劇場公開日 2022年7月1日

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モガディシュ 脱出までの14日間のレビュー・感想・評価

全135件中、21~40件目を表示

3.5やりすぎて嘘くさいのですが

2023年6月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

まず初めに。実話ベースのストーリーということですが、カーアクション、ガンアクションの迫力が凄すぎて、実話ベースというよりギミック満載のエンタメに寄り過ぎちゃった感じは残念でした。え?なんで犠牲者がほとんどいないの???とか、なんで、ボサッとしたおっさんが抜群のドラテク発揮しちゃうの?とか。
なんですが、実話ベースのフィクションだと割り切って鑑賞するとこれほどの面白くてアドレナリンがドバドバ放出される映画なんてそうそうないです。アクションの撮り方、音の入れ方が巧みです。邦画でもこのくらいやって欲しいと思います。その映画館で観るべき作品ですし、IMAX、ドルビーアトモス、4DX、ScreenXでも作っているようなのでいいところで上映して欲しいです。

さて、肝心な話しの進み方ですが、仇敵との関係が命の危機を前にしての葛藤、割り切れない心情、猜疑心、協力、そしてラストに向けての友情と別れまでがゆっくりと進みながら脱出に向けては一気に加速していく組み立てはハラハラ・ドキドキでした。そして、ラストシーンは非常に印象的で乱れた呼吸がスッと整う感じでした。

不安、恐怖、猜疑、謀略、策略、協調、友情、絶望、希望などいろんなことが上手くまとめられた作品でした。

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zem_movie_review

4.5韓国は映画作りが

2023年5月1日
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上手い。エンタテインメント性もあり、見応え充分。ソマリア内戦に巻き込まれ、北と南が手を組み生死をかけた脱出劇を実話。何処までが実話なんだろう。
映画としての実力が凄い。セリフがなくても一人一人に表情があり、見てる者を感動に誘う。俳優人も見事に演じきり拍手。おすすめです。

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ken

4.0恐ろしい内戦

2023年4月25日
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 ソマリアでの内戦。外国人にも被害が及び、大使館にも強奪などの被害が出る。ソマリアからの脱出を始める外国人。国連加盟を目指してロビー活動をしていた韓国、北朝鮮も同様に脱出に必死になる。
 お互いに敵意むき出しだったが、助けをもとめ、行き場の無くなった北の人達を受け入れる南の人達。南側でも助けるべきか追い返すかで意見が分かれてはいたものの、女性や子供もいるのに追い出すことも出来ない。
 食事のシーン、南側が用意した食事に手をつけない北側。どうやら何か入っているのでは、と警戒していた様子。自ら助けを求めたのに、それでも信用できないのか。悲しい場面だった。
 ソマリアの内戦、政府側と反乱軍の殺し合いも凄まじいが、韓国と北朝鮮が協力して、車に本など縛りつけ、脱出するシーンが、まさに手に汗握る脱出劇。白旗を鉄砲と勘違いされて総攻撃をうけてしまい、なんとか逃げて〜と思わず力が入る。
 無事脱出出来たけれど、輸送機から降りる場面、韓国に助けられた、感謝していると公で言えない北朝鮮の人達。両国の深い問題をみせつけられた。
 これは、韓国のハンさんが原作らしく、ほぼ事実なんだろう。なんとも恐ろしい。まだいまだにソマリアでは争いが続いているらしいし、スーダンの内戦から外国人が脱出をしていて、今日のニュースではやっと日本人も脱出出来た様子。スーダンの街から日本の自衛隊機が待機しているところまで30時間車でかかったとか。映画の場面が脳裏に過ぎる。現地に自分の意志で残る事を決めた人もいるようだが、帰る意志を表しながらまだ脱出出来ない人が1人いるらしい。なんとか早く助け出されてほしい。

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アンディぴっと

5.0一言「あっぱれである」

2023年4月24日
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モガディッシュは、アフリカ東側・ソマリアの首都で。
1990年に起こった、ソマリア内紛に巻き込まれた、北朝鮮と韓国の大使館員の話です。

異国の赴任先で内紛が起きて、その国を脱出する。
たまにそんなニュースを聞くけど。
33年前にこんなことがあったんだね(脚色はしてるだろうけど)。

冒頭で北と南の大使館員、それぞれが政治的に対立してるシーン。
よくある話だなあ、と思わせといて。
紛争によって、協力し合わなくてはいけなくなった両国。
どう手を打つのか、ちょっとハラハラ。

終盤10分ほどの追っ手から逃げる、カーチェイス。
ド派手でかつもうあかん〜!が、息する間がなかった。

出血シーンは控えめなので、歴史的史実を知ってみては。

⭐️今日のマーカーワード⭐️
「我々の闘争目的は、生存だ」

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ゆき@おうちの中の人

4.0すごい迫力

2023年3月24日
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鑑賞方法:映画館

ソマリア、この国で韓国と北朝鮮の両国は、悲願である国連加盟の票を獲得するために、毎日ロビー活動でせめぎあっている。そんな中で、1990年にソマリアで起きた暴動からの内乱。一夜にしてひっくり返る中で、首都モガディシュに大使館をかまえていた北朝鮮も韓国も必死での脱出をめざすしかなかった。その中で、休戦中とはいえ戦時下にある両国の大使館員たちが脱出するために協力しあえるのかどうか、という話。

すごい迫力、一気果敢!
めちゃ怖い、内乱の街、内戦の街。子供まで銃をうちまくる反乱軍。外国大使館員 という肩書が安全を1mmも保証してくれない世界。
前半は若干寝落ちする瞬間があったことを正直に言っておこう。寝不足の中で久しぶりの二本立てだったからというのは言い訳だな。
しかし後半はまばたきすら許されない、息詰まるシーンの連続。すごい迫力であり、緊迫感だった。
はたして極限下とまで言えるこの状況は、遠いこの地でも毎日せめぎあっている両国は、イデオロギーを越えられるのか。
逃げる前に、子供の腕に血液型をマジックで書いておく、という描写も怖い。

「なぜ俺たちは、別々の国で憎み合って生きてているんだ」 彼らは決してこれを声に出して言うことはできないので、せめて俺がここで言っておこう。

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CB

4.5韓国映画「モガディッシュ脱出までの14日間」に心底感服しました😳

2023年2月22日
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鑑賞方法:VOD

またしても韓国映画の驚嘆の出来栄えに正直、若干の悔しさも混ざります!今の日本映画界にこのサイズとクオリティの作品を世に送り出すパワーはあるのかな?😑

韓国政府の映画産業への振興補助金は日本の約十倍の大金で、しかも費用の大半は映画人の生活保障費にも当てられており、日本の映画人のようにコンビニバイトに励む副業で何とか糊口を凌ぐことなく脚本など映画の作業に専念する明るい環境が提供されている冴えた使い方と聴いたことがありますが昨今の事情を鑑みればおそらくそれも事実なのかもしれないと想う今夜ですニャ🐈何がクールJAPANや!オレたちの莫大な税金どこに使ったの?文化庁さま😑

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あさちゃん

3.0一日も早い融和

2023年2月16日
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「朝鮮半島で唯一の合法政府」を標榜する韓国にとって国連への加盟は悲願だったことと思いますし、ことアフリカでは出遅れていたこともあり、北朝鮮に対する競争心は、並大抵でなかったと思います。
その「敵愾心丸出し」(?)の真っ只中でも、呉越同舟の脱出作戦を展開できたのですから、同じ民族の血は、やはり争えないのではないでしょうか。
遠からぬ位置の国に住まう者として、一日も早い両国の融和·・統一が待たれると思わされた一本でした。
佳作であったと思います。

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talkie

3.5実際にあった話

2023年1月12日
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ラストのカーチェイスは実際のエピソードでは無かったらしいが
本当の話ってのは凄い
北と南で同じ目標の為に連携するのは面白いですね
 これは国交を良くする為とは別だと言いながら行うのが深いです

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お主ナトゥはご存じか!

4.0この絆を忘れはしない

2023年1月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

興奮

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近大

4.0ラストのカーチェイスから脱出まで、スリルとサスペンスが凄い盛り上がり!!

2022年12月15日
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鑑賞方法:VOD
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琥珀糖

3.0邦画に無い絵と歴史を知る、結末は後感が良き

2022年10月27日
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2022年劇場鑑賞47本目 良作 61点

正直各所の高評価に納得いっていない作品。

劇場にて上映前予告にて気になってはいて、まあまあそれなりには楽しめたけど、、、

まず言えるのが前半が起伏が無くて退屈で、後半は韓国お得意のカーアクションや登場人物の工夫などでそれなりには楽しめました。

でも今作で特筆すべきはやはり、実話がベースになっている点で両国の歴史は今作を知るまでは存じ上げなかったので、そういう意味では鑑賞して良かったかも。

恐らく当方今作の魅力にたどり着けていないだけで、掘れば出てくるタイプだと踏んでいるので、またの機会に鑑賞し直そうと思います。

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サスペンス西島

2.0コミカルな前半では後半に感情移入出来ない

2022年10月13日
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鑑賞方法:映画館

笑える

興奮

マッドマックス怒りのデスロード以降、根強い人気のヴァイオレンスカーアクション映画。

本作は前半の政治ドラマから後半はカーアクションによる脱出劇へと変わる。

政治ドラマ部分は冒頭からコミカルな描写で、南北対立の緊迫感が非常に薄い印象だったが、そのぶん後半の協力関係に至るひと悶着の意味も薄くなってしまい、カーアクションの印象が強い作品になってしまった。

それなら政治的ストーリー部分はもっと削り、全編ドンパチやりながらのカーアクションがもっと観たかったのに!と観終わってから思った次第。

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死亡遊戯

4.5言うは易し、行うは難し

2022年9月4日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

「1990年代初頭、国連加盟を目論みアフリカのソマリアでロビー活動に勤しむ南北の大使たちがクーデターに巻き込まれ、力を合わせて脱出するお話しを映像化したい」
普通は、このような企画を立ち上げようとしても、まずは却下。せいぜい、小説やマンガで実現させるのが関の山でしょう。
が然し、韓国映画は違います。モノの見事に実写化させます。それも大規模なロケーション、現地(モロッコ?)のアクターや、映像スタッフ達と連携を取って。
しかも、度肝を抜くような政治的サスペンスアクションに仕上がっています。こんな映像体験が出来るのだから、韓国映画から目が離せません。
一体、どうやって撮影したのか???の連続が続きます。VFXを効果的に多用して、説得力のある映像を創り上げているのでしょうが、素晴らしかったです。特別音響上映で観ましたが、それも相まって只々、圧倒されっ放しでした。
反乱軍や政府軍のカラシニコフがライフル弾の雨あられを撒き散らす中、脱出を試みる為にベンツを使用します。勿論、防弾装備等無い普通車です。(どうするのだろう?)すると、北の大使から驚くべき提言が……!!
もう、嘘でも何でもツッコミ入れる余地もなく、ぽか~んと口が半開き状態になりました!
兎に角、凄いものを観てしまったのですが、南北融和をテーマに据えている為に、創り手達がナーバスになったのだろうと推察しますが、ヒューマンドラマ的なエッセンスがやや、不足気味。
が然し、そんなマイナスポイントを補って余りある超一級のアクションサスペンス映画でした。絶品。

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emanon

5.0この映画の面白いところは、ソマリア内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たち、北と南の対立の感情を捨てて、協力し合うというところ

2022年9月1日
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鑑賞方法:試写会

7月1日に公開される韓国映画「モガディシュ 脱出までの14日間」は、2021年度の同国の興行収入1位を記録した作品です。内戦下のソマリアを舞台に、大使館員の脱出劇を描いたアクション大作で、リュ・スンワン監督は「韓国の観客がたくさんの応援を送ってくれた結果です」とインタビューで語っていました。

 首都圏以外の地方にも新型コロナウイルスの感染が拡大。1日の感染者が1000人以上に達し、過去最多を更新する日が増えていた。「そんな時に新作を映画館にかけるなんて、正気の沙汰ではない」という声もあったそうですが、「今誰かが率先して新作を公開しないと、映画館がつぶれてしまう、映画産業が崩壊してしまう」と、公開を決定。最終的に興行収入30億円を突破したのです。「私の勇気を、大勢の人が支持してくれました」この監督の男気を先ずは評価したいと思います。

 この映画の面白いところは、ソマリア内戦に巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員たち、北と南の対立の感情を捨てて、協力し合うというあり得ないと思う話なんですが、実は実話に基づいているというところの意外性です。
 そして後半からの命懸けの脱出シーンの大迫力です。反政府軍からも、政府軍からも敵だと見なされ、激しい銃弾の雨あられをかいくぐるシーンは、手に汗を握る大迫力でした。そして脱出の窓口となってくれたイタリア大使館は、韓国のコネで何とか潜り込めることになりましたが、その時北朝鮮の大使館は方便で韓国に転向したことにしたのでした。なので、無事イタリア大使館に着いても、嘘がばれると強制退去となるかもしれません。最後までどうなるか全く予測不明でストーリーがグイグイ進んでいくところが本作の魅力です。

 物語は1990年、ソマリアの首都モガディシュ。韓国の駐ソマリア大使ハンは国連への加盟を目指す韓国政府の命を受けて、多数の投票権を持つアフリカ諸国へのロビー活動に励んでいました。だが時を同じくして、北朝鮮の駐ソマリア大使リムも国連加盟を目指す政府のためにアフリカ諸国へのロビー活動に奔走しており、両国間の妨害工作や情報操作はエスカレートしていくのです。
 そんなある日、現政権に不満を持つ反乱軍による内戦が勃発。たちまちモガディシュの街は大混乱に陥り、各国の大使館は略奪や焼き討ちにあい、ついにリムは暴徒の襲撃を受けて追い出されてしまうことに。
 その時リムが思いついたのは、韓国大使館に助けを求めるという禁じ手でだったのです。

 本作のヒットには、当時の世界情勢も影響したようです。
 映画は、韓国、北朝鮮の大使館員らが協力して、ソマリアの首都から脱出した1991年の実話を基にしている。一方、公開直後の21年8月下旬、韓国政府は、米軍の撤収で情勢が悪化するアフガニスタンからの避難民を受け入れました。彼らは韓国大使館などで働いてた人々でした。「アフガンからの避難作戦と30年前の脱出劇が重なるところがあり、映画に関心を寄せる人も多かった」とリュ監督は語ります。
 もちろん、今年のアカデミー賞の国際長編映画賞部門の韓国代表に選ばれるなど、映 画の内容も充実していました。特に、モロッコでのロケ撮影が素晴らしい効果を上げていると思います。「映画を作るのに一番理想的なのは、実際に事件が起きた空間で撮影すること。ソマリアには渡航できませんでしたが、街並みが似ているモロッコの海辺の町で撮影することになりました。モロッコで、ハリウッド映画の撮影にかかわったことがある、有能な現地スタッフの協力も大きかったようです。その結果反乱軍の兵士や避難民など、大勢のエキストラが登場し、迫力満点の演技をみせてくれています。
 リュ監督は、端役まで含めて、数百人いたエキストラを一人一人キャスティングしたそうです。撮影には半年かかったそうですが、数百人ものエキストラ一人ひとりに演技を付けて、迫力ある脱出シーンの描いたことは、助監督を始めとするスタッフが大変な努力だったことでしょう。
 仕事に手を抜かない映画人の奮闘が、韓国映画の勢いを支え続けていると思います。その充実ぶりはうらやましいほどですが、「日本映画も個性的な映画が作られていますよね。『カメラを止めるな!』は感動を伝えてくれたし、濱口竜介監督の映画もあります。日本、韓国両国の映画が相互作用し、』健全な影響を与え合って、成長していくといいと思っています」とリュ監督は語ってくれたようです。

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流山の小地蔵

5.0韓国と北朝鮮の人々が織りなす緊迫した人間ドラマと、凄まじいスペクタクルが見事に融合した一作

2022年8月28日
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鑑賞方法:映画館

国家間関係としては依然として緊張関係にある韓国と北朝鮮ですが、両国の国民が理解し合える機会は果たして訪れるのか、というテーマは、これまでも多くの作品で描かれてきました。大ヒットしたドラマ『愛の不時着』はその代表作の一つですが、近年では『工作 黒金星と呼ばれた男』(2018)などの傑作も制作されています。本作もまた、韓国と北朝鮮の問題を扱った映画としては今後間違いなく作品名が上がるであろう傑作となっています。

互いに弱さと猜疑心を抱えた両国の大使館職員(とその家族)が、対立感情を乗り越えて難局に打ち克とうと奮闘する描写は、しばしば予想通りの部分を含んでもいましたが、彼らを取り巻く状況の緊迫感が余りにも高いため、むしろこうしたお約束展開が一服の清涼剤になっています。緊迫感の緩急の付け方が絶妙で、リュ・スンワン監督の演出力が冴え渡っています。

後半には果たしてどうやって撮影したのかと仰天するような映像も含んでいて、本作が堅い政治ドラマではないかと懸念している人でも、決して退屈させない、娯楽作品としても超一級の仕上がりとなっています。裏返せば重厚な人間関係を期待して、動きのあるアクションが苦手な人にとってはちょっと意外な内容かも知れません。

主人公達が巻き込まれたソマリア内戦の混乱状況は、『ブラックホーク・ダウン』(2001)でも描かれていましたが、そこではソマリアの人々(民兵を含む)がゾンビのような扱いを受けていました。一方本作では、何人かの登場人物に絞られてはいるものの、ちゃんと生活背景のある人々として描いているところも良かったです。韓国・北朝鮮問題やソマリア内戦について知識がなくても楽しめる作品となっていますが、それらについて少し事情を予習しておくと、さらに本作を楽しめること間違いなしです。

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yui

4.5ひとことReview!

2022年8月17日
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怖い

興奮

知的

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極東新天地

3.0シリアスなソマリア紛争をハリウッド的作品╋韓国風で味付け

2022年8月13日
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悲しい

怖い

新感線以来の韓国映画館でした(netでは見てます)。ソマリア紛争はニュースなどで当時知っていましたがこの事件は報道されたのかどうか知りませんでした。この作品は従来からの韓国お得意の北朝鮮との狭間に起きた事件事故に、人間ドラマを加えた展開に、ソマリア紛争(時事)を入れたハリウッド映画のようなワールドワイドなスペクタル作品になりました。見所は、双方の大使館員内部の家族と外部との連絡不通時の行動(大使館員内の情報員との対処方の違い、国の方針と双方国の不信感、双方の家族の人間ドラマ)╋ソマリア紛争激化でのゲリラ戦場内からの生存をかけた刻々と迫りくる限られた時間に、現地体制側反体制側、信頼できない現地警察、各国大使館の閉鎖状況での内での脱出・・・。つい最近日本でも報道があった日本人のアフガニスタンの脱出遅れ。日本政府も自衛隊も、時すでに遅しで、自衛隊機に一人の日本人しか救出できなかった事件、思い起こしました。
韓国映画、物量(エキストラ、弾薬、装甲車、)などの制作資金がCG(人、爆発)の多くなったハリウッド映画と違い、かなりのものです。
このジャンルでは、素晴らしい作品創りますね。

★Digital5.1観賞
★音圧 ◎
★重低音 ◎
★分離度 ◎
★移動音 ◎
★サラウンド ◎

エンドロールによると、Dolby-atoms、IMAX、記載。
韓国映画は音声分野は日本映画より最新の物を取り入れたり、4DX,SCREEN-Xなど開発している会社として発展が、残念ながら日本国内ではそれらで公開されていないようです。この作品Digital5.1chながら、ハリウッド互角の音作り表現に、ドラマ部門も仕上がっていました。

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AKF-RHOO

4.5敵も味方もない国で敵国同士が味方になる話

2022年8月13日
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泣ける

怖い

興奮

1990年、韓国と北朝鮮は国連加盟を目指し、アフリカ諸国との外交を競っていた。
そんな中、ソマリアで政府に不満を持つ国民によって内戦が勃発。
ソマリア政府と親密だった各国の大使館は次々と反乱軍に狙われる。
そして、韓国と北朝鮮の大使館も狙われることとなり、互いに協力せざるを得なくなるのだが…

韓国と北朝鮮。
決して交わってはいけないこの2つの国が国境を超えて繋がった実話は幾つもある。
そして、それらは映画化されて名作となってきた。
本作も実話が元となっており、間違いなく名作だ。
この両国の物語がソマリアという遠く離れたアフリカの地で繰り広げられているというのもなかなか興味深い。
遠い異国の話のように思うが、ソマリアの人々の中にアジアや欧米の大使がいることで他人事として割り切れないような生々しさがある。
この映画が韓国映画だったからこそ、より身近に感じることが出来たのだと思う。

映画の前半は両者の対立、後半は両者の絆が描かれる。
はじめは妨害工作によって完全に敵対している韓国と北朝鮮だが、内戦という異例の事態に両国が手を取り合う異例の事態が起きる。
そして、やはり1番の見どころは物語のクライマックスとなる脱出シーンの緊迫感とその後の悲壮感。
脱出の行方はネタバレになるので記述を控えるが、あのカーアクションはハリウッドレベル。
敵も味方もない地獄を抜け出す緊迫感と決して交わってはいけない関係だからこその切ない運命を是非多くの人に観てもらいたい。
興奮と感動が同時に押し寄せる、ドラマ的にもアクション的にもここまで完成された作品はかなり久しぶりに感じた。

最後に一番印象的だったシーン。
ソマリアの子供たちが、怯える北朝鮮の同い年くらいの子供たちに銃を向けて大笑いしているシーン。
勿論、子供だけではなく北朝鮮大使の家族たち全員に向けていたわけだが、全く同じ人間同じ年齢の子供なのにこうまでして違う存在になり得るのかと色々考えさせられた衝撃的なシーンだった。

〈余談〉
最近の鑑賞映画の制作国が、

🇯🇵→🇯🇵→🇯🇵→🇯🇵→🇰🇷→🇯🇵→🇯🇵→🇯🇵→🇹🇼→🇹🇭(🇰🇷)→🇰🇷
と、完全にアジア周回ルートだったが、またもや韓国映画を観てしまった…
いい加減アジアから“脱出”したいので、次はバズ・ライトイヤー辺りで宇宙進出を図るつもりだけど、行けるかな…

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唐揚げ

5.0すげ〜な 最近の韓国映画って

2022年8月11日
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この規模の映画って日本じゃ まだまだなのかなぁ~
30年前のソマリア内戦とかをリアルに描きながら

ラストのカーチェイスのエンターテイメント性は言うことないっしょ。100点💮

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エアレンダル7

3.5ソマリアでの4~5日間。

2022年8月8日
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bloodtrail