空の青さを知る人よのレビュー・感想・評価
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秩父を舞台にするのは辞めるべき
まず、スタートからあの花を思い出す橋。
秩父で観光してれば見た風景ばかり。
そしてお泣かせストーリー。
秩父の観光誘致で秩父を舞台にしてるんだろうが、流石に毎回毎回秩父はキツい。
スタートからあの花との比較を自ら作り
絶対に超えられない壁を越えようとしてる。
超える必要なんてないから
面白かったと言わせる
作品を作って欲しい。
次、秩父が舞台なら見る事は無い。
超平和バスターズさんさ。
実写化も可能な良作
三十路のあかねと高校生のあおいの姉妹を中心に据えて、あかねの高校時代の仲間たちとの交錯から、突然高校生しんのが生き霊で現れてくる部分は「あの花」を思い出してしまう。
あおいの青臭さが堪らなく可愛いのはこっちが歳を取ったからだろうか?
みじんことあかね、しんのすけとかまだ三十代なのにグダグダしとるとモヤモヤした。
ラストはクレジットで見せる形で。
三十歳はまだ若いと思うので、オバチャンとか言われてもピンとこないのが悲しかった(笑)
若き少年の理想と生きるためのオッサンの苦悩
もっと若い人が観る映画のようにも思うけれど、自分のようなおっさんの心に響く作品だった。
男なので、やはり主人公のひとりであるシンノに感情移入した。
「ガキの頃の俺が今の俺を見たら笑うだろうか」
という思いは、多くの大人の男が持っていると思う。
青くさくも抱いていた夢、理想、将来。
そのとおりの人生が歩めている大人はほとんどいないだろう。
多くが、生きていくために、一番したかったわけでもない仕事をして、あの頃一番好きだった彼女ともとっくに離れ、シンノスケの言葉を借りれば「俺だってそれなりに頑張ってる」人生を必死に生きてる。
だからシンノスケの気持ちがわかる。
そして、多くの人が、思い出の中にシンノを持ってる。
将来への夢、理想、こんな大人になりたいという希望。青臭くても熱い想いを、個人差あれど持っていたはずのシンノの部分にだから共感する。
「あんたみたいになってもいいって思わせてくれ」と将来の自分に向かって叫ぶ。
その叫びは、自分の中にもある自分の言葉だからシンノスケにも刺さるし、我々おっさん視聴者にも刺さるのだろう。
夢をかなえていなくてもできることはあるだろう?と若いシンノは問いかける。
それをちゃんと失ってなかったから、おじさんシンノスケは走り出せた。大好きな人を救うために。
13年前、シンノは東京へ行きたくて、東京なんかに行きたくなかった。
東京へ行きたかったシンノは思い出を、アカネを捨てて街を出た。だからギターケースにテープを巻いた。
東京へ行きたくなかった、アカネへの想いを捨て切れなかったシンノはお堂の中で眠り続けた。
シンノスケが地元に戻るとき、
置いてきた思い出と見つめ合わずには戻れなかった。
だから彼はギターケースのテープを解いたし、故郷に、そしてお堂に向かったのだろう。
二人が対立を終えてわかりあい、若きシンノが消えたとき、寂しさよりも爽やかさが残ったのは、シンノが未来を受け入れて、シンノスケが忘れてきたものを取り返せたからだと思う。
井の中の蛙、大海を知らず。それど空の青さを知る
井の中の蛙は、みんな。シンノもアオイもアカネも。
アカネは空の青さを知っていた。
もしくは、東京には行けないとなったときに、ここで生きていくんだと決めた時に空の青さを知ったかもしれない。
シンノは、空の青さ=アカネへの想い も、大海=東京で叶えたい夢も両方持っていた。
その二人…いや三人に触れたことでアオイははじめて空の青さを知る。
そういう映画だった。
中盤までは好きだったが…
姉と2人で暮らすあおいは自身のために様々なものを我慢する姉に複雑な気持ちを抱えていて…。
超平和バスターズによる3作目の作品。大切な人のためだから自身のことも我慢出来ると言う言葉にしない姉妹の関係性は良かったが終盤はイマイチ盛り上がりに欠ける印象でした。
最後がなぁ
ストーリー全般としては、まぁ想定の範囲な終わり方。悪くも無く、特別に良くも無く。
ただ、生き霊?「しんの」がお堂から出られないで話が進む中、どうやってオチを付けるかと思ったら、意外と簡単に出られた。そして、空まで飛んでしまう。最初から13年前の姿の「しんの」が出ている時点でファンタジーなのだが、生身のあおいを連れて空まで飛んでしまうと流石にやりすぎかなぁと。
エンドロールでラストシーン以後の写真が何枚か映るが、それで慎之介とあかねが結婚するのは分かるが、慎之介は演歌のバックバンドを続けているのか、違う道に行くのかが不明で単にハッピーエンド的なカットだけ見せられてもなぁとは思う。
何か説明がザルと言うか、分かってくれるよね的な展開なのは脚本家の名前を見て、なんとなく納得してしまった。
何が言いたかったのか
アニメ映画ですから頭空っぽにして見たらいいかなと思います。
何が言いたい映画なのかなーという感じ。
ただあの花とここさけが好きな人は見ておいて損はないと思います。
絵のタッチとか音楽とか、あの大画面で見れるのはなかなかないので。
だれか吉沢亮を止めろw
脚本家・岡田麿里は新海誠になりたいのだろうか。
と、アニヲタではない私には感じられた。
叶わない想い、そうするしかなかった選択。
いやいや、そんな善人ばっかり出すからだよと突っ込みたくなる。
しかし世の中の支持がこれほど多いのだから、
きっとこれが正解で、
これ以上のドロドロもギッドギトも望んでいないのだろう。
声優・吉沢亮が2役のすごい仕事をしている。
そして声の通りが素晴らしい吉岡里帆が本職顔負けの演技を魅せている。
キャラも小道具もよく作り込まれていて、勉強になりました。
でもやっぱり私には苦手かもしれない。
私はきっと、人の、どうしようもない部分からしか出てこない美しさが好きなんだと確信した。
すがすがしい印象の作品でした
何の気なしに見ましたが良作。あたりでした。
顔出しの俳優さんが声を当てるといまいち会わないと思うことがありますが、今作はよくあっていて物語を楽しめました。
自己顕示欲、自己防衛、逃避、それぞれが過去と対峙し向き合って受け止めて、これからに進んでいく。すがすがしい印象の作品でした。
個人的には一番マンガっぽい顔で誰よりイケメンの息子がツボ!いい男すぎ!彼の候の行方がどうなったかが気になります。
秩父三部作?の最高傑作
公開前、別の映画のオープニング時に予告PVを見たのですが、その時には「一人の男を巡っての姉妹による修羅場?」という予想しか出来ませんでした。
また、長井龍雪監督と言えば、ご存知の通り「あの花」「ここさけ」という事になるのでしょうが、「あの花」は後日談という形のため、TV版には届かず、「ここさけ」は一歩間違うと感動ポルノ的な設定のため、話にのめり込めないきらいがありました。更にいずれも児童時の体験がトラウマとなっていたので「今回もそうなのかねぇ」という予想もありました。
が、実際に鑑賞してみたら、そんな予想とは全然違っていました(笑)。
主人公の女子高生には幼児期の体験があり、それが故郷を離れようとする動機の一つになっていますが、トラウマという程ではありません。彼女自体は孤高を気取る年代特有の描き方がなされていますが、嫌味な要素はありません。
また、この作品ではバイキャラの姉の存在が際立っています。主人公に悪態を吐かれた時の表情やかつての恋人を舞台に送り出した後の涙など、ほぼセリフ無しでの心情表現には舌を巻きました。「実写版ならば最優秀助演女優賞」モノです。
主人公を慕う男の子や姉に気のあるその父親、主人公の同級生のビッチ系の女の子、そして大物演歌歌手と、その他のキャラの描き方も秀逸。小説同様「佳作は行間を読ませる」を実感しました。
押し付けがましさが無く、主人公の成長を感じられる傑作です。
あの花、心が叫びそして空の青さ
長井龍雪らしい作品でした。
過去作が好きだった人には堪らなく今までより少しセンチメンタルな感じをしました。
相変わらずの埼玉を舞台に少し不思議な、でも、ありそうな話し
安定していて監督には今後もこのような作品を作っていってほしい。
空の青さかー
アニメらしい非現実ストーリー
でも過剰すぎず、わかりやすくて見やすかった
俳優の声優陣がうまかったのもあるんだろうな
高校時代の俺が今の俺を見たらどう思うのか
少しは頑張ったって褒めてくれるのか
ただただがっかりされるかな
でもまぁ俺もまだ諦めてない
まだまだ30代、好きなことも好きな人も
全力で。まだまだ頑張ってやらなきゃな
と元気をもらえるそんな作品。
人生いろいろあるけど
暗い気分の時は空をみあげて、
その青さを、その綺麗さを確認しよう
消化不良
ベタベタな恋愛ドラマの設定にちょっとファンタジー要素を加えた設定が定番の秩父シリーズですが、今作は設定が消化不良になっている印象を受けました。
まず慎之介の生霊(しんの)が明らかに実体を伴った存在として描かれているのに、いきなり空飛んだり生き埋めになったあかねをあっさり助け出したりやりたい放題で、もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな状態。
しんのの影響で周りが動き出すとかではなくホントに全部解決しちゃう上、全編通してしんのアゲが凄いので、岡田女史の理想の男性像なんじゃないかと邪推しちゃいます。
話の軸は慎之介、あかね、あおいの三角関係ですが、描写の比重が明らかにあおいに偏っており、先述のしんの無双も相俟って慎之介とあかねの心情の変化が分かりにくく、二人がよりを戻すことに説得力が感じられません。そもそも大人慎之介、あかねとあおいに割と酷い事してると思うのですが、その辺のフォローとか一切無かったのも酷い。
そして終盤の見せ場かと期待していたライブシーンはEDで一枚絵があるだけでまさかの描写無し。ガンダーラやら慎之介のソロ曲やら匂わせておいて本番無いのかよ!って突っ込みたくなりました。というかライブのリハーサルシーンがあって本番が無い作品って斬新過ぎるでしょ。しんのとあおいが空飛ぶシーンとか要らんからライブシーン描いてくれ。
兎に角土砂崩れ以降の展開が酷く、なんとも言えない後味を残す映画でした。
結構よかった!けどあれギターの幽霊じゃね?
話は全体としてよかったです!
ただ1つ後半の演出が?の部分が1つありましたが
まぁきっと作る上で何か事情があったのでしょう
劇中では説明されてませんが
もしかしたら
あの学生時代の赤毛男の子幽霊キャラ
あれたぶん生き霊ではなく
ギターの怨霊か付喪神です
そう考えると色々と合点がいきます
(理由付け演出と思われるシーンはいくつかあった)
なぜ?は見てもらったらわかると思いますが
この設定で観ると男の子のヒロインに
かける言葉や歳をとった自分に対する
感情もとても感動できる内容に捉える事ができ
ここの制作スタッフらしさが感じられるからです
憶測もありますが
自分は満足できる劇場アニメでした!
超平和バスターズ最高😭👍
「あの花」「ここさけ」と来て「空青」超平和バスターズが再結集した埼玉県秩父地方を舞台にした作品3部作の完結編と長井監督が言ってたみたいなのですが、最後に相応しい素晴らしい作品です。見に行って損はしないはずです!自分は「ここさけ」は残念ながら劇場で観る事は出来ませんでしたが「あの花」はノイタミナの頃からの大ファンで、いい歳のオッサンなのですが毎回うっかり感動してうるうるさせられちゃいます😭✨またこの3人の関わった作品が見てみたいです。
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