ちひろさんのレビュー・感想・評価
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属性から解放される時
聖なる娼婦というモチーフは現代においては批判にさらされやすい。本作もややそういう傾向のものとして受け止められている面があるようだが、実際、風俗業に携わる人も、そんなに特別な人たちではない。見下すのも神聖視するのも、どちらも普通から除外するという点で差別的である。
しかし、風俗のような職業が、人間の様々な面を観る機会が多いというのも事実で、そういう意味では人生経験が豊富になるし、観察眼も冴える。この映画の主人公、ちひろさんのもとには生きづらさを抱えた人たちが老若男女問わず慕ってくるが、それはどちらかというと彼女の経験の豊かさゆえだろう。過剰に神聖視は必要ないが、彼女の経験値を否定する必要もまたない。
人は人間関係を築く時、しばしば「属性」に頼ってしまう。ちひろさんは誰にも属性を尋ねない、今目の前にいるその人とそのまま接するのだ。その属性からの自由になる感じに、人は惹かれていくのではないか。親の前では子どもでいなくてはいけないし、学校では生徒でなくてはいけないし、職場では労働者という属性として振る舞らねばならない、しかし、ちひろさんの前では、何者でなくても構わない。属性に疲れた人にはそれが心地いいのだ。この映画を見ている間は、観客も何か属性から解放されたような気分になれるはずだ。
孤独を手放さない
明るく可愛く気さくで美人なお姉さんが弁当屋にいたら毎日通う男性もいるだろう。
ホームレスのオッちゃんに弁当の差し入れは
わかるが、お風呂はどうも‥。
女子高生久仁子の母の手料理豪華すぎるのに、あの両親と囲む食卓では喉をこさないよう。
辛いな。
豪華手料理でも久仁子の心を掴めない。
だから、ちひろさんをストーカー❓
ところで男子高生、
風俗嬢のこと話題にするな❗️10年以上早い。
満たされない久仁子はちひろさんに
宝の地図を貰いたどり着く。
ホッと一息つける場所を教えてもらう。
実際無いなこんな場所。
竹の子の天ぷら美味しそう。
せっかく竹の子弁当持って来たのに
オッちゃんいない。
なぜ埋めるのか、遺棄罪になる。
のり巻き自分で作ったちひろさん。
弟圭介から、母の訃報を聞かされつつ行かない。
後日店長に乗せてもらってお墓参り。
ちひろさんからしたら、店長を父と見てるらしい。
前の店に初めて来た時の様子を覚えている店長。
ほんと、父のように見守る。
実の両親とはどうなったのだろう?
と考えてしまうが。
マコトの母ちゃんの焼きそば、超美味いと
マコトが言う。
ハンバーグ弁当、超美味しそう❣️
小学生のマコトのお母ちゃん、
悪い人ではないんだけど、
シンママの現状に自らコンプレックスを
抱くのか、
よく似た年頃のちひろに見当違いの敵外心。
しまいにちひろも怒鳴りつける。
しかし、こんだけ言う人なら初めから
言われないと思うけどな。
ちひろさん、オカジ、マコトの連帯感。
マコトの母ちゃんも気づいたか?
オカジ親に反旗を翻す。ガンバレ〜❗️
谷口とは?
店長へのバジルの気持ちも考えなくちゃいけないの?
バジルさん歌う、店長酒飲むの誘う。
入院中の多恵さんとどんぐりの思い出。
遠出、大丈夫かな。
ちひろさんはもう一人いて、
子供の頃に知り合い、
多恵さんのように安心できる人。
今のあなたがとっても好きよ、と
多恵さんに言われて
胸張って前向いてまた行ける❗️
農場で働いているが、
なぜかこういう話のラストは、
動物の世話しているのだ⁉️
ちひろという生き方
初対面の人と打ち解けるのが苦手だ。またその人の素性が分からないと、どうしても無意識に警戒してしまう。
その反面、自然な形で一気に距離を詰めてくれる相手に救われることもある。
この映画の主人公ちひろさんは、そんな人との距離を詰めるのがとても上手な人間だ。彼女は風俗嬢の仕事を辞めて弁当屋で働いており、自分が風俗嬢だったことを隠そうとしない。
公園で地面に膝をついてまで野良猫を撫でようとする彼女の姿を見て、この人は普通とは違う独特な距離感を持った人物なのだなと思った。
彼女は彼女が元風俗嬢であることを知って色仕掛けを働く男たちにも、生意気な小学生にも、ホームレスのおじいさんにも分け隔てなく接する。
ホームレスのおじいさんに弁当を分けるどころか、風呂を貸して身体を洗う人間はほとんどいないと思う。
堤防に横たわるカモメの死骸を埋めたり、溺れる蟻を助ける人間もなかなかいないと思う。
では彼女はとても愛情深い人間なのかといえば、それとも違うような気がした。
彼女はとても人を受け入れる容量が大きい人なのだ。
風俗嬢として人気ナンバーワンだったことにも頷ける。
風俗に通う男は心に何らかの孤独を抱えている場合が多い気がする。
そんな男たちの孤独にちひろは自然と寄り添うことが出来る。
彼女は誰か特定の人を熱烈に愛するのではなく、どんな人の心にも寄り添い、孤独を埋めることの出来る存在。
自然と彼女の周りには孤独を抱えた人間が集まってくる。
厳格な家庭で息苦しさを感じながら生活する女子高生のオカジ、母親がシングルマザーのためにいつも寂しい夜を過ごしている小学生のマコト、父親との確執から孤独な生き方を選んだ青年谷口、人を見る目がない元風俗嬢仲間のバジル。
皆がちひろに集まってくるが、彼女もまた一人の女性に心を惹かれて弁当屋の仕事を始めた。
その女性は入院中の店長の妻多恵だった。
孤独を抱えているのはちひろも同じだ。
むしろ自分の母親が亡くなった報せを受けても、まったく動じないちひろの心の方がずっと空虚なのかもしれない。
彼女が人の孤独を埋められるのは、彼女もまた孤独を受け入れて生きている人間だからだ。
そんな彼女の孤独を満たしたのが多恵だったのだろう。
今泉力哉監督らしく、それぞれのキャラクターがとても魅力的だった。
なかでも「人は生きていても死んでいても浮かんでくる。じたばたしたら沈むだけだ」とちひろを励ます元風俗店の店長内海の存在が印象的だった。
ちなみにちひろは彼女の本名ではない。
彼女の名前の由来は劇中で明かされるが、彼女が選んだちひろという生き方は尊いと思った。
そして彼女の生き方に共感出来る人間で良かったと思う。
自然体な有村架純と脇を固めるキャストが豪華すぎてリアリティが物足りない
いよいよ映画で今泉力哉監督と有村架純さんがタッグを組むとあり、ハードルを上げまくっていた今作。様々な意見が聞こえているのもあってか、確かにそう…と写る点も多々。これがネット配信の難しさでもあるだろうけど。
リアリティがない、といった意見も多いが、個人的には映画自体が八方美人になりすぎていると思った。配置の周到さと妙な豪華さが若干裏目に出ている感じ。ちひろさんの正確に対しての悩みや痛みがクッキリとしているので、まあそうだよね…とも思ってしまう。初めから受け皿がある感じ。掴めない感覚はまだ良かったと思う。
また、今泉力哉監督といえば(それで縛っているのはまた違うと思うが)長回し。瞬間的に封じられる演者の空気があるのが魅力だと思うが、今回はそれが少なめ。それもリアリティの欠如の1つだったのかもしれない。それでも日々は続くし、過去を知る必要もないからこそ、せめて今にある心地良さも観たかったのかもと思う。
主演は有村架純さん。どこまでも自然体に生きる感じがもう凄すぎる。風俗嬢と名乗るには不自然なキャスティングだが、説得力はある。あと個人的には、豊嶋花さんと長澤樹さんの共演が熱かった。
豪華なキャスティングが必ずしも作品に良い効果をもたらす訳ではないと思ったり。映画館でどっぷり観るべきだったかな。
ずーっと気になっていた作品
見たかったけど、何故か見る事もなかったのですが、Netflixがやたらと薦めてくるので鑑賞しました。
結果・・・・・・・・・。
良かったです。
なんか、すごーく良かったです。
有村架純さんも役に合ってたと思うし。
ただ、何処かに居そうな女性って気がするけど、きっと何処にも居ない女性なんだろうな。
って気もする。
本人は肯定も否定もしないだろうが、私から見たら凄く寂しい人に見える。
理解出来ないタイプなんだろうなぁ。
ちひろさーん‼️
元風俗嬢でありながら、弁当屋で明るく働くちひろさん‼️どんな人とも分け隔てなく接するちひろさんの明るい人柄が、シングルマザーの母をひとり寂しく待つ小学生マコト、家庭に息苦しさを感じている女子高生・久仁子、家に居場所がない女子高生・千夏らの日常に光を与えていく‼️しかし、ちひろにも幼少時の苦い経験があった・・・。こんなふうに書いていると素晴らしい名作のようなんですが、実はちひろを含め、ひとりひとりの登場人物のキャラや背景が掘り下げ不足で、イマイチ胸に響いてこない‼️久仁子の家庭はなぜ息苦しいのか⁉️多分、父親の圧に母や弟も息苦しさを感じていると思われるが、暴君なのか? DV親父なのか?この父親の性格もハッキリせず、結局何も問題解決していないように思う‼️マコトの母も、仕事のストレスや、息子の寂しさを痛感させられるような描写がないので中途半端な印象‼️千夏に関しては、家庭の問題が全く触れられてないので、イマイチキャラがつかめない‼️ちひろさんの過去も両親や弟との間に何があったのか、触れられていないのでイマイチ共感できない‼️リリー・フランキーや風吹ジュンさんのキャラも詰めが甘い‼️ただちひろさんを始めとするキャラそのものは魅力的なので、彼女たちの笑顔ややりとりを観ていると、自然と観ている側も笑顔になる‼️そんな映画かな⁉️
静岡県(と思われる)の海辺の小さな町にあるお弁当屋さんで働く女性・...
静岡県(と思われる)の海辺の小さな町にあるお弁当屋さんで働く女性・ちひろさん(有村架純)。
元風俗嬢であることを隠さず、それがゆえに店のお客も増えた模様。
生き方も軽やかというか、誰とでも分け隔てなく接している。
最近知り合ったのはホームレスの老人。
彼は一言もしゃべらない。
ぶっきらぼうだが、やさしく接してくれるちひろさんには感謝をしている。
ちひろさんのそんな軽やかさ・明るさに惹かれる女子高生。
彼女は、隠れてちひろさんの写真を撮っていた。
思い切って、ちひろさんが店番しているところへ弁当を買いに行ったところ、「今日は写真撮らないの?」と、ちひろさんから声かけられて逃げてしまった。
それがきっかけで交流するようになった。
でも、誰にでもやさしいちひろさんは、相手のことを詮索しない。
気に掛けるが詮索しない。
彼女にも暗い過去があったわけで・・・
といった物語で、主役に有村架純を迎えたこともあってか、前半はいつもの今泉力哉監督作品と異なってテンポよく進んでいきます。
そうね、だってこれは有村架純のスター映画だもんね。
という雰囲気が変わるのが、元風俗店店長(リリー・フランキー)と入院している弁当屋の女将さん(風吹ジュン)が登場してから。
ふたりの演技はいつも演技なのだけれど、このちょっとした間というか空気感というのが、今泉力哉監督映画っていう感じなんだよねぇ、と思ったり。
さてさて、ちひろさんなんだけど、観ていて思い出したのは『時代屋の女房』に登場する「問わず語らず都会の流儀」という言葉。
濃密な人間関係の田舎だと過去の経緯なんかを根掘り葉掘り訊いちゃうわけだけれど、人間だものいろいろあります的なひとびとが暮らす都会では、そんな過去のことなどほじくり返さない。
ほじくって、いいものなんて出ないわけで。
それは、ちひろさんと風俗店店長との面接の場面に端的に表れている。
あ、リリー・フランキーって、いつもやっぱり重要な役を演じているねぇ。
ということで、後半になってぐっと良くなった。
今回はロケーションも魅力的。
今泉監督、子どもの撮り方・扱いも上手いのね。
癒し系でありながら、どこかぶっ飛んだ性格のちひろさん、よかった。 ...
癒し系でありながら、どこかぶっ飛んだ性格のちひろさん、よかった。
ホームレスのおじさんの死体を勝手に埋葬したらいかんでしょう。
まずは警察に連絡しないと。
あと、「おかじ」はなんで「おかじ」と呼ばれていたのか知りたかった。
また、最後に弁当屋を辞めてしまったのは残念。
せっかく皆に受け入れてもらっていたのに。
自由気ままな生き方
自由気ままに生きているちひろさん。
彼女に関わった人は彼女のことを気にしていくことになっていくという内容だった。
作中で同じ人なのに違う星の人という言葉があり、そう考えると人間関係が楽になっていくんだろうなと思いました。
悪くはない。最後まで。 キャラクター、物語、雰囲気、どれも平均的に...
悪くはない。最後まで。
キャラクター、物語、雰囲気、どれも平均的に良いんだが私にはそれ程でもなかった。
読んでないが同名コミックの実写映画化らしい。ちなみに『地球へ』(『テラへ』と読む)もコミックは読んで無いが長編アニメ映画は好きだった。
やっぱり人間って弱いんだな
一言でいうと、この映画は「ものすごくあったかい映画」です。誰とでも分け隔てなく接する主人公のちひろさんが、いろんな人の心を様々な形で癒していく中で、見ているこちら側も自然とその影響を受けている感覚になりました。人間誰しも悩んだり悔んだりすることがありますが、人の心は簡単に崩れてしまう。そんなときはやっぱり誰かの支えが絶対に必要です。人間は一人で生きていけるほど強い生き物ではありません。
それにしても、終始作品を取り巻くちひろさんの癒しオーラは何なのでしょうか。相手によって態度を変えることは一切せず、ちひろさんの手にかかればどんな人でも心が和らいでしまいます。どんなに優秀なマッサージ師でも取り除くことのできない心のコリを、ちひろさんなら見事にほぐしてしまうという、本当の意味での理想の人間のような印象でした。現実がちひろさんのような人ばかりなら、喧嘩や戦争なんて起こらないでしょうか。それ以前に、まず誰とでも分け隔てなく接することって恐らく想像以上に難しいでしょうね。誰にでも気に入らない人はいるだろうから、どうしても嫌な人を相手にすると顔に出たりしてしまいがちですが、どんな人でも一人の人間として受け入れることってすごく大事だってちひろさんから教えてもらった気がします。そして、自分の人生観がちひろさんに良い方向に変えられたような感じです。
これだけあったかい映画が他にあるでしょうか。人間って自分たちが思っている以上に弱いので、自分にとっての「ちひろさん」を見つけて癒してもらうのが良いのかもしれませんね。
1人の女性を中心とした、どこかにあるかもしれない日常
ながら見。
映画に盛り上がりも無く、正直楽しいおもしろいわけでもない。
けど、飽きが来ることも無く最後まで見れた。
どこで話が急展開を迎える??とビビりながら見ていたが、
急展開も盛り上がりも無く終わった。
毎日淡々と続く日常を見ているようだった。
ひとりの女性の、劇的でもない人生の一部分を垣間見た気がした。
何度もいうが、有村架純の闇、影を含んだ演技本当うまいね。
24.2.26 スカパー?
何処かに居ると思う。ちひろさんみたいな人。
2023年、直感的に観たいと思ったけど見逃してしまった作品。まっさらな気持ちで観たかったので、原作や批評は見ずに鑑賞(週の初めに仕事のモヤモヤが解決してfeeling goodな2024年2月5日、Netflixで鑑賞)。
感想。良かったです。とても。
同じテイストの映画は世に沢山あるだろうし、諸々の観点から評価するとクオリティが高い映画とは言えないでしょう。多分。映画に詳しくない自分でもそう思うくらいだから、高く評価しない人も多いんじゃないでしょうか。
でも、私は好きです。個人的に好きな要素が其処彼処に詰まっていたので。
舞台・・・冴えない、くたびれ感のある海辺の田舎町。
俳優・・・有村架純、リリー・フランキー、風吹ジュン、平田満。
登場人物・・・何かしら家族に問題を抱えている人々(弁当屋夫婦は別)
台詞・・・「ジタバタするから沈む。ジタバタ止めたら人間浮き上がってくるもんだ」
「死体を埋めた後って、無性にラーメン食べたくなる」
「あなたは、孤独を手放さないで生きていける」
「(前はなにやってたの?)ただのお弁当屋さんです!」
ちひろさん・・・飄々として、人に執着しないのに、人を引きつけ、元気にさせる不思議な人
この映画は、笑顔の奥に、人には計り知れない苦悩と孤独を抱えて生きている人がいるってことを押しつけがましくなく、悲壮感を漂わせることもなく、重苦しくなく軽やかに描く。
最後の牧場のシーンとくるりの曲(岸田繁の声)はピッタリはまっていた。
私はこういう映画が、主人公みたいな人が、好きなんだって自覚できた。
原作を読んでみたくなった。
1人鑑賞
を休みの日に1人でじっくり
したのはこの作品がはじめてかもしれない。
惹きつけられる内容、テンポの良さ、
人の心の穴にスッと入っていく
ちひろさん
過去を最後の方に明かされるのかと思ったけど
描かれていなかった
居心地のいいところに長居しないちひろさん
恋愛に酔えない女
2024
15本目
自分にはこの手の映画は深夜にゆっくり観るに限る。
その方がどっぷり浸かれる。
有村架純の演技に酔えます。
もはや“ちひろさん”という人です。
これだけでも観る価値あり
さて内容ですが、
元風俗嬢をまったく隠す事なく、”人として”生き抜く彼女。男と女、大人と子供、親子、あらゆる属性を気にしない生き方はある意味、羨ましく一方で理解されない生き方で、それゆえに一つ場所に留まれない。
そんな彼女の葛藤も無表情ながら見えてきます。
内容としても彼女を取り巻く人々が少しづつ成長します。でも彼女はそれを狙ってるわけではなく、周りが勝手に感化されていく。恐らく、誰1人”ちひろさん”を分かる事はなかったのでないだろうか。
ちひろさんの目に引き込まる。
そんな映画。
色々と放置ではあるけど
原作コミック未読、監督の過去作は一切見ておらず。
ネット記事で「有村架純が元風俗嬢役」と言うのを見た記憶だけが残っていて、Netflixを契約したら、あぁNetflixオリジナルなのねと。
まぁ、元風俗嬢役と言っても、有村架純のそういうシーンとかは無いと分かりつつ見てしまう。男の性です。
幾つかのエピソードが前後説明無く、続いていて、何も解決していない事の方が多い。ちひろさんが何故、入院中の弁当屋の夫人(目が見えない)を連れ出したか、夫人も望んでいたかも分からない。全部、そんな感じ。
だが、何故か文学的にも感じられる。終盤、弁当屋の夫人が電話で「あなたなら、何処でも孤独を手放さないでいられるわ」と言うセリフ。普通なら、逆な事を言うだろうが、それ故に何か深く感じる。
それでも最後、町を離れてしまう。あそこは残っても、綺麗に終えられただろうし、個人的にはその方が良かったかなぁ。
身近にちひろさんの様な人が居たら・・・・凄い嫌いになるか、凄い好きになるかどちらかで、どっちでも無いって答えは無いだろうなぁ。
目玉焼きの乗った焼きそば食べたい
ちひろさんが持つ空気感に憧れる。職業年齢性別問わず人を惹きつける魅力がある人だな。。引きこもってしまう所やふと居なくなってしまう儚さも、殺しても死ななそうだね〜と人から言われる私にとっては羨ましいかぎりです。
もう少し予想を超えて欲しかったな
最近観てとっても良かった『アンダーカレント』の監督作品ということで、以前から知ってはいたけど観てなかった『ちひろさん』を第一回丸の内映画祭で上映するというからせっかくならば……と丸ビル7Fホールにて鑑賞。
ちひろさん自身もいいキャラしてるし、温かいのにどこか冷たい風が吹く感じもいいし、この話がどんなふうに展開していくのかきになるし、気付けば引き込まれてた。だからなおさら最後が予想通りの展開に終わってしまったことが残念だなー。
お弁当屋さん夫妻みたいな関係に憧れる💕
ぶつ切りのようなシナリオ
いろいろな登場人物が出てくるけど、そこまで掘り下げられず投げっぱなし感がある
ながら見する分には丁度いいけど、しっかり見ていたら意識がいろんなところに散って楽しめなかったかもしれない
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