この子は邪悪のレビュー・感想・評価
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いうほど意外な結末や展開でもない。南沙良に癒される。
タイトルや予告編、トップ画像、PG12指定に惹かれて7月下旬から気になってた作品。
上映館や上映回数が少なくなかなかスケジュールが合わなかったため、結局最終上映(最終回)で鑑賞。
結局一番印象に残ったのは南沙良ちゃんの可愛さでした。沙良さんのノースリーブ姿が見れて良かったです。
予告編やチラシからするとかなりシステリー、サスペンス要素が高く、意外な展開や結末で、かなり奇妙なんだなあと、サスペンススリラーの好きな自分は結構期待してましたが、思ったほどハラハラしないし、予測不能と言い切るほどの展開と結末ではなく、予想できるといえばできてしまう結末でした。
あえて予想を立てていなかった自分は少し意外でしたが、しっかり予想を立てられるミステリー好きな人なら恐らく予想できると思います。
全く面白くないわけでもないが、星3をつけるかどうかギリギリのライン。
あと、最後のPG12以上の指定が決定付けられるあのシーン、ああする意味がよく分からない。
タイトルの回収の仕方は、ちょっと納得いかないけど、まあまあ綺麗な回収の仕方でした。
入れ換える?
発想が面白く、数少ないホラー寄りな表現にドキッとさせられる。
作中に漂うスローなテンポではあるが、冒頭のインパクトはなかなかに鋭い。不穏な空気に取り込まれる。
しばらくは何を見る事になるのか分からず「この子は邪悪」ってタイトルの意味を探そうとしてた。
仮面の妹がそうなのか、大きなお世話を焼いてくる男の子がソレなのか?
彼が「邪悪」だとするなら、ネットに蔓延る正義警察的ない話なのかと勘繰るもソコではなかった。
黒魔術に匹敵しそうな催眠術の話だった。
色々と脇を固めてくれはするのだけれど、退行催眠の後の魂の入れ替えってのは…んー、ちと厳しい。
発想は面白いとは思うのだけど、手放しで喜べない感が強く残る。
ただ、まぁ、ふと思う。
整形とか、ありのままの自分とかへの含みもあるのかなぁと。佳境に入り偽物との単語が飛び交う。
受け入れるまでの葛藤にも思うのだけど、器を変えたモノへの対応としては痛烈だ。
いや、ただの副産物か。そんな意図はないだろう。
大筋としては父親の歪んだ愛情ではあるのだけれど…催眠術、万能過ぎないか?
胎児と魂を入れ換えるとか、さすがに、ルールを無視し過ぎてないか?寝たきり状態の母に催眠術をかける時には、眼球運動との連動をしっかり描いてたのに。
虐待した人物はウサギと魂を入れ替えて放置するって仕組みなのだけれど、サイコパスが過ぎるw
エンディングもなんだかなぁとは思うのだけど、赤ん坊に転生させた設定ならあぁなっちゃうよねえ…。
どうやらこの赤ん坊がタイトルの邪悪らしい。
父親を刺し殺した妹が、あんな状態でいられるのだろうか?甚だ疑問であるし、家族としてまとまってるのにも違和感しかない。
きっと真のエンディングは、あの赤児が成長し、催眠術を存分に駆使できる時なのであろう。
今まで弟であった男を父と呼び、今まで息子だった男と亭主として抱き合うのだろう。
…いや、どうせならばそこまで描けば良かったのに!父親の悪意というか身勝手さ全開のラストやわー。
玉木氏の声は催眠術には適切であったと思う。
地味に怖いサスペンスホラー
個人的には地味に怖かった。
最初はスクリーンの場所を間違えたか?という映像だったが、これがこの作品の注目度を高めた。
スピード感よく、中盤までの明らかになっていく真実と伴う怖さは完璧。
心理療法師を営む父親役が玉木さん。
主役ではないが、流石の存在感。
ネタバレは斜め向こうから来たのでビックリと少しの笑いがあった。
大作多い現在で5週間やっているのは、やはり理由がある。
もっとたくさんの劇場でやってほしかった
良い意味でゾクゾクしました。
タイトルの出るタイミングが絶妙かと。しょっぱじめからとめどない不穏な空気、ホラーというより人間的な(言っていいか微妙ですが病的な)怖さで自分的には掴みバッチリでした。すごい寝不足だったので寝ないか心配だったんですが、むしろ「伏線はいつ回収されるの」と前のめりに最後まで目バキバキで観ることができたので良かったです。伏線回収後リアルではありえなさそうなことも出てきますが「まぁフィクションだしな」と思って楽しめる内容でした。
映画鑑賞後、原作の小説を本屋さんでざっと目を通したんですが本も狂気的な文字の表し方をしていて良い意味で「うわぁ…」となりました。
一つ残念だったのは県内で1か所しか上映する映画館がなかったことです。そこすら遠かったので、もし近くで上映してくれていたら再度観に行きたかったです。
気味の悪さがクセになる
ここ最近で観たサスペンスでは上位になるくらい面白かったです!
精神障害者が出てくる話かと思いきや催眠であの状態になってたと中盤で分かり、終盤ではウサギの伏線も回収されて見てて気持ちがよかったです。
ただ、児童虐待をしていた親に催眠かけてたって一見優しいのかと思われるが親をあの状態にして子供をヤングケアラーにさせるのもある意味虐待なんですよね。
不気味でゾワゾワして面白かった
催眠術?輪廻転生?で面白かった。これは映像と音にもゾワゾワ.ドキドキするしだれでも楽しめる作品だと思いました。
普段サスペンス映画は観ないのですがこの子は邪悪は映画館で観てほしいしストーリーも映像も面白かったのでオススメしたいです。
本は面白いっ!!
児童虐待を題材としたサイコスリラーで家族愛。
正直、本も面白いし脚本としても練ってるなー!
って感じた。
でも生意気言って申し訳ないのですが演出が…。
順番にセリフ話してますーみたいな。
台本を読んでる感、強いんです。
両手を下に下ろしてぽーっと立ったまま
めっちゃ大切な事を話してるシーンが何故か多いんです。
「いや、人間、そんなにぷらーんと立ってる事ないから」
みたいな。
本がいいだけにもっと心に刺して欲しかったなーみたいな。
南さんは「ドラゴン桜」のままの良い芝居!
なにわ男子さんも悪くない。
玉木さんは個人的には
サイコスリラー的にまだ見えなくて(^_^;)すみません。
ラストは面白いなー。
あー、なるほど。っていうエンディングです。
何?最近流行ってるの⁈ なんちゃってホラー風?
私自身の勝手な意見である事は先に言って置きます。
映画館で映画作品を観に行けば,嫌でも他の作品の予告を見る機会は多いのは当たり前ではある。
ここ最近の他の映画作品の予告を観ていると,(勿論常にそうだが)ヤケに日本人が洋画界に影響されてま〜す。と言わんばかりに,かなりに眼に付く。 怖く見せたがる様な今時の言葉で言えば,「サイコホラー」的な(創った側としたら全くそんなつもりは全然有りません❗️なんて,もしかしたら怒られてしまうかもしれないが…) 申し訳無いが,この作品も同様な狙いの作品に感ぜられ、全く&全然成り切れて居なさ過ぎのお子ちゃまのママごとの演技な気がして為らなかった‼️
一体,何処の何が好いのか?分からんかった処…。
忘れた頃に
142本目。
伏線の回収も分かり易いし、えっ?となる事もあったけど、それはそれでありかなぁと。
彼なりの正義だとは思ったけど、最後のおばあちゃん出て来てからが、グダグダかな。
すっと誰が邪悪と思ってたら、そのタイミングなのね。
忘れた頃にブッ込むのは、なかなかにくい。
不気味なB級ホラー
冒頭から、血走った赤い目で虚な表情でぼーっとする女性や、這いつくばって虫を食べる男性など、気持ちが悪い映像から始まり、ずーーーっと緩急のない不気味な調子で進んでいきます。
どんでん返しや謎解きの面白みはなく、ひたすら気味が悪い。もちろんツッコミ所は大量だし、ラストも意味不明というか、それでいいのか主人公という感じで…。
タイトルの意味は最後の最後で判明しますが、特にそれでスッキリするわけでもなく。
かなり雑に作られたB級ホラーでした。
ホラーが苦手な私はずっと敬遠していたのですが、友達から「そんなに怖...
ホラーが苦手な私はずっと敬遠していたのですが、友達から「そんなに怖くなかったし最後ゾッとした」と言われて俄然興味が湧き、滑り込みで鑑賞してきました。
たしかにそこまで怖くない!
お化け系がNGな私には全くホラーではなく、どちらかといえばサイコスリラーです。好き。
ずっと気味が悪いし、胸糞悪い展開が続きます。
最後も確かにゾッとした。うわーって感じ。
想定外のどんでん返し!みたいな感じではなく、最後の一瞬でゾワーッとなります。これはネタバレ厳禁ですね。
あと大西流星くん、きゅるきゅるおめめで可愛い顔なのにすごい闇を抱えてる少年感があって好きでした!
悪魔のおまけ
火曜日の夕方とはいえ、貸切とは…。300人入る劇場に一人ぼっち、しかも観るものは不穏なもの、何か起こりそうですね…。何も無かったですが笑
「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」の準グランプリを受賞した作品で、昨年からコンスタントに輩出されている受賞作の中でも異色な匂いがしました。予告での不気味な感じ、特に目がギョロギョロするシーンは驚かされました。
序盤の不気味な行動をする人たち。正直何をしているんだ?と心モゾモゾしましたが、しっかりと後半にその意味を明かしてくれるのでまた一興です。
テーマの一つとして子供の虐待を扱っており、その解決法の一つとして催眠療法を、使うというのもアイデアとして面白いなと思いました。言葉で言っても解決できないなら…斬新な考えに一泡ふかされました。
人間の中身を"入れ物に移し替える"という催眠術便利すぎないか?とは思いましたが、中々悍ましい行動をしているなと思いました。「ウサギは無垢だから入れ替えやすい」「実験的に人間と入れ替えてみた」「感情を失ったら喋らない」絵面的な怖さもありましたし、もしもの話とはいえ、宗教的な側面も考えに入れると割と現実でも出来るんじゃね?と思えるのも物語に面白さを含ませていました。
ただ終盤、殺されにきただけのお婆ちゃんは謎だし、だいぶぶん殴ったはずなのに返り血は無いし、娘はその様子を見ているだけで、妹がトドメを刺して、その後息子が生まれる…と割とハイスピードかつざっくりとした終わり方なのは少し残念でした。タイトルの伏線回収もあーなるほどなーとは思いましたが、あれは父親の意思が生まれた息子になったと解釈してもいいんでしょうか…。
玉木宏さんの怪演は素晴らしかったですし、南沙良さんの葛藤する様子も良かったです。こういう邦画が多く作られる世の中になって欲しいものです。片岡監督はとりあえず追っていこうと思います。
鑑賞日 9/20
鑑賞時間 19:00〜20:50
座席 K-13
良い意味で不気味
最後まで結末の読めない映画でした。
終始不気味な雰囲気でただのサイコサスペンスかと思いきや、しっかり序盤から伏線が貼られており、最後に上手く回収されていました。
邪悪な子って誰なの?と思っていたけどその意味に気づいた時は鳥肌モノでした。
玉木宏楽しそうでなにより
5年前の交通事故により妹は顔に大火傷を負ってスケキヨ状態、母は植物状態の花の家に、ある日母親の様子がおかしくなった原因を調査しに純がやってきて家族の違和感が増大してく話。
途中(というより終盤種明かしあたりまで)は割と良かった!この手の邦画にしては無駄な説明ゼリフがないし、大きい音でびっくりさせる演出を多用せずここぞという時に使うスマートさ、特に前半は平和な家族だけど何かがおかしい奇妙さが家の絵とか装飾にも出てて良かった。
ただ、最終対決で急にいつもの邦画になっちゃったのが残念。妹の急な正気に戻る感じ強引だなと思ったし、お父さんがおばあちゃんをボコボコにするのとか今までのスマートな犯行に対して急に雑すぎる。もはやストーリーどうこうより、狂った父親演じてて玉木宏楽しんでやってるなぁっていうのが見えてしまった(笑)まぁあれだけ広げた風呂敷回収するためには、この展開しかないのかとも思う。
あと印象的だったのは目の演出。色んな目が出てくるけど、特に流星くんの目が良かった。流星くんって普段から、めっちゃ可愛い顔してるけど瞳の奥の奥がすんっとブレてない強さを私は感じてるんだけど、催眠かかってない時はそのブレない目で、かかっている時はその軸が完全に消え去ってるように見えた。案外キャスティング納得。
赤い目も『哭悲』見ると今にも暴れだしそうなのに、今作では完全に無害化されてるの面白かった。
ジョーダン・ピールっぽいってレビュー多いのも納得で、最初は不気味に始まって徐々にちょっと笑える雰囲気になっていく感じ似てる。最後のタイトル出るのもギャグっぽいし。
うさぎ系男子やのぅ
↑そんな事を劇中序盤で思ってました。ごめんなさい。だって、ねぇ…。
ジャニーズ派遣ときくと身体がブルッと反応しちゃう、少し穿った性根で申し訳ないが、今回もそこで二の足を踏んでいました。が、しかし。ナイスな「うさぎ系男子」でございました。今後の健やかな成長を見守りたいと思います…。うっ…。
夜勤明けの朝イチに観る映画ではありませんでしたなー。一日軽くトラウマでしたよ。真っ昼間なのに、頭の中でぐるぐるして寝付けなかった笑。TSUTAYAクリエイターずプログラムの準グランプリって、新進気鋭って言葉の似合う作品が多くて宜しいですね。端々の「甘さ」なんて事は野暮ってもんです。むしろそれがなかったら末恐ろしいですよね。
そんなアレコレをボンヤリ思いつつ、うさぎ系男子を愛でるのが吉(にして凶)でございます。チリーン。
個人的には刺さる
ヲタクじゃないけど大西流星の最後はテンション上がる可愛い興奮した(女)
哀愁シンデレラのプロジェクトチームなので期待大、個人的には面白かったです。
終始不気味で、最後までタイトルに引っ張られてしまい無事世界に引き摺り込まれました~
トリック(?)があり得ない感じなのは許容できる人できない人別れちゃう。
次回作期待!
次は哀愁シンデレラの最後くらいぶっ飛んでくれたら最大の好みです
カルトとオカルト、ウサギとカメ
邪悪なのはどっちだ?!と、最後まで犯人(?)がわからない。まぁ、悪人と言えそうな人物もいっぱいいる中、多分最も悪いのは居眠り運転していたトラック運転手(または過酷な労働を強いる会社)なのだろうけど、序盤には児童虐待がある意味キーとなってくる。
退行催眠を得意として、心理療法院を営んでいる窪史朗(玉木宏)は児童虐待から子どもを守る会合を開き、多くの賛同も得ている様子。妻が事故で意識不明の重傷を負い、5年経っても昏睡状態。自らは右足の神経を損傷して足を引きずっていて、次女のルナ顔面大火傷のためにいつも仮面を被っている。主人公の花自信も心の傷が癒やせないまま・・・唯一の幸福感は飼っているウサギなのだろうか。冒頭から精神を病んでいる人たちばかりが映し出され、母親が若年性アルツハイマーのように精神を蝕まれている息子の四井純(大西流星)がデジカメで彼らを撮り、様々な精神科をPCでググっている。何が起こるのか不穏な動きもあり、催眠術を受けた者の目が八の字を描いてギョロギョロさせる恐怖映像。もうホラーだよ・・・
誰が邪悪なのかを推理させられる展開ではあるが、真実は意外なところにあった!という驚き。講演会では児童虐待をテーマに史朗がカルト教祖となっていくのを予想してみたが、これはカルトじゃなくてオカルト!という不思議な物語へとなだれ込んでいった。今話題の統一教会が「世界平和統一家庭連合」とか怪しい名前をつけるもんだから、絶対そっちの方向だと思ってたのになぁ・・・
こうなってくると、玉木宏の過去作でも『変身』とか『MW-ムウ-』を思い出しちゃうわけですよ。いや、むしろ『君の名は。』か?わたしたち、入れ替わってる?」などと爽やかな展開ではありませんけどね。もうラストは前前前世を歌ってしまいたくなります。ゲスの歌なんて要らんから、前前前世にしてほしい。ちょっと減点。
映画ブログ仲間だったmigさんの弟・片岡翔が初監督。今後も期待してます。
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