キネマの神様のレビュー・感想・評価
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価値観をアップデート出来ない巨匠、酷い描写が目に余る
旧来の価値観から映画を語ってくる感じがしてハマれなかった。もちろんあの主人公に共感しようとは思ってないけど。昔の映画も知らないしなんだか…。
観る前に両親が観ていたのだが、言っていた通り、ちょっとゴウの価値観が看過できない。言えば物が出てきて、ギャンブルやっててもお構いなし。そこに対してのアプローチも粗末。コロナ禍も入れたことでバランスも悪くなっている。終盤に出てきたセリフにも少し引いたし。もろもろ価値観が合わなかった。それを平然と書いてる山田洋次もちょっとキツイのではないか。サンモニの喝さんと似ている気さえしてくる。
それでも映画をフィルムで撮っていたころはやっぱり新鮮に映って楽しい。そこに宿る緊張感とか、セットでタバコを吸っていても問題ないとか、賃上げを求める動きが作中に落とし込まれていたりとか…。重みを感じるし、そこに至る汗は美しい。ただ、そこにも人間関係の薄っぺらさがあったりして、とことんズレていく。とにかくゴウに振り回された人たちの心情もあまり見えなかった。
志村けんが亡くなったこともあり、沢田研二の演技は一段と気合が入っていて、ダメ男ぶりが滲む。ただキャラ的には志村けんで観たくなかったな…と思うこともあって、割と良かったかも。
たまに行く川越スカラ座がガッツリ出てきて嬉しかった。いろいろな映画製作映画が今年出てきているが、映したいものに良さを感じなかった。やはり既成の価値観で物事を言う年上は、今古いままな気がする。
上映回数が減ってきたので
わたしはジュリー世代です。
コンサートにも行きます。
もう少し後で見ようと思っていたんですが
だんだんと、回数も時間も朝とか遅い時間の映画館が増えてきたので
見に行きました。
寅さんも焼き回しとも思いました。自堕落なところは寅さんです。
映画監督を、すぐやめたというのも、今まで、苦労してきたのにとも思うわかります。
寅さんらしいかも
面白い映画とは思えませんでした。
これでは3週間もたたってないのに、上映、打ち切り近いというのも、
わかります。
もし志村けんさんがやっていたら
もし、志村さんがやっていたら、より情けないオヤジ感が出てよかったのだと思う。 ジュリーは髪の毛もあるし、やはり往年のスターだから情けない感が志村けんよりは、勝手に少なくなると思う。
「情けない借金苦のオヤジだから、家族であっても縁を切れ」と、講師が勧めるクダリがあるが、それが全うなことだと思ってしまう昨今の世知辛さが怖かった。 最後はとりあえずのハッピーエンドで、さすが山田洋次監督の作品。もう彼の作品も残りわずかなのかもしれないと思うと、大変貴重な心が温かくなる素晴らしい作品だった。
いい映画だけど、、、
期待ほどではなかったかなぁ〜
いい感じではあるけど
沢田研二も頑張っちゃいるが、、、
太ったなぁ、とそればかりが目に入ってw
菅田将暉の若い頃のときから、もっとダメなやつ感があった方がいいのでは?
後から知り,そういう意味でも観方は変わって来たんだよネェ〜
志村けんを起用する為に脚本が描かれていた事を後から知りつつ、色んな悪評を聴いていたような気がしたので、思わず鑑賞。
ジュリーの演技が酷い!だの… イヤイヤ,私の中では格好えぇ歌い手さん?だし… 今をトキメク?菅田将暉に似ていたと思えたし… 更に今をトキメク?永野芽郁(ヤンキーに囲まれて,1番目立つ役を演った子)の起用もバッチリじゃないの? ※確かに志村けんが1番ハマり役だったのかもしれないが、コレはコレでアリなんじゃ無いかなぁ〜,という観方をした私には,周りクドい言い方で申し訳ないが、面白味を味わえた処…。
愛があふれてる
本来なら志村けんが演じてたんだよなー
沢田研二かー
少し残念な気持ちで鑑賞し始めました。
でもところどころ志村けんが見えてきます。
ビールを飲む下品なとこ。
水を飲むお茶目なとこ。
(沢田研二の動きが面白い^_^)
若い頃の映画に対する熱い情熱。
自分の想いが周囲に理解してもらえない挫折。
まっすぐに人を好きになる。
幸せにしてもらうんじゃなくて
私が幸せにするという健気さ。
若いなー^_^
自分も好きだけど背中を押してあげる愛。
アルコール依存
(うちの父もそうだったなー。)
家族が向き合う教室に通う愛。
久々に会った親友を向かい入れる愛。
引きこもりな孫を溺愛、隙を見て甘える。
(息子が引きこもった頃を思い出す。)
ダメダメなおじいちゃんだけど、昔の栄光に感心して一緒に創作。
引きこもりの孫が受賞会場に!
受賞のコメントはさすがに涙ボロボロでした。
エンドロールの歌に思わず志村けんを思い出しました。
「夢中になってのめりこんだものがそういやあったよな。眠るのも飯を食うのも忘れて明けても暮れても」
「うまく笑えてるかな鏡の前確かめるけど」
そうだ!志村けんと沢田研二の鏡のコントめっちゃ笑えたよね^_^
若い頃ゴーちゃんとてらしんのように濃い友人だったんですね。
沢田研二で正解!
最初から最後までいろんな愛があふれている映画でした。
うたかた歌歌詞を是非検索してみて欲しいなー。
たくさんの方に見てもらいたいので、ネタバレに気をつけてレビューしましたが、あふれてしまっていたらごめんなさい。
3つの視点
ジュリー73歳(役中は78歳)。
宮本信子76歳、小林稔侍80歳。
菅田将暉28歳、永野芽郁21歳。
(私は48歳)
往年のスターと現在のスターがコラボするなんとも
不思議な映画。
70代以上の人は映画の黄金時代に想いを馳せながら。
自身の若かりし青春時代と現在の姿にノスタルジア
を感じ涙する。
20代の人たちは憧れのスターの輝く姿を観たいから。
そして劇としてのスターの姿と昔話としての30年代
を他人事として受け止める。
お互いに交わることはないであろうそれぞれの思い
を監督は意図してこの作品を作ったのだろうか。
そして両方を自分事(若かったあの頃ともうすぐ見え
てくるすぐ先の未来)として気づきモヤモヤする我ら
の世代。
実はこの映画はこの3つの視点によって見え方が
変わる。
それにしても永野芽郁の行く末が宮本信子になること
への違和感が全くなかった。キャスティングの妙。
でも菅田将暉からジュリーには絶対ならないな苦笑
予告編で期待し過ぎてしまったかな... ストーリーはとっても良かっ...
予告編で期待し過ぎてしまったかな...
ストーリーはとっても良かったのですが、ベテラン陣の演技が?って感じでした。いろいろと大変な時期に最後まで撮り切るのは苦労も多かったかと思います。
滑らかな演技が心地よかった
過去のシーンの丁寧な言葉遣いが非常に心地よく、いい時代の雰囲気を満喫した。淑子ちゃんに恋しちゃう2人とか銀幕女優の麗しさ、見ているだけでうっとり。
良いキャスティングとあまりにも素敵な演技に、現在のシーンにちょっと興醒めしたのは残念。
心に響かず
気合いが入り過ぎて、若干空回っている気がしました。
映画への熱い思いなのか、家族愛なのか、夫婦の愛なのか、
どれも心に響かなかったです。
また、数多の有名な俳優さんが、ちょい役でも出演されていて、
その豪華なドヤ感が、反って気が散るというか…
なんだか、終始入り込めずでした。
また、若い部門の皆さんが、なんだか、山田洋次監督の雰囲気に合っていない気もしたし…。
そうだなぁ…テレビドラマみたい!
沢田研二さん、やはり声が、とても良いなぁ…と聞き惚れておりました。
いい映画でした。
さすが山田洋次監督。
いい映画でした。
見終わったあと、自分も妻を幸せにできているだろうか?考えてしまった。
昭和のよかったところは、いまの若い子にはわからないかもしれないが、懐かしく、いまのコロナの状況考えたら幸せな時代だった。
俳優は年配の人はもちろん、永野芽郁の可愛らしさ、菅田将暉の若さ、北川景子の美しさ、みんなよかった。
ただ志村けんで見たかったと少し思った。
自然に涙が出て、笑えていい映画でした。
みなさんにおすすめです。
早く映画館が人で賑わいますように
前日に音楽番組で菅田将暉とRADWINPSの歌を聞いて、映画を観たくなりました。こんな時ですがこの映画は映画館とテレビで見るのでは印象が違うのではないかと思った次第です。田舎の映画館で朝イチなら大丈夫かなと見てきましたがお客さんは散らばって5名でした。仕方ないですが寂しい感じですね。なんとかこの時期を堪えて欲しいです。
沢田研二さんは難しい芝居だったろうと思います。寄せつつ自分なりにの芝居だったのかなぁ。真似ではなく志村けんさんがどこかにいるような空気。最初感じた違和感も知らないうちに主人公に引き込まれました。劇中で沢田研二さんが歌う場面でグッと来ました。いちばん後ろの席でよかった。というか近くに座ってる人は誰もいないわけですが、映画のシーン同様、両隣の席はバッ点が貼られ、今を描いた作品ということがわかります。
今を切り取る
ほとんどの人が知らない映画が輝いた時代と
誰もが味わっている今のコロナ禍の時代。
その両方のパートから滲む不在の人の雰囲気。
監督の映画に対する思い、記憶。
映画で描かれているそれらのすべてが忘れられてしまうときがくる。
だから今、この映画を観ておかないと
この映画をよく味わうことはできないかもしれない。
またこの映画についてはパンフレットの購入をお勧めします。
古き良き時代を思って
いい意味でも悪い意味でも、古き良き時代をよく映してると思います。
台詞回しもどこか演技臭く、時代錯誤かもしれない…でもそれがこの時代の映画だった。
現代を描きながら、古い時代の映画を描いてるような。
映画を作った映画、それは現代で現実でもどこか夢のようなうたかたの世界なんだなって。
テラシンが幸せならいいのです(´∀`)
東村山音頭で涙
ストーリーも内容も昭和演出ですが、菅田将暉も永野芽郁も昭和の人になっていてびっくりした。
他にも豪華キャストで、さすが。
沢田研二は好き嫌いが別れるだろうけど、個人的にはあまり、、、とくに、志村けんのように振る舞う所は違和感がある。ただ、志村けんさんの代役として考えると、どの役者も引き受けにくいところ、引き受けてくれたことで映画として完成したので、尊敬と感謝です。
コロナと映画界の話はわかるけど、コロナ演出は余計かな、、、何年も残ってく映画ではないね。
コロナ演出入れられると、病院のお見舞いにムスクがないとか、なぜそこでマスク外すとか、余計なところが気になってしまう。
だからアレン?
松竹が臆面もなく描く、松竹映画とその黄金時代へのラブレター。原作を読んだときの「カイロの紫のバラ」相似感がやはり蘇ってしまう。撮影所などでの小ネタで笑いをとる描写や捨て台詞に、鼻につく巨匠の余裕臭プンプン。
普通に楽しめた
沢田研二が代役と聞いて俄然観る気になった映画。レビューをチェックして出かけたのですが、なんていってもこちら当然の如くジュリー贔屓です。
ジュリーは善戦したと思う。授賞式での手紙のシーンに涙し、その不器用さがジュリーそのものではないかとふっと思った。
松竹映画はあまり、ほとんど見たことがないけれど、男はつらいよシリーズとか、、、と聞くと、松竹らしい映画なのではないだろうか。普通に楽しめた。
キネマの神様
松竹100周年だったんですね
最後のテロップでジュリー事沢田研二さんの名前がトップに出たのでちょっとびっくりしました
沢田研二さんが映画に出たのを観たのは昔の寅さん
以来でそうそうたるキャスティングで心温まる映画
で観て良かったです。
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