劇場公開日 2022年3月25日

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ベルファストのレビュー・感想・評価

全275件中、41~60件目を表示

3.5小難しくない

2022年12月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ケネスブラナー+白黒=絶対難しく堅苦しい映画だと
覚悟して観たけど、
子どもの視点で主人公の心の成長と家族、分断されて
行く町が描かれていて、とても見やすく面白かった。

起こってる事は大変な事なのに、子ども視線なので
なんか大人たちの関係が変わって行ってるぞ、
俺たちには関係ないよなと言う距離感が
自分の子どもの頃の大人を見てた視点と重なって、
懐かしい目線だった。

分断は今、世界の解決しないといけないテーマの
一つだと思うけど、
子どもの頃にそれを経験したケネスブラナーにしか描けない映画だと思うし、
それを優しさをもって描いてるのが素晴らしいと思う。

あの時、大人たちは間違いを犯した、
子どもたちは好きな友だちと離れ好きな子と離れ、
大好きな街を後にした。
犠牲になったけど、それでも前を向いて進んだ。
今貴方たちはどうする?
そう投げかけられた気がします。

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奥嶋ひろまさ

5.0北アイルランド

2022年12月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

カトリックとプロテスタントの仲が悪い北アイルランドのベルファストが舞台。
子供時代をベルファストで過ごした経験を持つ監督の自伝的要素が強い。
争いは子どもたちにも影響し、親は故郷を捨てるかどうかの決断を迫られる。
子どもたちがみんな生き生きとしている。

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いやよセブン

4.0鑑賞動機:デンチ様4割、海外での評判3割、ポスタービジュアル3割

2022年12月9日
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鑑賞方法:DVD/BD

ジュード君を見つけてきた時点で大成功かと。映画監督としてのブラナーはあまり相性が良くなかったけど、これは実にしっくりきた。撮りたいという強い意志が感じられた。
冒頭の現代/カラーから1969/モノクロへの切り替え方とか好き。基本的にはバディ君の目線なので、日常がいきなり破壊されたり、逆にバリケードが日常の風景になっていったり、ちょっと(戦争じゃないけど)戦場を舞台にしない戦争映画にも見えた。血の日曜日はもう少し後なのね。
ばあちゃんじいちゃんのお互いに承知で転がされているというか、息の合ったツーカーぶりというか夫婦コントシーンにホッとする。それに比べると、父さん母さんはまだまだ若い(青い)。それでも略奪の中でも人としての道理を通す母さん、分断を煽り立てる脅迫に屈しない父さん、二人ともカッコいい。
別エンディングは単独映像としても非常に味わい深いが、本編には組み込まない選択は正解だと思った。

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なお

5.0故郷愛の美しさ、ここに極まれり🥺

2022年12月4日
iPhoneアプリから投稿

生まれ故郷を愛する気持ちの美しさ。
大好きな街の話をするヒトの笑顔って魅力的ですよね。
郷土の思い出を語ってくれると、
相手と分かり合えたのかなって気持ちがしてきます。😁
そんな愛が詰まった作品です。

アイルランドの複雑な歴史がまるでノンフィクションの様に感じられるリアリティで描かれます。
シナリオ、映像、音楽、キャストがあまりにハイクオリティ。
かつ、極限まで磨き上げられた、切迫感を感じる程の作り込み。
まるで当時のベルファストに本当に居るような感覚さえ。

ここまで本気の作品って近年あまりないかな👏
そう思ったら、製作陣皆様アイルランドにご縁のあるかたばかりで🇮🇪
沢山の愛が注ぎ込まれてるんだな、と嬉しい気持ち😃になりました。
制作に携われた皆様、心は届きました。
本当にありがとうございます😭

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saltsnow

1.52022 197本目

2022年11月25日
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寝られる

監督のじでんてき作品ということしかわからず視聴。あえて白黒にする必要あったかな?
まあアメリカ人には昔懐かしきみたいに感じるのかなぁ。

残念ながら自分には何も心に残らなかったです。

今後スピルバーグの作品もあるがそちらはどうでしょうか?

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しゅん13

3.0色彩

2022年10月16日
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鑑賞方法:映画館

映画館と「環境」のシーンが可愛くて好き。色彩の使い分けも良かった。

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ルル

4.0ケネスブラナーの祖国愛、ベルファスト愛

2022年10月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

萌える

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Masatoshi Matsumoto

5.0意外と意見が

Mさん
2022年10月1日
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分かれる作品なんですね。
私はとても好きになりました。
一緒に行った人は「よくわからなかった」と言いました。
自分が好きだからといって、他の人も好きとは限らないというあたりまえのことを再認識しました。

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M

3.0ケネス・ブラナー監督の自伝的映画

2022年9月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

北アイルランドのベルファストを舞台にした、ケネス・ブラナー監督による自伝的映画だが、出演者たちは軒並みアイルランド関連俳優を揃える凝り方。

冒頭の現代風景(タイタニック号を生んだ町というのが売りらしい…)のカラー映像から、「1969年8月」の時代へタイムワープする場面が塀を乗り越えていくカメラと共に、モノクロ画面への流れるようなシーンは見事!

プロテスタントが多い町でのカトリック信者への襲撃が起こって混乱していく風景を見ると、「宗教が対立を生んで、人々の生活に多大なる影響を与えていた時代」を感じる。
そうした激しい対立から逃れるようにしてベルファストを去っていく人達。「ほかの土地に行ったら言葉が違う。アイルランド訛りだから……」といった会話がなされるが、悲しいかな自分にはアイルランド訛りなど分からず、同じ英語に聞こえる(^^;

子供へのプレゼントがサンダーバードおもちゃというのは、イギリスっぽい。

バディ少年を演じた子役の少年が頑張っていて、襲撃されたスーパーマーケットから何かを盗まなければならなかった時に「洗剤」を持ち帰って、母親に「なんで、そんな物を持って来たの?」と責められた時、バディ少年が「環境にやさしいから…」というあたりは微笑ましい。

少年が映画好きで『真昼の決闘』をテレビで見ていて、グレース・ケリーが映るのは何だか嬉しくなる。
また、映画館で『チキチキバンバン』を観ているシーンは、自分も子供時代に観たチキチキバンバン、懐かしい。

レンタルDVDには特典映像が収録されていたが、「もうひとつのエンディング」は実際に使われなくて良かったと思う。その他「削除されたシーン」・「メイキング」なども含まれていて、メイキングでは本編でモノクロだった場面がカラーで観られるのと、ジュディ・デンチが「いつもの姿」で見られたのは良かった。

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たいちぃ

4.5映画館で観たかったけど、タイミング逃してアマプラレンタルしました。...

2022年8月20日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

難しい

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みきねこ

4.0ALWAYS ベルファストの思い出

2022年8月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

幸せ

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近大

2.5MV風

2022年8月17日
PCから投稿

ウィキペディアに『ブラナー監督の半自伝的な作品である。』とあった。
出自をあつかった思い入れの深い主題で、撮影も演出も俳優もいい。

RottenTomatoesが88%と92%、IMDBが7.3。
批評も成功していて、映画は高い次元で達成されていると思う。

が、個人的には事象の羅列に流しすぎな気がした。
全編がミュージックビデオのようだった。
ヴァン・モリソンの長いMVだった。

YouTubeで(再生回数)何億、何十億回というMVを見て楽しむが、映画とそれらMVの方法はちがう。

岡崎体育にそのものずばり「MUSIC VIDEO」というMVがあるが、MVはまさにあの方法論で成り立つことができる。顕著な特長は“イメージの羅列”。とくに意味がなくてもシーナリーや人の振る舞いに叙情があらわれていればそれでいい。

むろん映画ベルファストの情景には意味も思い入れもあるはずだが、それらがMVのように配置されている。すなわち「あの頃こんなことがあった」がストーリーの体を成さずに羅列されている。(ようにわたしには見えた。)

日本映画のようにエモーション(泣かせ演出)が介入してくるわけではないから、まったく腹は立たなかったが、(個人的には)深度のある主題にかかわらず、空振りを感じた。嫌な言い方だが「文句のつけにくい優等生映画」だった。

白黒にも思わせぶりな気配があった。とはいえ半自伝ならば追憶にもとづく──という理由において白黒映画であることに違和感はない。
監督自身──

『ブラナー監督は本作を白黒で撮影した理由について「僕がベルファストで育った時は、よく雨が降っていた。街の色合いは灰色。空は、炭や暗い灰色だった。ベルファストは、カムチャツカ半島中部と同じ緯度なので、かなり寒い。モノクロ撮影は、当時の記憶を呼び起こすためのものなんだ」と語っている。』
(ウィキペディア、ベルファスト (映画)より)

──とのことで、故由は理解できたが、やはり観衆にとっては単なるノスタルジーを形成する白黒になっていたと思う。
(ただし直近で見たMike Mills監督のC'mon C'mon(2021)の白黒に必然性を感じたことが(この辛口評に)影響している気はする。)

演者では、バディの母親役Caitriona Balfeが無駄なほどフェミニンなのが印象的だったが、キーパーソンはジュディ・デンチだったと思う。

よもやブラナー監督もデンチの深い皺の見た目を和らげるために白黒にした──とは言えなかっただろうが、彼女の皺がいちばん語った。

冗談を述べたのではなく、アイルランドの移民が世界中に散らばったのは、本国の混乱もさることながら、先達が家族に依存しなかったからだ。つまりアイルランドじゅうの祖父母たちが「わたしのことはほっといて行きなさい」という潔さをもっていたからだ。それをデンチの深い皺が語っていた。

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津次郎

4.5我が心の故郷、ベルファスト

2022年8月15日
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鑑賞方法:DVD/BD
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琥珀糖

2.0時間の無駄でした

2022年6月22日
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鑑賞方法:映画館

予告編を観て「つまらなそうだな」と思ったのですが、なんかちょっと気になったので観にいきました。
でも、やっぱりつまらなかった。時間の無駄でした。

こんなことを言ってはなんですが、ケネス・ブラナーの思い出話(?)にえんえんと付き合わされているような気持ちになりました。

モノクロームで撮る必要性も感じられなかった。デジタルの白黒画面は黒の締まりがないし、なんだか薄っぺらいですね。

「女性の心をつかむには、――ただ愛することだ」とか、おじいちゃんは、なかなかいいこと言ってたけれど。

どうもストーリーに入り込めないので「脚本が悪いのかなぁ」と思いながら観ていたのですが、な、な、なんと、これ、アカデミー賞の脚本賞を受賞したんですね。「やっぱり僕の見方が浅いんだなぁ」と大いに反省したかというと、そんなことはまったくなくて、「アカデミー賞がなんやねん!」とあらためてメラメラと闘志がわいてきた次第です。

というわけで、人生の半ばを過ぎて残り時間の少なくなったような方には、あまりオススメできません。
この世で観るべき映画はほかにたくさんあります(『ベルファスト』のファンの人、ゴメンね)。

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peke

4.5家族

2022年6月18日
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鑑賞方法:DVD/BD
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Socialjustice

4.0環境にやさしい洗剤♡

2022年6月9日
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鑑賞方法:映画館

しかし、プロテスタントがカトリックを襲うなんて…無茶苦茶だったんだね
といまさらため息
すべての住民が親戚のような親しさで暮らしている町に不穏な空気、ちょっとかわいそう
中でも少年の家庭はなかなかの強者揃いのキャラクターで、あんなおじいちゃんやおばあちゃんが側にいて育った少年はそれこそ賢い
最後におばあちゃんが、ひとりになっちゃたのが可哀想で胸が痛かったけど、彼女なら大丈夫

痛ましい紛争のシーンが多くなかったので
小難しさがなくてほっこりした
最近流行ってんのかな?モノクロ

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mamagamasako

4.5いいね!

2022年5月31日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

 予告を観て、正直余り期待せずに鑑賞。宗教論争は、根が深く全く判る筈が無いので取り敢えず。
 モノクロにしたのは大正解だね。陰影が、色々な場面で効果的。脚本の素晴らしさとテンポの良さと音楽が上手く使われていて、本当にいいね!全編、会話のウィットとユーモアに敬服!

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ロッキー

3.5ばぁちゃん、じいちゃん、父ちゃん、母ちゃんそしてバディ皆さん素敵で...

2022年5月27日
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鑑賞方法:映画館

ばぁちゃん、じいちゃん、父ちゃん、母ちゃんそしてバディ皆さん素敵でしたが、「ベルファスト」の持つ意味を理解できないでの本作を正しく観れません。

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taiyasan

5.0悪しき時も肯定しきるヒューマニズム

2022年5月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

大人の理屈。
子供の無邪気。
愛と暴力と、絆と断絶と。
誰もがうまく、良く、生きようとするほどに
上手く行かないその相手が「世の中」という
これほど大きなものはないはずもまるで見えない相手。
翻弄される主人公一家はどこにでもいる
きっと平凡な家族で、だからこそ時代を象徴しているように感じられた。

監督の半生を題材にしていると聞くが
克明に当時を描写した演出が秀逸なれど、
それをノスタルジックだといったところでセンチメンタルにはなっていない。
モノクロで映し出されておな力強く、イキイキとした伸びやかさにまみれると
そこに作り手が人を強く信じていることを、その温かな眼差しを感じて止まなかった。

古くとも「良き」時代とは言えなかった当時だが、
それすら肯定するような人間愛が本作を骨太に押し上げていると感じる。
そんなヒューマニズムがじんわりと、底から確かに伝わる一作だった。

一見ダメ夫かと思いきや、頼れるとーちゃんだったり、
最悪な夫婦仲かと思いきや、信頼し合っていたり、
老夫婦のストレートなのろけにほんわかしたり、
子供らの悪さに眉をひそめたり。
光景には日本なら、「昭和」という時代を過らせるのではなかろうか。

それにしても洗剤を選んだ理由が、地球に優しいからは吹いたなw

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N.river

4.5バディー君の質問に自分ならどう答えるのか

2022年5月14日
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鑑賞方法:映画館

とっても良い映画でした。
バディー君はきっとありし日の私たちそのままのはず。
父母、祖父母、学校のお友達、近所の大人たち、そこは自然な人としての交わりがあって宗教を理由とした偏見はなかったのではないか。もちろん人としての自然な好きや嫌いはあったとしても。バディー君が自然体で問いかける疑問、質問に素直に人として答えられた時、そこに本来僕たちが人として備えている澱みのない心の言葉が表れるのではないか、そんな風に思えた。

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Toshiya