大名倒産のレビュー・感想・評価
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え?借金が25万両?
わかってますよ、コメディだってことは。現新潟県村上市を舞台にした、越後丹生山藩。そりゃサケと米ですけど、それがようやく幕末になって特産物扱い?それに江戸時代の和船はマスト一本しか許されていないんですけど。それから、、、。もういいや。作法、身分、配役、設定、時代考証、何から何まできりがない。
わかってます。コメディです。中途半端で退屈この上ないコメディです。コメディならコメディらしく、もっと吹っ切れてくれたら楽しめたかもしれない。
小判は金だから柔らかい
大名倒産を企てる父親に25万両の借金を抱えた藩を背負わされ、立て直そうと奮闘する藩主の話。
江戸時代後期、越後丹生山藩の村で暮らしていた青年が、突然実は松平の血を引く藩主の四男で十三代目藩主にまつりあげられて巻き起こるストーリー。
現代では当たり前の手法なんかを時代劇に置き換えて問題解決に当たる姿をみせると共に、借金の真相を暴く様をみせていくけれど、まあ悪人が誰かは序盤から観客には見せてしまっていて、どう戦うかというところですね。
良くあるコメディ時代劇という感じで意外性の部分は取ってつけた後出し感が凄かったけれどまあ面白かったかな。
花ちゃん最高
原作はむずかしくて、なんとか頑張って最後まで読みました。
原作には登場しない杉咲花ちゃんのさよを見たくて映画館に行きましたが、予想以上におもしろかったです。さよがいることで、話が整理されわかりやすくなったように思います。
また、花ちゃんがかっこよくて可愛い。当たり役ですね。さよがパリパリ動くことで頼りない侍たちが可愛い働き者に見えてきました。そして、頼りないけど優しくてあったかい殿のキャラクターも確立していくような。花ちゃんのさよがこの作品に良い味つけをしていると思います。
WONDERFUL
この手の作品、当たりでも外れでもない、無難な仕上げになってる作品が多いのと、インパクト不足なのもあってヒットしないせいなのか、コロナ禍以降歴史系の作品はかなり減った印象です。ここまでの王道歴史コメディは久々な気がします。
突然大名の隠し子の事実が明かされ、潘を収める大名になったものの、その藩は借金まみれでその借金を返済しないと切腹させられるため、どうにかこうにかして借金を返す手立てを考え奮闘する…というのが今作のメインストーリーです。
展開は全体的にスムーズでポンポン進むので、キャラクターも多く登場しますが整理がつきやすいですし、勧善懲悪、多くの味方が守ってくれて一件落着、ばら撒いていた伏線をささっと回収してくれるのも良かったです。
借金を減らすためにいらない武器を売却したり、季節のしきたりや献上品を無くしてみたり、生活スペースをまとめてみたり、宿代を浮かしてみたりと節約に節約を重ねて過ごす人たちの様子が大変そうだけれどコミカルに描いているのでとても楽しいです。
前田監督は前作の「水は海に向かって流れる」でも食べ物の描写が素晴らしかったんですが、それは今作でも健在で、特にホカホカのシャケが抜群に美味しそうでした。こういう食事周りの描写を魅力的に描いてくれるだけでもとても嬉しく思います。あと全員美味しそうに食べるのもこれまた良いです。これだけで幸せな気分になれます。
意見が合致して、大人数で行動を共にしていくシーンが今作でも特に良かった部分だと思います。野宿と言いつつも、布などを広げてキャンプの先駆け的な事をするシーンは和気藹々としていましたし、全員で帳簿をひとつひとつ確認するシーンも続々と帳簿の確認に参加していくシーンは忠誠心が強く見れて良かったです。
黒幕までたどり着いたらそこからはトントン拍子で事が進み、お金を押収していたマダムをまずひっ捕らえて、父親が裏切ったかと思いきやハッタリで、真の黒幕を明かして退治するという流れは雑っちゃ雑ですがスッキリはするので良かったかなと思います。2人で話した会話の中での視線や言動から父親のへそくりを見つけて、借金返済の足りない分に埋め合わせるという力技には笑っちゃいました。ここまでに登場した人物が総登場するラストもハッピーでなんだか嬉しかったです。
不満点を挙げるとテレビドラマ的なテロップをドーンと画面に映す演出は寒いだけなので好きではなかったです。どうしてこういうのをやって集中力を削ぐんだろうなと毎度毎度思ってしまいます。そのテロップに役者が不自然に目を向けるというのも寒かったです。
音楽も現代的なものが多く、世界観には合っていないなと思いました。前田監督の音楽のナンセンスは今に始まったものではないので、誰か指摘する人が出てこないかなとずっと願っています。
多少気になった部分はありつつも、しっかりと2時間楽しめるコメディに仕上がっていて面白かったです。エンドロールのおぼつかないダンスもなんだか可愛らしくてニヤニヤして観ていられました。まさにワンダフル!
鑑賞日 6/25
鑑賞時間 10:55〜13:05
座席 I-4
豪華キャスト!
あっさりさわやか、わかりやすいストーリー。
その上、設定や中盤くらいまでの内容ほとんどがしっかりフライヤーに記載されている。
想定内の展開で進んで行くので、昭和の少年マンガみを感じてしまったが、俳優陣のコミカルな演技と小ネタ、テンポの良さで、楽しく観れた。
松山ケンイチの振り幅に脱帽。ロストケアと同じ人とは思えない…
監督の他作品の印象から、勝手に多幸感を期待していたが、エンドロールで味わえた。
エンドロール、ずっと観ていたい。
らんまん時代劇
江戸後期の諸事情を面白く楽しく学ぶことができた。これで、神木きゅんマニアでもないのに1週間神木キュンを見続けてしまった!奇遇にも語りも被ってる!支えていたのはおちょやんだったけどね。さぁ、万太郎の人生も盛り上がって参りました!らんまんの中抜きに気軽に楽しめる作品でした。
とても、今時の映画とは思えないつまらなさ…⭐︎
時代劇のコメディとは知っていての鑑賞ではあったのだか、これほどの酷さとは…。
藩の借金を、倒産という形に持っていこうとする佐藤浩一演じる元藩主といきなり
出生を明かされ藩主に祭り上げられる神木隆之介演じる小四郎との物語。
他に登場する役者さん達も松山ケンイチをはじめ、上手い人ばかり。
それなのに、なぜここまで薄っぺらでつまらない物語になるのか疑問符ばかりが
浮かぶ。
コメディの場面もつまらなく、始まってすぐに展開が読めてしまい、笑っている観客の方も
いらしたが、個人的には全く面白くなかった。
自分にとって伝説となっている「新解釈・三國志」以来の途中退出を考えた映画。
何とか最後まで見る。
⭐︎1.5は、上手い役者揃いのあまりの無駄使いに1、0.5は払ったチケット代。
観に行った自分に怒れる!
この町娘の立場どうなってるの?
2023年劇場鑑賞151本目。
江戸のお金を扱った作品といえば、武士の家計簿や殿、利息でござるを思い出しますが、
今作も莫大な借金をなんとかしようとする作品です。
神木隆之介主演で宮崎あおいがナレーショしたららんまんじゃねえか。
倹約術は予告で大体見ちゃったのでそれ以上はあまりないです。
ネタバレ回避で余り書けませんが、思ってた展開と違っていてそこは良かったです。
ただ、幼なじみとはいえただの町人である杉咲花が常に殿の近くにいるのをさておいても、上座に座っているのはもはや無理がありすぎます。そういうところ適当だと萎えるんだよなぁ・・・。
勝村政信がいつも頼りない役の印象だったので、今回の老中のようなドスのきいた演技ができるのを知れたのは収穫です。佐藤浩市は相変わらず安定の良さ。
気の抜けたサイダー
なんか中途半端な感じで、なんと言ってもなんか足りない感じがする。
悪役が出て来るのに、臆病者で腰抜けだけど剣を取ったらみたいな感じの場面が無い。
時代劇なんだから、やっぱり忍者とか剣術の立ち回りとかも欲しかったな。
高速参勤交代みたいなのを勝手に期待していたのかもしれないけど。
徹底したコメディ
ほぼ予告編で想像した通りのもの。
しっかりコメディなので、好き嫌いはあるかと…個人的には合わなかった。
話の展開はしっかりしているのでコメディに寄せなくてもよかったような…。
病弱な兄の存在理由が分からなかった。
神木隆之介と松山ケンイチを逆にして、もっとちゃんと時代劇にしたらどうだっただろうと思ったり…
堅苦しいことを考えずに子供連れとかで見るにはいいと思います。
越後丹生山=新潟県村上市 塩引き鮭が美味い!
予告で面白そうと思ったけど、期待以上に面白かったです!
基本はコメディって思いきや、えっ!そうだったの‼️と覆す内容だったりと、飽きません!
新潟県民なら結構知っている、村上市の鮭!
これがとても美味しい😋
村上市のお店で7月まで、映画と同じメニューの鮭定食が食べれるみたいですよー。
食べに行ってみたい😆
バランス良くコメディタッチで観やすい映画
時代劇ベースだからか、
高齢のお客さんが多かった印象ですが
テレビの時代劇のような
時代劇特有の話し方は少なめだし
コメディ色満載で、若い世代にも
とても楽しめる作品。
痛快で、笑いもふんだんに有り
退屈しません。
脚本、展開も良く計算されてると
思いました。
キャストも豪華で観てガッカリは
しないと思います。
終わった後が痛快
映画館についてチケットを購入しようとしたら日曜日だったので時間が違うといわれ2時間待って見ました
ちょっとケチがついたので映画が面白くなかったらムカつくなあと思ったら、予想よりずっと面白かった
この手の映画は良くありますが今迄で一番かな
想像より深めの話でした。
予告編から多分くだらないドタバタギャグ映画だろうと想像しながら着席。
神木君演じる主人公の小四郎は小さい頃から父親の手伝いで塩鮭を売っていたんだが、人が良すぎて商売人には向いていないと笑われていた。そんな小四郎が大人になって突然、お城に呼ばれて実の父親の藩主から後任を任される。そりゃプレッシャー半端ないよ。そして理由が明らかになる。あらら、藩は借金25万両(約100億円)を抱えている。その問題を解決する方法が大名倒産。その理屈にはちょっと無理があったかな。責任を取らされ4ヶ月後に切腹させられそうになった小四郎は、借金を返そうと努力を始める。そこで幼馴染のさよと再会し、ペアを組む事になる。この杉咲花ちゃん演じるさよのキャラが面白い。庶民なのに偉いお侍達に対して敬語すら使わない強キャラ。あと、他の登場人物も楽しい奴らばかり。特に松山ケンイチ演じるダメキャラの兄、ずっと鼻水垂らしが凄い。ずっとチョコチョコ笑えるし意外と小四郎をフォローしてくれる、皆んなのおかげで結構ウルウルしてしまった。そしてラストの伏線回収。ははぁん、そういう作戦だったのね。エンドロールのダンスも結構楽しかった。お見事でした。
神木君
予告編が大いにおちゃらけていたので、
いくら神木君主演でも今回は映画館でなくてもいいかなと思っていた。
だが、妻の希望と他に選択肢がなかったことから渋々?観賞。
そもそもの期待値が低かったこともあって、想定よりはかなり良かった。
とにかく神木君のキャラが役柄にぴったり。
頼りなげながらしっかり芯のある微笑ましい好青年だった。
杉咲花も同様、ちゃきちゃきの越後娘がジャストフィット。
神木君とのコンビに心温まった。
兄役の2人も良かった。
心に染みるシーンも多かった。
ストーリーも単純なドタバタかと思いきや、良い方に裏切られた。
予告編がうまくミスリードしているのだが、
私のように単純ドタバタと思い二の足を踏む方もいるのでは?
軽妙で悪くなかったが、そろそろ重厚で背筋が伸びるような時代劇も観たいかな。
単純に楽しむコメディ時代劇
全体的にアクターそれぞれの演技の振り幅の個性が目立つので何を観せたいのかを迷ってしまう。そんな事気にしないでただ楽しんで観てね!と言われても少し困ったなぁと思ってしまいます。
豪華なメンバーの中に光る逸材を発見する作品と位置付け、藤間爽子さんの今後の活躍に期待しています。
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