劇場公開日 2018年4月13日

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「仏作って魂入れず。デル・トロこそが魂だった」パシフィック・リム アップライジング ヒートこけしさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5仏作って魂入れず。デル・トロこそが魂だった

2018年4月14日
iPhoneアプリから投稿

前作のフェティシズムは影を潜め、ひたすら軽くて淡白。あまつさえ前作の主要キャラへの愛の無さが辛い。物語の展開や設定も死ぬほど雑で、中盤まで一体何の話をしているのか正直よくわからなかったし、環太平洋防衛軍は人材不足過ぎるとしか思えなかった。残念

とはいえ前作でデルトロができなかったことをやってみせた心意気は買う。イェーガー同士の対戦(はエヴァ第拾八話「命の選択を」の影響がモロ)、昼間の市街戦、合体怪獣なんかがそう。それこそがデナイトのフェティシズムと評価することもできるのかもしれん。でも物足りないのは事実

前作でいうイェーガーのパイロットスーツのギミックとか、怪獣レザーバックの電磁波とか、怪獣オオタチの変態とか、そういう「おっ!」となるのが観たいんよなあ。本作の怪獣はなんか面白いことした?全然思い出せない

「仏作って魂入れず」という感じの作品。デルトロが魂だったんよ。みんな『シェイプ・オブ・ウォーター』を観よう!

ヒートこけし