劇場公開日 2021年3月26日

ノマドランドのレビュー・感想・評価

全487件中、121~140件目を表示

3.5マクドーマンドさん凄い

2021年6月18日
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鑑賞方法:映画館

この手の映画が自分の趣味に合わないと分かっていて鑑賞しました。
映画としては抑揚がなく、楽しみ方が難しい映画でしたが、主演のマクドーマンドさんの
演技がすさまじいことだけはよく分かりました。
もちろん英語字幕で見たのですが、演技表情から表現したいことがよく伝わってきたような気がして、とても良かったです。

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スコアド

4.5人生の豊かさって…

2021年6月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

アカデミー賞候補ということは
関係なく、見たかった作品でした。

様々な理由から、家を持たず
車で放浪しながら暮らす人々を
描いています。

背負っているものも様々で、
毎日の暮らしもサバイバル。
多くを語らずとも
痛みも切なさもわかっている。
だからこそ、本当の意味での
ソーシャルディスタンスが確立され、
本当の思いやりで繋がっている。
約束をしなくても、また
必ず会える…そんなセリフに
現れているように思えました。

高齢でガンにおかされた仲間が、
以前見た景色を話す場面があります。
彼女は、その景色の中でなら
死んでもかまわないと思う程
美しかった、と…
そして彼女は、その景色に再び
会う旅に出ます。
それは二度と生きては戻らない
旅立ちとなることを覚悟をして。

お金の話や、ありふれる程の
物に囲まれ、不自由なく送る人生より、
死んでも構わないと思える程の
美しい景色に出会う事の方が、
どれほど豊かな人生なのだろうと
痛感させられました。

お金や物、生活環境ではなく、
心の豊かさが人生の豊かさに繋がる…
そんな事に気付かせてくれた
作品でした。感謝します。
素晴らしい!

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shokoten

5.0ノマドランド

2021年6月15日
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ひとりで在るときは孤独ではない
ひとりで居るときは孤独なんだ

ひとりぼっちで生きていられますように。

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iamm

3.0ノマド的ではないノマドは、幸せなのかも・・・(欺瞞に気づく映画!)

2021年6月11日
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鑑賞方法:映画館

いろいろな見方ができる映画だった。

「ホームレス」ではなく、あくまで「ハウスレス」。
でも、それを謳うことは、かえって幸せなのかとも思えてしまう。

ノマドはハウスを持つことはないが、ホームを探し続ける。
それは、彼らにとって、ホームを求める独りでいるこそが、実は幸せそのものなのかもしれないということだ。

孤独と孤立は、決定的に違う。
彼らは、それぞれのシーンで、孤独ではあったと思う。しかし孤立はしていなかった。

だから、それはある意味、アメリカの歴史に通じるものがあるだろうし、そしてまた、現在の人々にも、至る所に心の「レス」をもち続け、であるが故に、Chloe Zhaoは孤独をキーワードにストーリーを展開させていったのだと思う。

Linda MayもSwankieもBob Wellsも
Frances McDormand演じた Fernも、実は、「レス」ではあるし、ある意味、孤独なのかもしれないが、決して孤立はしていない。
だからこそ、見ているものにとっては、彼らノマド「可能な」人々は、もしかしたら、実はスノッブ的な生き方をしていると言えることになるのかもしれない。

「孤独」な生き方は極めて主体的であり、それは肯定的で、おそらくはこの映画評の多くがそうしているように、実に賛同的だ。

そうだろうか?

ノマドを選択している彼らは選択できたし、実際に選択したのだ。
しかし、現実はどうだろう。
映画の中にもあったように、選択できない、選択することを許されない「生」が実際にはある。
他の選択を許されない生き方しかできない人々がいる。
彼らは、スマホも、友人ももち得ていないし、Amazonは夢の世界でしかない。繋がらない・・・・のだ。

Chloe Zhaoが意図したのは、ひょっとすると、この極めて「アメリカ」的な映画から、その欺瞞性を指摘することではなかったのか?

ノマドを「ニュー・ノーマル」などと、ほとほと呑気に評している輩を見ると、どれだけアカデミー中毒になっているのかと心配してしまう。これは新しい生き方の賛歌では毛頭ないのだ。
それを、どこかに置き忘れた映画評は、まさに、あなたこそ「ノマド」的と評したい。

ノマドは、ある意味イデオロギーだし、その範疇内に留まれない「彼ら」がいることを忘れてはならない。

「最後のさよならがない」のは、それをいう必要がないからだ。
ノマドは、孤独ではあるが「安住の地」を「求めること」を約束されている。

しかし、ノマド的存在にもなれない人間をどう扱うことができるのか。
おそらく、この映画の真髄は、それを考えることにある。

くだらない「アカデミー」騒ぎではないところから、この映画を評することが必要だ。

映画の最終部、 Fernが開いた自らのホームの柵、扉は、まさにノマド的生活において自己隷属した自らの解放であり、ノマドとしてすら存在し得ない人々への「開き」ではなかったのか。

おそらくは、自らのノマド性を解放したときに、おそらくは、自らが求めるノマドらしきものが表象されて来るだろう。

もし、この映画が、そこまでを語ろうとしていたならば、「賞」に匹敵でするであろうが、このサイトに見られるような陳腐な評では、せいぜい「アカデミー賞」がいいところだろう。

そんな見方のできる映画であったということだ。

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critique_0102

4.0映画を観てから今までレビューを書いていない事をやっと思い出した。 ...

2021年6月10日
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鑑賞方法:映画館

映画を観てから今までレビューを書いていない事をやっと思い出した。
ドキュメンタリーに近い映画。
日本でも最近自作キャンピングカーで移動しながら暮らすのが流行っている?けれど、そことは一線を画す内容。キャンピングカーで暮らす人々は、内面に様々な悩みや問題を抱えながら日々を暮らしている。

この映画、感想書くの難しい。
引き込まれる内容だったけど、書こうとするとただのあらすじをなぞるだけになってしまう(笑)
確か、主人公の女性以外は本当にそういう暮らしをされている方々だった気がする。
でも、過剰な演出があるわけではない無いからなのか、出ている人たちの言葉はスッと入ってくるものだったな。
ある程度歳を取ったからと言って気持ちの整理が上手くなる訳ではなく、悲しみや辛さを乗り越えるのにはやっぱり時間が必要なのだろうなと思う。
映像も美しく、素敵な作品だと思うけど、、、やっぱり上手く言い表せられない(笑)

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らくだ

4.0リアル

2021年6月9日
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演技うますぎて、え?ドキュメンタリー?実際に密着した?と思えるほど
この生き方を選んだ人
この生き方しかできない人
まだどの生き方かが決めれない人
いろいろだよねー

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TMGE

2.0こういう生き方、珍味じゃない

2021年6月5日
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これ、やってやろうって思ったね、その意志が流れてくる時点でシラケるんだ。目の付けどころは良かったと思う。ノマドの人たちは他人に見せつけるために生きてるわけじゃないよ、ただ日々を皆と同じく生きてるだけだよ。

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アメリカの友人

3.0大アマゾンの半無宿人

2021年6月3日
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鑑賞方法:映画館

フランシス・マクドーマンドは夫君ジョエル・コーエンの「ブラッド・シンプル」でデビューして以来36年の歳月を経て、まるで哲学者のような相貌を刻みつけた。
主人公が流浪の日々の中で身につけた孤独と克己心は手を差し伸べられた誘いを一旦は拒絶するものの、やはり人の温もりを求めてしまう…だがそこに安住することもできない。デイヴと息子の連弾を見つめるまなざしがせつない。
アメリカの果てしなく荒野が続く風景には目を見張る。このような土地をキャンピングカーで移動するのと、日本の街並みを通過するのでは相当事情が異なるだろう。(劇中でもあったが)パンクや故障は生命の危機に直結する。他方日本ではあの野趣は望むべくもなく、駐車するにもコンビニや道の駅などだいぶ情けないことになりそうだ。
物語の背景となった金融危機がサブプライムローンの破綻に端を発していることを考えると、アメリカの住宅事情の厳しさが窺い知れる。キャンピングカーとは少し違うけれど、(「ミリオンダラー・ベイビー」のマギーの家族のような)トレーラーハウスで暮らす人たちも全米でおよそ2000万人に及ぶという。

p.s.“nomad”は逆から読むと“damon”…。

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梨剥く侍

4.5とてもいい映画

2021年6月2日
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緊急事態宣言で映画館が休業してしまったので観たくても観られなかったノマドランド観てきた。とてもいい映画だった。年齢、独り身かそうでないか、社会的立場によって捉え方がかわる映画かもしれない。不惑を過ぎた自分にとっては、とても心に刺さった。
人生は老いてからの方が長く、辛い。老いたとき、何を糧に生きていくのかも考えさせられた。
ファーンは真面目に、正直に生きてきたが、ふとしたきっかけで車上生活に陥る。安定した仕事はなく、ノマド生活を続けざるをえない。仲間との出会いもあるが、辛い現実の中、過去を何度も振り返るファーンが切ない。
物語は終盤で転換する。ファーンの選択は、自身の歩んできた人生の肯定だろう。その誇りに心打たれる。
アメリカの荒野の風景も魅力的だ。それは風光明媚なものではなく、人間が住むには適さない荒野だ。厳しいが、神々しく美しい。ファーンの人生の対比と感じた。

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鈴木

3.0新しい価値観

2021年5月31日
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それを示す物語であろう 今現在のアメリカで自由や自然を手にする為には 対極のものを掴み続けなければならない
それは期間雇いであったり 社会的な車であったり
癒しをもたらす映画なのかも知れないが
その癒しと共感を受ける者は きっと映画を見ないし 必要としていない
この映画だけではない 映画を必要としてない気がする

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sunaf

3.5厳しくとも、矜持を持って凛と生きる

2021年5月30日
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鑑賞方法:映画館

アメリカも日本も高齢者が子供を頼らず、1人で生きていくのは厳しい。年金だけではやっていけないから。 離婚や死別でさらに大変な経済状況の人も多い。高齢でも働かないといけない。
そんな人たちの中で、少しでも経済コストを下げるために家を捨て「ノマド(≒車上生活)」という生き方を選択する人たちがいる。その人達をとりあげた映画。

しかし高齢者にはトイレ掃除や工場勤務や採掘場しかないのか。。ないんだよな。
でもこの映画の老人たちは悲壮感なく、明るく働いていたのが印象的だった。時にはトイレ掃除中に我慢できない男性が入ってきたりしてムッとすることはあるけれど、総じて仲間と声を掛け合って明るく前向きに汗を流していた。「そんな仕事」と思った自分が恥ずかしかった。 気にしてない。まったく気にしてない。強い。

ソーシャルワーカーが「年金を申請すれば?」と奨めても「働きたいの。」と毅然と言い放つ。
そう、重要なのは経済上の理由からだけで選択しているのではないということ。主役のファーンは姉のところなど身を寄せれるところもある。なのになぜこの厳しい生活を選択するのか?

ファーンの姉が言う。
「あなたは変わり者と周りは言うがそうではない。単に心の声に正直で勇敢なのだ。羨ましかった。」
金や安定のために自分の本音を犠牲にしたくない。心の声に正直に生きていきたい。暖かい家と温かい餌のために我慢して檻の中で汲々として生きるのではなく、厳しいけれども矜持をもって狼のように自由に生きていきたいという信念がある。
この矜持はファーンだけでなく、ノマドの高齢者に共通してみられた。素直にカッコいい。

台詞でみせる映画じゃないが、所々に刺さる台詞があった。うろ覚えだが備忘録代わりに掲載する。
・ホームレスじゃない。ハウスレスよ。(ファーン)
・若いころは馬車馬のように働いて、齢をとったら捨てられる。(ノマドライフの指南者ボブ)
・年金が550ドルしかない。どうやって年金だけでやっていけるの?(ノマドの女性)
・夫は定年を楽しみに働いていたのに直前にガンになり亡くなった。尽くしてきた会社も冷酷な対応だった。だから今を生きると決めた。(ノマドの女性)
・どんな美しいものも、いつかは衰える。
・たくさんの美しいものを見てきた。この瞬間に死ねたら、幸せ。(スワンキー)
・この生き方が好きなのは、最後のさよならがないからだ。いつも“また路上で会おう”だ。(ボブ)

ファーン役のマクドーマンドはなんというか女性なんだけれど「かっこよい。」
スタイルがよく、また着こなしもいい。おしゃれだ。佇まいで魅せれる女優だ。
(ちょっとウィルアム・デフォーに似ている。。)


途中眠気を感じた。台詞の少ないロードムービーで、且つ事件らしい事件も起きないし、全編に心地よい音楽と素晴らしい風景が流れているからうたた寝するには申し分ない。ただ映画としてはあまり褒めれることではないので0.5 を差し引いた。

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momokichi

3.0理解できるかな

2021年5月30日
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ノマドの人たちが出演していて、彼らの価値観や考え方が心に響きました。ノマドの生活をいいと思わない自分には、彼らに共感はできないと思ったけれど、理解はできました。

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酒飲む野郎

3.5アメリカの大自然の映像が静か、かつ、重力を感じた。

2021年5月29日
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Sakiko

4.0大自然と主人公の生き様に感動

2021年5月29日
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マスノブ

3.5孤独、すなわち自由。幸せだと感じられれば、それでいい。

2021年5月27日
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自分ごとのような気持ちで観ました。でもアメリカ人と日本人では死生観が違うのか...いや老荘思想や仏教的な考えとの違いか?など、少し消化しきれず。

音楽が暗く悲しい... これってそんな不幸なことだろうか?なぜこうも不幸感たっぷりに描くのか、すごく不思議でした。日本は昔から年取ったら隠居or出家とか、世俗の欲を脱ぎ捨て世間から引っ込んで庵に住まう、のがむしろ人間性の仕上げみたいな。清廉になっていくのを良しとするところがあったのでは。

余計なものは段々いらなくなります。家も、持ったまま死ねないしね。人付き合いも減らして(コロナ禍で少し早まりました)。執着を手放し、身軽に、いつ死んでも後悔しないようにしておく。庵がキャンピングカーになっただけ。持ち物はそこに収まるくらいのもので、むしろ単純作業のような仕事があるのは、幸福。その日その日に完結する仕事は、心身ともに健康的で、シンプルに社会のお役に立ち、お金まで頂ける。ちょうどいい。動かずご馳走食べて、食べた分燃やすためジム通いするより、真っ当と思います。マネーゲームの世界とは真逆だけれど。重い責任や名誉や駆け引き、人脈、人間関係、承認欲求。そういうのは若い人に譲っていいのでは。

先日TVでドラマ「北の国から」をシリーズ通して観ましたが、なぜか通じるものを感じてしまった。でもこちらの主人公:黒板五郎は周りからどんな目で見られても、幸せそう。(脳内でノマドランドのバックに「北の国から」の曲をかけてみたら、主人公ファーンもいい表情になった)「北の国から」の最終章テーマは遺言。
人生は旅と同じ。出会いと別れ。諸行無常。でも必ず終わりがある。去る時は一人。皆、同じ。だから悔いのないよう最終章を生きるのです。
たしかに、ファーンは五郎さんと違い移動生活者で女性。スタンガンは要る。自衛は必要。どうせ死ぬといっても、殺されたくはないですよね。エンディングを楽しむには、経済的自立の上に精神的自立も必要でしょう。最愛の伴侶を亡くして孤立感がまだ癒えない主人公は、精神的には不安でまだ揺れながらノマドをしている。
けれど見方を変えれば、主人公は配偶者に恵まれ、これまで愛のある人生だった。幸せな子供時代。お姉さんからも、愛されている、タイプこそ違うけれど。旅する先々でも友情に恵まれる。

愛はお金では買えない。
お金教の信者みたくなってしまった人たちに、なんかモノ申したいけれど、それ言ったら負け犬の遠吠えに聞こえてしまうよねって、もしや主人公が一番自己卑下してる?って気配が漂っており...まだ精神的自立のq途中なのかもしれない。
でもそれでいいのだと思います。誰かの評価より、自分の気持ちに正直に。ゆっくりそうなっていけば。

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xmasrose3105

3.5過去の呪縛から解き放たれて向かう先

2021年5月25日
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21057.白人の米国人というアドバンテージ

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movie

3.5詩のような映画

2021年5月24日
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ストーリーも特になく、アメリカのだだっ広くて埃っぽい景色と、ゆるい音楽が淡々と流れ、うとうとしました。うとうとしながら、自分に想いをはせるという、心地よい時間を過ごしました。お話しではなく、詩を聴きにいく、というのに近い感じがしました。
主人公が季節労働者として、スポンサーで働くのは、まあ、ありだし、そこまでは許すけど、「またAmazonで働くの?」と聞かれて、「そうよ、稼げるからね」と、ご丁寧に、セリフの中で、資金を出してくれたAmazonに擦り寄ったので、がっかりのマイナス1.5です。

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オカピ

4.0車ひとつで自由気ままに放浪する生活

2021年5月22日
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楽しい

興奮

幸せ

定住が嫌な人はいる。いや、やむおえずそうなったとしても車があり食べる術があれば環境は整っている。車中泊禁止の所はあっても。

広い土地を、車ひとつで自由気ままに放浪する生活には憧れる。ただ狭い日本では、出かけたとしても規模が違い過ぎて堪能する事はむづかしいし、医療も気になる。

アメリカの映画を見ていたら、二日酔いだなんだと言ってはアスピリンを大量に飲むシーンが出てくるが、要は医療保険が行き渡っていないだけでなく、自分でなんとかしようとする表れだろう。彼らのキャンピングカーには、大量の市販薬が積まれていた。

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ezu

4.0ハウスレスとは

2021年5月21日
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印象的だったのはファーンが女の子に「ホームレスになったの?」という質問に対しての返答。
「ホームレスじゃなくて、ハウスレスよ」
この"ハウスレス”、初めて聞いた言葉だ。
上手いこと言っているようだけれど、強がりなんかではなく、車の中では料理だってできるし、トイレやベッドもある。
塗装して、インパクトでネジを打ち込んでカスタマイズ。
あれらが家ではないなんて言わせない。
それに帰る場所があるという事だけではなく、前を見て生きている。
夢や目的が彼女らにはある。それが決定的な違いだと思う。

ノマドは英語で「遊牧民」という意味。
自らなった人もいれば、そうではない人、ボブが言っていたように野に放たれた、まさに「放牧民」もいる。
どんな経緯にせよ彼女らは助け合いが不可欠で、そのコミュニティーというのが本来人が1番大切にしないといけないモノなのではないかとしみじみ…
絆を育んだ彼女らの関係って何て言えばいいんですかね?
家族も友人も超越した関係ですよね。

1時間40分、ノマドを社会問題として扱うでもなく、逆に美化することもなく、1つの生き方として描くことに一貫していて、これら全てがリアルなんだと感じた。
ノマドは砂漠に咲くサボテンのように逞ましい。

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プールサイド

3.5車の遊牧民

2021年5月18日
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鑑賞方法:映画館

仕事、住み慣れた自宅、夫を無くした高齢女性が思い出の物を積み混んで車上生活をしながら季節労働者として同じ境遇の人々と交流を深めていく!

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Hiro