別れる決心のレビュー・感想・評価
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ミステリーでは無く‼️❓純粋なラブストーリーとして観るべし‼️❓
冷静に観たら、無茶苦茶な人間が、無茶苦茶なことをして、終わる、そんな映画です🎞🎟🎬🎦
でも、中国から韓国に逃げてきて、藁おも掴む思いでD V男に心が崩壊して、防衛の果てに、理想の男は、理想の刑事で妻子持ち、再度の崩壊、されば、その果てに行き着く先は。
刑事も、個人生活がいつのまにか破綻して、その果てに行き着く先は。
だから、この映画は冷静に観るのでは無く、それぞれに同化して、自分の人生のなれの果てに、何を望むのか、それを想像しながら、観るのです。
そうすると、胸が掻きむしられ、慟哭の、感慨に耽ることができます。
禁じられた愛、許されない愛、到達出来ない愛、そんな想いが少しでもある人生なら、共感のかけらもあることでしょう。
もし、日本でリメイクするなら、刑事は綾野剛、ヒロインは中村アンと思う、皆さんどうでしょう。
余韻が強い映画🎞🎟🎬🎦是非。
寿司で愛情表現は万国共通
あらゆるシーンの画作り、人物の行動とセリフ、かかる音楽、舞台の設定、物語の構成…。とにかく全部が全部、確かな意図と意味をもって練り上げられている、と思われる。1回の鑑賞では作品すべてを咀嚼して味わい尽くせず、完全に理解ができていなくとも、そう言うほかない。
マジックミラー越しの取調室で、実際の人物とミラーに映る人影、さらにモニターへの写し込みを入れたりで、どれが本物なのかわからない(という表現?)とか、ストーカーまがいに被疑者を双眼鏡で監視する刑事が部屋の中のタン・ウェイの背後にいるイメージとか、遺体の眼球の内側から見た蟻の姿とか、そんなアーティスティックでアクロバティックでエキセントリックな映像を観せられるだけでクラクラする。スマートウォッチでの録音や翻訳アプリを使った会話の仕掛けもいちいちうまい。
パク・チャヌク監督作を全部観ているわけではないが、ミステリアスな雰囲気はイノセント・ガーデンに近いと思う一方、妻役の戸田恵梨香似イ・ジョンヒョンの不倫場面にスッポン出すとか、取調べ中の食事が寿司からアメリカンドッグになるとか、ギャップのある笑いどころがあるのがまたすごい。
ストーリーのおもしろさより、緻密に構築された世界を見逃さず楽しむ作品だが、惜しむらくは、中国語と韓国語ができない自分は字幕で読んで理解するしかないところ。しかもその発音が本作のひとつの肝にもなっていて、すんなり頭に入ってこないのが実に悔しい。吹替版で観た方がスッとわかったかも。
朝から眠かった一日の終わりにレイトショーで観て大丈夫かと心配だったのだが、目薬使わずとも目が覚める傑作だった。オレに言われるまでもなく、パク・チャヌク天才。
予定通り面白い!
予想通り…というか予定通り面白い!
刑事と容疑者の関係ながら、初めっから官能的な予感がピリビリするし、にもかかわらず疑ったり騙したり裏をかいたりとなにが真実なのか分からないままに引きずり回される快感よ…
視覚聴覚のみならず、触覚も嗅覚も想像させる、さすがのパク・チャヌク演出。視点がスマホだったり死体だったり、やっぱりかなり変わった映画ではあるのだけど…
なんといってもソレ役のタン・ウェイの美しさと限りないバリエーションの笑みがそうした物語に説得力を与えるよね。どうやら中国 延辺出身の朝鮮族(韓国ノワールでは殺し屋の出自として有名)という設定らしく、中国語の方が流暢、というのもぴったり。
行き先不明の官能ミステリー、というに相応しい一作でした!
普通のサスペンス劇場
海、絶壁ときたらどうしても火曜サスペンスを思い出してしまう😅
そこまで凄いと思う描写もなくドラマの様に楽しみました。容疑者の中国人女性がとても綺麗だったのでそれで成り立つ映画かなと。
だらだらと
24本目。
でかいスクリーンなのに、なんか無駄遣い。
にしても、長い作品ばっかで、何を観ようか迷う。
恋愛映画かと思ったら、始まりが殺人、ミステリー?と思ったら、そう言う流れね。
でも、まどろっこしいと言うか、なんだこの眠くなる流れ。
まあ寝てしまったけど、ハラハラドキドキ、背徳感すら感じられず、いや青二才が観るには、10年、いや20年早すぎたか。
炭酸の抜けた飲み物みたく、終始刺激を感じられずで。
温くない
「サスペンスしつつ実はピュアピュアな恋愛映画でもある」っていうのはよくあるプロットだけど、監督の作家性(直接的な性描写を除きながらどこまでも艷やかに撮る)でより面白さが強固になっている。
なんでこんなに女性を美しく品のあるように撮れるのか…今泉力哉とパク・チャヌク…信頼…
相手のことが好きすぎて好きすぎて彼女が生きている世界に入り込んでしまうというのを映画的に演出するとこうなるのかという驚きと実は二部構成で…という作りも本当に素晴らしい。能動的に客が見ざるを得ない、でも投げっぱなしにもしない説明量。
新海誠っぽくて、主人公二人以外が埋没してしまっている点については、過去作「お嬢さん」を上回っているとは思えなかったけど、邦画にありがちな温さがないのも本当にいい。
ヒロインに、ファム・ファタールとしての魅力が感じられない
タン・ウェイは、良い女優だとは思うが、本作では役柄にマッチしていないと思えてしまった。物語の鍵を握るファム・ファタールとして、主人公の刑事を一目で虜にするような魅力が乏しいし、「魔性の女」といったイメージも感じられないのは、致命的だろう。
2つの殺人事件を巡るサスペンスも、あっと驚くような「衝撃の展開」がある訳ではなく、しかも、やたらともったいぶった描き方をしているので、少々退屈してしまった。
ヒロインの最後の選択も、永遠の存在になることを望んだ結果だろうが、それでも、どこか取って付けたようで、今一つ、共感できなかった。
映像としては、張り込んでいる相手に主人公が寄り添うような描写があったり、死人の視点やスマホ画面の裏側からのシーンがあったりと、色々と工夫が凝らされているものの、期待していた「どぎつい」描写は鳴りを潜めていて、全体的におとなしい印象で、その分、物足りなさを感じてしまった。
語り口の巧さで魅せる映画。何かの映画を思い起こさせると観ている間ずっと思っていたけど『めまい』だね、これは。
①ちょっと安い邦題(渡辺淳一の小説にありそうな題名)(二人は付き合っていたり結婚していたわけではないのだから、“別れる”よりも“離れる”“去る”にした方がよくはないか、韓国語の原題はどうかわからないが)が勿体ないような、巧緻な演出と斬新なカメラワークとで最後まで引っ張っていく監督の力量は大したものである。
こんなに凝った演出の映画は、最近の邦画はもとより洋画でもあまりお目にかからないくらい。
②サスペンスフルな展開の中にユーモアを忍ばせるところもヒッチコックの映画の幾つかと通底している。
台詞だけを追っていると混乱してしまうかも知れない。何よりカメラで語っている映画だから。
彼女が中国人で肝心なところは中国語で話し翻訳アプリで韓国語に変換させているのも細かい演出。私も翻訳の仕事をしているが、翻訳アプリが正確な翻訳をするとは限らない。ましてや言葉の裏に込められた感情は翻訳してくれない。
③韓国の捜査事情は知らないが、刑事と被疑者とがあんなに近い距離で良いのか、とは思った。
刑事が被疑者に惹かれ、それ故に見逃すというまではよくある話と云える。
これで終わりなら大した物語ではないな、と思ったらここから捻りが入る。
④イポの海鮮物市場でバッタリ出会ってしまう二組の夫婦。ソン・ソレの筋トレオタクみたいな旦那と、ヘジュンの理系女子で健康オタクの奥さんとが社交辞令を交わしている横で、ソン・ソレとヘジュンとは言葉少なに話すだけで互いに見つめ合う。表面的には二組の夫婦の単なる偶然の邂逅にしか見えないが、内面では単なるどころではない大嵐が起きている。ほぼ映像のみでそれを伝える心理的にスリリングな映画中盤の山。そして同時にこれが物語のターニングポイントとなる。
⑤
私は好き
演劇の舞台転換の様に展開する場面や、台詞が少なく背景をじっくり見せる伏線や隠れた要素がありそうな映像など、さすがパク・チャヌク監督ワールド。結末を知った上で、また何度でも観たくなります。ユニークで美しく不穏な感じのする作品で、海外の映画祭ウケしそう!
パク・チャヌク独特の奇妙な演出・編集が炸裂してたが、今作はちょっと...
パク・チャヌク独特の奇妙な演出・編集が炸裂してたが、今作はちょっと捻り過ぎたような気もするな。その分で過去作より乗れなかったところもあるけどタン・ウェイが素晴らしかったので満足。間をおいて観直してみるか。
【喜多嶋舞は今何してる⁉︎】
廉潔な愛妻家の敏腕刑事が、夫殺し容疑の魔性の女に籠絡させられる古典的展開に終始するかと思いきや、海辺のラストシーンは演劇を観たような印象。タン・ウェイ観てたら若い頃の喜多嶋舞をふと思い出した。
相互の心理描写が目紛しく展開する練られた脚本が138分の長尺を感じさせなかった。併せて映像表現が面白く油断してると置いてかれる感覚。
すごく変なメロドラマ?
ラブミステリーというかメロドラマなんだけど、変化球すぎて、すごーく変な作品でした。
変すぎてどの登場人物にも感情移入出来なかった。
主人公の女性がタヌキ顔だけど、きれいだったのと、ラストは海のきれいだったなあ。
質が高く表現的な面白さ満載なんですが・・・
映像も面白いし音などの緻密さも感じて、非常に質が高い作品だというのはよく分かるのですが、あまりに知性あふれる構成・展開にまったくついていけませんでした。まわりではたびたび笑いなど起こっていて、好きな人は楽しんでいるんだろうなぁと嫉妬というか羨望に近い気持ちでもって、多少イライラ・・・理解できない自分が悪いんですが─。何せ気持ちの良い話ではないので、個人的には全く楽しむことができませんでした。
超絶変化球なメロドラマ
真面目な刑事と容疑者の女の恋愛の話 こんな単純な話なのに変わった映像やディテールのこだわりや奇想天外なストーリーのクセ強すぎ作品!
真面目な刑事は未解決事件を追うのに異常に執着していて不眠になってるんだけど
別件の事件の容疑者を捜査していく内に好きになってしまいます、
容疑者の女も徐々に刑事の事が好きになるのはいいんだけど、容疑者の女が嫉妬するのが刑事の嫁じゃなくて未解決事件に執着してる刑事なので、嫉妬の対象が未解決事件自体で事件を解決していって刑事の気を引こうとするとか変化球過ぎて面白かったです
映像の部分では死体の視点で見せたり 回想シーンの入り方とかが面白いです、
それと直接的なシーンが一切無いのに演出や仕草でエロくしてるシーンも多く取り調べシーンが完全にデート気分だったり変な描写も多いですね、
あと中国人であまり韓国語が分からないからアプリを使って言葉を伝えるシーンを効果的に使ってましたね、
それと狙ってるんだとは思うけど笑えるシーンとかかなりあって爆笑まではいかないけど ユーモラスなシーンが多く着地点が全く見えない展開だったので
かなり楽しめました。
しかし直接的な好きとか言わない恋愛モノで 霧の歌を歌うが 霧で見え方が変わるとか服の色が変わって見えるって部分も恋愛と一緒だよなあっと思わせたりかなり
わかり辛く恋愛描写を描いていますので細かいところまで神経張って観てほしいですね、
あと全てセリフで言ってしまうような事は無く心情を顔の演技のみで終わらせて考察させるような部分も多く一回見だけではわからない部分もあるし
2回見たときにやっと気付ける重要な会話とかもあるのでリピーターが多いのは納得ですが 説明不足過ぎて単純に理解出来なくて楽しめ無いから面白くないってパターンも多いと思うし賛否はかなり分かれるとは思います、ラストはある意味ハッピーエンドで容疑者の女の思う壺でしたね!
あと分かりずりいとは思いますが
前半は山パート
後半は海パートで 山と海に関する会話と合わせると案外あの会話は重要ですよ
あとパクチャヌク監督は一貫して恋愛モノを多く作っていて今までの中では割と設定的にはオールドボーイや渇きよりはこれでもまともな恋愛モノだったとおもいます最後に 別れる決心 てタイトルちょっと違うのではと思ったんだけど原題なんなんやろな。
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