劇場公開日 2021年6月25日

  • 予告編を見る

Arc アークのレビュー・感想・評価

全134件中、61~80件目を表示

2.0芳根京子に盛大な拍手

2021年7月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 5件)
もりの

3.0いやあ、ことごとくはまらなかった。芳根さん、ごめん。

2021年7月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

直前に原作を読んでから観に行ったのが、明らかに裏目に出ちゃった。ことごとくはまらなかったあ。少しネタバレしていると思いますので、まだ観ていない人は、以降お気を付けください。

-------------------- 以降、多少ネタバレあるかも・ご注意願います --------------------
原作を読んだ自分の印象は、「乾いた調子で淡々と描かれる、それでいてテーマは壮大なSF」 だったが、映画はウェット、抒情的で芸術的な文芸作品といったテイストに感じた。そこが自分にはまらなかった理由のひとつだと思う。

原作と映画は別々の作品だということは、もちろんわかっているつもりだが、「原作のプロットだけ借りた映画」 とすら思った。自分が感じた "原作が伝えていること" と、"映画が伝えていること" は似て非なるというか、自分の感覚では正反対に近いと感じたから。原作「技術の進歩によって永遠の命という選択肢も選べるようになった人間、という環境で人間はどんな選択をするのか」という話かと思う。だからタイトルは「(終わりのない)円がよいのか、(初めと終わりのある)円弧がよいのか」 という意味合いから「アーク(円弧)」なのだと思う。一方、映画は、そもそも人間が命を扱うことへの潜在的な抵抗があって、終わりのない円 を否定しているように思う。
エマと天音を対立構図で描いている点など、原作を読んでから観た自分にはいくつか気になった。原作の天音は、あくまでエマの延長線上にいる。天音はその手段を実現させ、エマはその手段を用いない、という違いはあるが、「その手段は必要」ということは二人の共通する意思であり、その上で、「でも私は使わない=私はそれを選択しない」というエマの自由意思が描かれていたように思う)。
この映画は、二人の対立構図を、映像面で、暗くて見にくい画面、不穏な雰囲気で表しているのだと俺は感じ、それはそれでうまいと思う。しかし、そもそも俺は(原作に共感したので)対立構図で観ていない。なので、はまらないのは当たり前かもしれない。やはり自分の失敗だろう。

船に乗れた人、乗れなかった人の対比。乗れなかった人を描くための、天音の島の長い描写。フミさんとリヒトの長い描写。フミさんの存在意義はなんだったのだろう。なんか悪い意味での日本映画的なものを感じた。

この技術の破綻をクローズアップする終盤。やはり自分の感じた原作の雰囲気とだいぶ違う。グロテスクとか倒錯といった言葉まで自分の頭の中には浮かんできた。言いすぎだけど、浮かんだんだからしょうがない。そう、この映画では、描かれている技術に対する「(生理的な)否定であり拒否」 が見事に表現されていることが、俺にはハマらなかった根底だと思う。
原作は、この技術で拓けた世界においても人間は自由意思で「選択」するという人間の奥深さを描いていたと、自分は感じたので。

ラストの銀塩写真と言い、ちょっと 「古いもの、従来の考え方へのノスタルジー」 が色濃く漂いすぎて、観念的すぎると思った自分でした。

原作にあるとおり「(終わりのない)円ではなく、(初めと終わりのある)円弧」 というのが、タイトルの意味。だが、それは決して 「円より円弧の方がよい」 という意味ではなく、円がありえる世界でも円弧を選ぶ人もいて、そしてその価値もたしかにある、という意味だと、俺は今でも思っている。そしてこの話は、人類初めて "円" を歩み始めた主人公、そして途中で "円弧"を選び直した主人公の話なのだと思います、

いやあ、芳根さんを観に行くだけのつもりだったのだが、事前に読んだ原作がとても面白かったので、つい、熱くなってしまいました。お恥ずかしい。そして、芳根さん、ごめんね。演技はとても上手でした。その点は堪能させてもらいました。さすが芳根さん。「わさび」以来のファンです。

50歳以降、135歳の手前までモノクロという工夫も、"この映画が伝えたかったこと" とはちゃんと対応していて、上手だと思います。

コメントする 4件)
共感した! 11件)
CB

4.0センスがある!

2021年7月1日
iPhoneアプリから投稿

内容どうこうよりとにかくカメラワーク、景色、背景の色などセンスがありました。物語が不老不死ということもあってこのカメラワークなどと絶妙にマッチしてました。後半は白黒描写に切り替わり、話が変わる感じがとても好きです。
長い人生の中で何が自分にとって大事なのか。それを永遠の命というものに惑わされないように見つける事が大切なのだというメッセージを伝えたかったのではないかと思いました。
好き嫌い別れそうですが『人生とは』や『大切なものは何か』みたいなテーマが好きな人は楽しめると思いますよ!

コメントする (0件)
共感した! 3件)
rikuma

3.5はじめの演出でグッと引き込まれた。 ダンサーの仕草や表情、続く芳根...

2021年7月1日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
かじゅ

4.0覚書として

2021年7月1日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
カメラこぞう

3.0さようならメロス

2021年7月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「風吹ジュン」「小林薫」「寺島しのぶ」そしてラストカットの「倍賞千恵子」。方々の醸し出す匂いで集中をギリギリ保てた。方々を感じる為にだけでも足を運ぶ理由になり得るかな。
ネタは好みだし、原作に興味がモリモリ涌いてはきたけれども、要所要所がピンと来なかった。画面は好きなんだけれども、演出なのかなぁ…。芳根さんも勿論頑張ってはいるのだけれども、時間を感じないと言えばいいのかわからないけれども、60年という時間から来る達観さが皆無過ぎて、そこだけが残念。しかもそれが終盤の非常に重要な要素だっただけに。
芳根さんは、やさぐれてる時の口紅付けるシーンが凄く良かった。個人的にはそれこそピンと来ない方だったけれども、このシーンの瞬間にピンときましたね、すんません(苦笑)。
諸々だらだらと書き連ねましたが、〆に言いたい事はただひとつ。「ハルちゃんハンパねぇ!」です。ナチュラルボーンキラーでした(意味不明)。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
lynx09b

3.0いい?生きることの対極にあるのは死ではないのよ。生きることの中に死がある。

2021年7月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

不老不死。遠くは始皇帝も固執した、永遠の命。弘法大師だって望んだことだ。その技術が、科学的に可能となった世界の話。ただし、その数だか資格だかには制限がある。それでも全員が希望するわけでもなく、しない(そのまま老いて死んでいく)という選択もある。おやおや、ちょうど今のワクチン接種の現状に似ていなくもない。

人類が永遠の命を手にした時、それが科学的にも宗教的にも受け入れられた時、それは人類にとって進化なのだろうか?
・プラスチック片に封入された昆虫標本の置物。
・万年生きるという亀の死と、亀を弔う、変わらぬ姿のまま生き続ける人間。
・見た目年齢が混乱している、母と兄と妹と兄嫁の四人の家族写真。
・モノクロの画面が、過去ではなく未来。
・薄っぺらくない、フミの「生まれ変わったら、私のこと見つけてね」というセリフ。
ほかにもいくつものアンチテーゼが潜んでいる。
たぶん人生の選択をしたリナの脳裏には、エマの「自由に行きなさい。罠にかからないように。」という言葉が浮かび上がったのではないだろうか。そして、自分の人生に確信を持てたからこそ、虚空を強く握りしめたのだろう。

そしてこれは自分の好みの問題なのだが、どうも芳根の演技が苦手だ。時に、セリフ回しが早口なること、時に、間を外すように大きく息継ぎをすること、何かに迎合するような卑屈そうな笑顔を見せること。このキャスティングで、減点0.5

コメントする (0件)
共感した! 11件)
栗太郎

3.5芳根京子の演技がずば抜けているが

2021年7月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ダンサーをしながら路上生活をするリナは遺体を加工し永久に保存する事業で成功を収めるエマと出会い…。
短編小説の映像化作品。永遠の命を題材に生きる意味を問う物語上で、序盤の前衛的な演出にビビったがメッセージ性には共感出来た。終盤がやや長く感じたのがマイナスでした。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
shotgun

2.0これはSF?

2021年6月30日
Androidアプリから投稿

意味不明なストーリーが延々と続く。
前半と後半でストーリーは分断され、後半はなぜかモノクロ映像になる。
建物や設備は昭和に戻ったかのように前近代的だが、テーマは不老不死の医療技術が開発されるというSF的な内容だ。
“空想的ストーリーが延々と続く。そのような未来は決してやってこないと思われるが、緩慢にストーリーは続いていく。
話はオチに向かい、意味不明なカットとセリフは、さらに積み重ねられていく。
100年を2時間で描く。実際には2時間だが、居眠りしていても時間は進まない。
結論は、生き続けることが幸福ではなく、死もまた、人間にとっての幸福ということなのだろうか。
まわりの人が死に絶えた後に、生き続けるのは辛いことなのかもしれない。
原作は読んでいない。描かれている世界観もよくわからない。
見ているうちに、自分が浦島太郎になってしまいそうな気分になった。
石川監督の「蜂蜜と遠雷」はシナリオ、キャスティングとも素晴らしかったですが、このSF作品はちょっと評価しづらいですね。
次回作に期待しましょう!

コメントする (0件)
共感した! 15件)
caduceus

2.5テーマも設定も興味深いものだったのですが、、、

2021年6月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

テーマも設定も興味深いものだったのですが、なにか消化不良という印象でした。
終盤は少し面白くなってきたのですが、そこまでがちょっと長かったです。
☆2個にしようかと思ったのですが、芳根京子さんが頑張っていたので☆2.5になりました。

コメントする 2件)
共感した! 32件)
光陽

3.0見所は多いが、中途半端

2021年6月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 23件)
ユウコ

3.0セピア色の世界

2021年6月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

寺島しのぶはエマ役にピッタリ。
一般人には到底持ち得ない空気感がスゴイ。
そして、芳根京子さんは「ファーストラブ」の映画で凄い女優さんになってきたなぁと感じてたので、Arcは芳根京子さんを観たくて選んだ映画です。

永遠の命って魅力的ですよね。
ずっと若さを保って生きるって魅力的ですよね。
でもいいことばかりじゃない…。
もしかしたら、このまま技術が発達していったら、ホントに不老不死の薬はできるんじゃないかと思いますが、難しいなぁ。
でもやっぱりキミの悪い世界だなぁ。
そんな事を考えさせられながら楽しく観ました!

コメントする (0件)
共感した! 25件)
Ayako

1.5長編映画にする意味がないなら無理しなくても

2021年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 32件)
Scott

3.0生きることの価値観?

2021年6月30日
Androidアプリから投稿

何故に、人は、生きるのか?
究極の質問の一つの答えかもしれません。
死を克服した時にあなたは、何を選択しますか?

コメントする (0件)
共感した! 31件)
酒呑童滋

2.0映像とキャストは魅力的だが…

2021年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 32件)
ロードあがさん

2.5未来に見えない

2021年6月30日
iPhoneアプリから投稿

芳根京子が好演していて、観応えはありました。
生死をテーマとすることで、人はどう生きるかに焦点が当たる作りは、哲学的でさえあります。

ただ一つ不満があって、今より少し未来の世を生きる17歳の少女が、そこから1世紀超の間を過ごすにしては、背景となる街と建物、服に車や船、カメラや電話などのガジェットまで、時代が変わっていったように見えないのですね。
ずっと2015~2020年くらいの文化水準に思えちゃう。
その辺、同じ時期公開の『夏への扉』がなんとなくであっても処理できていたのと対象的で、本作は雑でした。
主人公のいる空間、そのそばだけというので処理しようとしてたみたいですが、これって映画向きの素材ではなかったんじゃないかと。
原作の小説という表現以外だったら、おそらく舞台演劇なら可能だったかもと。

それでも映画にしたいのであれば、ハリウッドなど十分にCGを使える環境でないと、手を出しちゃいけない原作だったように感じました。

コメントする (0件)
共感した! 38件)
コージィ日本犬

0.5人体の不思議展

2021年6月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

寝られる

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 36件)
労働4号

2.0芳根ファンです!

2021年6月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 41件)
キリンリリン

1.0失礼ですが・・・これ、失敗作ですよね?

2021年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

好きな女優さんの一人である芳根さん主演って
ことで鑑賞です。

蜜蜂と遠雷が好きだったから、
不老不死というSFテイストの設定だったから、
とにかく期待してました。
それが・・・良くなかった。
いやー、肩透かしもいいとこです。

原作未読です。
原作ってこういう着地なのだろうか?
なんとも壮大なテーマを扱っていますが
え?そんな着地?
え?ラストのセリフだけで語ったの?
それが言いたかったこと?

薄い!浅い!チープ!
なんじゃそりゃ?・・・です。

そこに至るまでのドラマがない。
前半のなんやかんやは一体何だった?
いや、そもそも前半必要かな?
あの結末ならば。

兎にも角にも、ただ時間を使い、推察するに
小説内の描写を映像化することだけに必死と
なり、内面の変化や心情の移ろいを全く描くこと
をせずに話を進行させていく。
だから、こちらとしてはなにも感情が動かない。
「何故」を描かない作品特有の「薄さ」だけが
際立つのです。
登場人物全員の同期と背景がさっぱり伝わらない。
いや作られていない作品でしたね。

上滑り甚だしいセリフだけで良い話だなぁ〜な
持っていき方をする作品、嫌いです。
だって、状況を映し出すだけで、
「で?」の連続なんだもん。

本作は人間の生死や命のあり方を語ろうとして
いるようですが、こんなことが、あったんです、
と言うエピソードを描くことで終始し、
伝えたいことは発言理由がわからない
かっこいいセリフで伝える。
・・・なんだかなぁ。

ちなみに、肉体は衰えないけど、考え方や人との
接し方が若いままってことはないはず。
主人公の後半の立居振りまいなどに違和感
しかなかった。不老不死の人は見たことないけど
経験を重ねた人間に見えないんだよな。
それっておかしくないかなぁ?

本作のエグゼクティブ・プロデューサーに原作者が
名を連ねているんですよね。
うがった見方ですが、結構脚本に口を挟んだのでは?
なんて思っちゃいます。
あれもこれも詰め込みすぎて拡散して消える。

残念な一作です。ワースト候補です。

コメントする (0件)
共感した! 43件)
バリカタ

4.0終わりがあるから今が楽しい

2021年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

リナ(芳根京子)の作品ですね
かっこいいし、何といっても綺麗
ボディワークスに関しては、僕は否定するけど・・・
配役が素晴らしい
いい年の取り方をしてますね
風吹ジュン、小林薫
上映時間は長かったけど、バランスのとれた作品だと思いました
たとえ不老不死ができたとしても、その道を選ばないと思います
普通に老いて死んでいきたい
そう思える映画でした
風吹ジュンと小林薫の配役が素晴らしい

コメントする (0件)
共感した! 41件)
rokuro