)を心配するシーン等も観ていて沁みる。
<今作の展開は、サラリーマンにとってはナカナカ厳しい内容では有ったが、山田監督は今の日本の組織体制に疑念を抱きつつも、キチンとした人情映画に仕上げているのである。
流石、邦画界が誇る名匠だなあと思いながら、劇場を後にした作品である。>
■2023年9月27日 追記。
NHK「プロフェッショナル」で今作を製作中の山田監督と吉永小百合さんの遣り取りを鑑賞した。山田監督が敬意を持ちつつ、吉永さんに掛ける厳しき言葉。
吉永さんは、映されないのに、足袋職人の女房役として、ミシンで足袋を縫う練習をしている。更にジムでトレーニングをしている。
山田監督が言った”映画を観終わって、ああ面白かった。腹が減ったな、何て言われる映画が良いね。”と言う言葉も含蓄があるし、改めて映画を製作している方々の映画愛を感じたドキュメンタリーであった。
何しろ、嬉しかったのは吉永さんが、”マダマダ、続ける。”と言って下さった言葉であった。
洋次ワールド。
会社とプライベートで色々と悩みがある昭夫と夫に先立たれた昭夫の母福江の話。
神崎家の福江、昭夫の身の回りで起こる人情劇ストーリー。
作品観ての感想は、毎回思うんだけど吉永小百合、山田洋次監督の作品はファンが多いな!って感じ。
洋次が監督、脚本務めれば令和も昭和にタイムスリップ!(笑)
私が子供の頃、オヤジがテレビ放送を録画してた「男はつらいよ」を家族で観てたのを思いだしたんだけど、渥美清さんが生きてたら山田洋次監督はこの世界観の作品を撮り続けたいんだろうなと...個人的に思った。
大泉洋も洋次ワールドの世界観に入ってしまえば昭夫の喋り方、泣き方、転び方も少し寅さんに見えて、笑えて、懐かしい、暖かい、幸せな気持ちになれました!
福江の独り身になっての恋愛はいいんじゃない!若くいれる秘訣よ!
評価は3.5だけど面白かったです。
正反対の位置に置かれている母と息子の訪れる運命に非常に感動した
山田洋次監督と吉永小百合さんのコンビの映画は、「母べえ」が大好きなので期待していましたが、久々に映画らしい素晴らしい作品に出会えました。
母の福江は夫を失っており、自由奔放に生きていました。一方、息子の昭夫は会社の人事問題や離婚で八方塞がりの状態で、母とは正反対の状況です。
後半は涙が溢れそうな場面の連続で、最後でタイトルの意味が分かります。
人生は多くの人が苦労の連続ですが、案外生きていれば何とかなるかもしれないということを感じさせてくれる映画でした。
娘役の永野芽郁さんも存在感があり、物語に良い味つけをしていました。
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