ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密のレビュー・感想・評価
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ハーランは人を見る目があった!
途中で犯人の目星が立ったが、おもしろかった。キャストの豪華さと予告編を観て、観たいと思っていた作品だ。予想を裏切らず、映画らしい見せ方で楽しませてもらった。誰が探偵を雇ったのか、まず気になった。あるエピソードでそれはわかる。ボンドに比べて、ゆる〜い感じの探偵役をダニエル・クレイグが楽しそうに演じていた。登場人物の証言と実際の出来事との違いの見せ方がうまいと思った。小説ではできないやり方だ。誰もが犯人に見えるし、疑わしいのだが、だんだん真相に近づいていると思わせて、思いもしない展開に持って行くところがすごくよかった。こういう作品は、予告編はおもしろそうなのに、作品はイマイチということが多いので、いい意味で覆してくれてうれしかった。
シリーズ化希望!
おもしろかった~ 音楽も良かった~
ナイフのオブジェをバックに語るブノワ探偵もカッコ良かった~
バルコニーから、マルタがスロンビー一家を見下ろす場面がシュール過ぎて笑った
ブノワ探偵シリーズ、もっと観たい!
スロンビー家の一族vs新たなる名探偵ブラン
こんな探偵ミステリー映画が見たかった!
謎の密室殺人、全員が怪しい、遺産相続、風変わりな探偵…。
金田一作品が好きな自分にとっては、もう堪らん!
最初から最後まで、ずっと面白かった!
被害者はミステリー小説の大家、ハーラン。85歳の誕生日の翌日、変死体で発見。状況から自殺のように思えるが…?
容疑者は一族全員。長女とその夫、その息子、次男、亡き長男の妻、専属看護師…。皆、父を敬愛していたが、専属看護師以外揉め事あり(誕生日の日も)、少なからず動機も充分。
謎と複雑な思惑と胡散臭い腹の内が交錯する“スロンビー家の一族”。匿名の依頼を受け、警察と共に捜査をするのは…
スパイを引退して、探偵に転身!?
ダニエル・クレイグに新たな当たり役。
探偵、ブノワ・ブラン!
メディアなどでも有名な名探偵であり、紳士な探偵。抜群の観察眼や推理力を持つが、捜査に夢中になるとついつい一人で盛り上がってしまう、少々変わり者。
ホームズ、ポアロ、金田一、探偵“俺”、刑事ならコロンボ、古畑、右京さん…古今東西同じ。名探偵もしくは名刑事は特異なキャラであればあるほど。
探偵界にまた一人、風変わりの名探偵が誕生した!
そんな名探偵を翻弄するのは、揃いも揃ったクセ者一族。それは豪華なベテラン~実力派~人気者~新進注目株でないと成し得ない。
一族の長ハーランを、クリストファー・プラマー。単なる殺され役に非ず、ある大胆なトリックを仕掛ける。
その一族の面々に、ジェイミー・リー・カーティス、ドン・ジョンソン、マイケル・シャノン、トニ・コレットら、確かに何か起きても不思議じゃない強烈面々。
特筆すべきは、次の2人。
キャプテンを卒業したらすっかり正義感が無くなってしまったような、クリス・エヴァンス演じる長女夫妻の息子ランサム。一族きっての問題児。
そして、ハーランから一族より信頼されていた専属看護師のマルタ。移民一家の稼ぎ頭で、嘘を付くと何故かゲロゲロしちゃう特異体質ながらも可愛いアナ・デ・アルマスちゃん。話の展開も彼女が中枢で、最重要人物。
あ、そうそう。年齢不詳のおばあちゃんもお気に入り。
からくりがあったり、異様なアンティークがあったり、誰もが目を引く短剣コレクションがあったり…。ゴシック様式の“刃の館”の美術や装飾も見もの。
アメリカ映画ながら英国ミステリー風。
スマホなども登場して現代が舞台だが一昔前のよう。
この“THEミステリー”な舞台や雰囲気だけでご飯数杯イケる!
ミステリーには2タイプある。最初から最後まで犯人が判らない王道タイプと、犯人を前半に見せてそのトリックを暴いていくコロンボ/古畑タイプ。
本作は後者タイプ。
思わぬ加害者、意外な真相。
ブランが少しずつ謎を解明していき、気が気じゃないが、抱える罪の意識。
自白し、事件は解決…と思いきや!
ドーナツにぽっかり空いた穴。これは過失でも自殺でもなく、裏で真犯人が手を加えた正真正銘の殺人事件だった…!
後者タイプから前者タイプ。二転三転、捻ったストーリー展開が本当に見事!
某スペース・オペラでは酷評側から二度と映画作るな!…とまでボロクソ言われたライアン・ジョンソン監督だが、言ったテメーら、監督に謝れ。
自分はそちらも悪くなかったが、元々『LOOPER/ルーパー』など斬新で巧みなストーリー展開が評価された人。
その手腕が最高の形で。
昔ながらの王道探偵ミステリーに移民や医療ミスや人の心の暗部など現代的要素も加えて。
ユーモアたっぷり、センスもテンポも快調。
オリジナル脚本なのがまた素晴らしい。
監督のミステリー愛もたっぷり。
アガサ・クリスティーへ敬意をこめて。
随所に見られるアガサ・クリスティーや名作ミステリーへのオマージュ。
よくよく見ると、日本作品へも。
遺産相続の席で一族一斉の口論、マルタが珠世さん的な立場になるのは『犬神家』的。
古ぼけた監視カメラのビデオを見る時の一言。「日本のホラーっぽい。7日後に死ぬってやつ…」
監督、かなり日本通!
事件を解明し、自分の窮地を救ったのは、“自分のルール”。
嘘を付けず、自分の間違いを後悔し、時には自分が不利になるかもしれない状況でも人を助けようとする。
保身が多いこの世の中で、真面目や正直はバカを見、偽善者と言われがちだが、そんな事は決してない。
自分のルールを信じて。
何処か懐かしい香り漂わせつつ、全く新しい、極上のミステリー!
もう一度言う。メチャ面白かった!
続編の企画もスタートしたとか。ヤッター!
次回作でまたお会いしましょう、ブノワ・ブラン。
130分ずっとおもしろい
2時間あると、正直中だるみしそうですが
この作品はずっと目が離せなくて
気付いたらあっというまに終わっていました。
ダニエルクレイグが名探偵なのですが
名探偵感があるのは最初だけで、気取った感じもなく
笑えるところもあって、とても全体的に観やすかったです。
推理物が好きな方は是非観てほしいです。
ドン・ジョンソンに会えるなんて!
冒頭、アガサ・クリスティーに捧げる、とあって、
そんな雰囲気ですが、トリックはイマイチ。
ダニエルの探偵役もゆるい。
でもでも思いがけず、ドン・ジョンソンに会えたことが嬉しかった!!
人は嘘をつく。謎解きが魅力、極上の本格ミステリー!!
【賛否両論チェック】
賛:王道を行く本格ミステリーなので、その極上の謎解きが痛快で魅力的。主人公のつかめないキャラクターにも要注目。
否:ミステリーに全く興味がないと、さすがに観るのは厳しいかも。上映時間も少しだけ長め。
まるで絵に描いたような設定から、一癖も二癖もある容疑者達、そしてミステリー好きをも唸らせる本格謎解きと、どれをとっても超一級品のミステリーといって差し支えないと思います。あまりストーリーのことを言うとネタバレになってしまいますので、その衝撃の真実は是非実際にご覧になってみて下さい。
そしてダニエル・クレイグ演じる主人公、ブノワ・ブランのつかみどころのないキャラクターも、本作の魅力の1つです。果たして本当に名探偵なのか、はたまた引っかき回すだけの迷探偵なのか、その真相も是非実際に確かめてみて下さい。
上映時間は少しだけ長めですが、グロシーンもあまりないので、苦手な人でも大丈夫そうです。ミステリー好きは勿論のこと、普段はご覧にならない方にもオススメです。
また少し新しい
普通の推理ものだと犯人は誰だと探り探りで話が進んでいく。
しかし、この映画は犯人視点で話が始まるのである。誰もそれを疑わないし、犯人は誰だと探ることをやめてしまう。バレないでくれバレないでくれと思ってハラハラしてしまう。
これ自体が作品の思うツボである。
だから、後半の急展開に圧倒される。
ぜひ、コロナが終息したら劇場で騙されてほしい。
少し期待外れ
ダニエルクレイグ主演のミステリーということで、
ドラゴンタトゥーの女のような重厚なミステリーを期待していましたが、
どちらかというとコメディタッチの強い感じでした。
まず冒頭の喋り方、ふざけてるのかなと思いましたが、
訛りを表現されてるんですね。
結構気になりました。
内容というかトリックは、そうなのね、って感じで終わります。
というか探偵さんが意外とおっちょこちょいな感じで、
それはそれで新しかったです。
二回は見ないかな。
MY HOUSE, MY RULE,MY COFFEE
探偵メインに進むかと思いきや、全然違った!探偵は推理シーン以外あんまり出てこない。あんなに仲良しそうな家族だったのに、お金が絡むと人間ああも醜くなるものなのね…。最初に映ったマグカップと最後に使ってたマグカップが同じだったのには何か意味があるのだろうか。家のもの全てが彼女のものになったというアピール?
あと微妙にバスカヴィル家の犬要素が入っていて、なんだか嬉しくなりました。
アカデミー賞脚本賞にノミネートされたのも納得の面白さ
手堅い興収が見込めるシリーズものやリブート企画、人気コミックの実写化企画の数が増えた昨今、オリジナルストーリーで勝負するその姿勢にまずは拍手。しかも、そのストーリーが、使い古された密室ミステリーでありながらもしっかりと面白く、全米では大ヒットしたのだから脱帽。
その魅力的な脚本に引き寄せられたのか、007の枷から解き放たれてクセの強い探偵役を嬉々として演じるダニエル・クレイグを筆頭に、クリス・エバンス、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレット、ドン・ジョンソン、クリストファー・プラマーら豪華かつバラエティに富んだキャストの演技合戦が楽しい。キャストがノリノリで演じているのが伝わってくるし、きっと撮影現場もさぞ楽しかったことだろう。ヒロインのアナ・デ・アルマスも素敵です。
大ヒットを受け、続編の企画も立ち上がったので、次回作にも期待したい!
タイトルなし
MY RULES MY HOUSE MY COFFEE!! Eat shit. Eat shit. Eat shit. おまけにセーターとドーナツ --- 才人ライアン・ジョンソン監督脚本 × オールスターキャスト共演で去年から今年トップレベルに見たかったミステリー(『BRICK』以来)! アガサ・クリスティを引き合いに出されるように往年の名作ミステリーを見ているような空気感・雰囲気ながら随所はしっかりと現代・今日にアップデートされつつ、彼らしい味付けもバッチリなされている。例えばそれはライアン・ジョンソン節とも言える肩透かし・拍子抜け。賛否両論巻き起こした『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』然り、批評家受け抜群なことに加えて一部の映画ファンからは熱狂的に迎えられるもの。故に見方によっては身も蓋も無く「え、本当にコレで終わり?」と映画的カタルシス少なめかも、だけど個人的には好き。あっけらかんと平気な顔してなんてこと無い所に帰着しても、そこに持っていくまでの見せ方・持っていき方が巧いから。本作でもそれは肝心な部分で遺憾なく発揮されつつも、やっぱり何より俳優陣の素晴らしいノリノリ好演祭と化学反応によって、不寛容と「善人は報われる」という核は一貫して変わらない(ex. 『オリエント急行殺人事件』)。
Maybe: B Blanc = ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンス、そしてジェイミー・リー・カーティスのキレキレさに、そんな高カロリー演技バトルにもめげることなくしっかりと自分の仕事に徹底しつつ観客が共感を覚えていくアナ・デ・アルマスの圧倒的美貌可愛さだけじゃない名演技(スマホ液晶バキバキなのも良かった)。あとスター・ウォーズと言えば地味にフランク・オズが出ていることに加え、この数年Twitter等のSNSやネットで叩かれまくった経験が活かされているようなキャラの設定も散見できる"ネトウヨ"政治活動家。ほぼ1人除いて皆私利私欲に素直に動く腹黒さが潔いほど。そして、またも地味にカメオ出演しているっぽい監督の盟友ジョゼフ・ゴードン=レヴィット(ex. 『BRICK』『LOOPER』)。オリジナル脚本賞受賞やオスカーノミネートも大納得なのである。謎解きとかスーパー頭良いわけではないかもしれないけど映画として賢い。きっと上述したような観客のキョトン顔も彼は楽しんでいるだろう。最高すぎる衣装やプロダクションデザインのセンスも完璧。既に続編製作に向かって動いているっぽいし、紳士探偵ブノワ・ブランの魅力は演じ手ダニエル・クレイグの名演技もあってスゴく惹き込まれるものがあるが、肝心の推理力は今回は今一つ分からなかった。一歩間違えれば小五郎のおっちゃん平常運転? 続編も既に楽しみ!!
♪Sweet Virginia by The Rolling Stones
シリーズ化してほしい
ものすごくベタな感じが最高でした!笑
こうゆうの見たいなって思ってました!
なんだろ。金田一少年の事件簿的な?笑
ごめんなさい、世代なのでこうゆう例えしかでません。
嘘をつくとリバースしちゃう設定はおもろすぎ。笑
最後もなんとも言えないスカッと感。たまらん。
ほんとシリーズ化してほしいー。
キャプテンアメリカも007には勝てず?
ノー・タイム・トゥ・ダイの公開が待ち遠しいダニエル・クレイグ。今作では静なる探偵役だが、静かなのは最初だけ。中盤からボルテージが上がり、最後まで秘めた熱き役者魂が隠れることなくスクリーンに投影される。
正直劇中で本人がいうほど凄腕の探偵とは思えないが、雰囲気勝負で押し通しという感じ。
ストーリーとしては、最後のカットで立場逆転の象徴的なシーンがあり、最後までみないと面白さも半減。ただ、結局、爺さんも看護師を守ったとはいえ、勘違いで自爆だから何とも言えない。
見所は豪華俳優人の共演かな。
リトル・ミス・サンシャインのトニ・コレット、キャプテンアメリカのクリス・エバァンス、そして、後から気づいたのだが、次回作のボンドガールのアナ・デ・アルマス。ダニエルとは前哨戦なのね、という顔ぶれ。
意外なミステリーもので、たまにはいいかなという作品でした。
見た目は007、中身はポンコツの探偵が繰り広げる新しいタイプの倒叙ミステリー
コロンボ、古畑のような倒叙ミステリー、、
と思わせておいて、実は、ちょっと違う
見た目ジェームズボンドで鋭そうに見えるが
中身はポンコツという探偵なので
コロンボのような展開になかなかならない
中盤、自分はいったい何を見せられているのか?
良く分からない気分になってくるが
クセの強い俳優陣の会話劇を楽しんでいる間に
だんだんと面白くなってくる
オチさえ先に知らなければ(感想文)
基本的には面白かったです。本当に。館の感じとかもなかなか良い。
ところが私、たまったまオチを知ってからみてしまったので、それがオチだと知らずにのうのうと行って途中から「あれっ?私この話どうなるか分かる、、、」となってしまいました。
悔しい
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