劇場公開日 2018年2月10日

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「最高にアートな映像に酔いしれる」ゆれる人魚 R Film Nさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0最高にアートな映像に酔いしれる

2018年2月24日
iPhoneアプリから投稿

暗く明るい、少し恐ろしいような、それでいてとても美しい。
歌もハリウッドミュージカルのような盛り上がりはないがこの映画の雰囲気にとてもあっていて頭に残る。気に入った人はカットされてしまった歌のシーンがYouTubeで見れるのでそれもオススメ。

それとこれから見る人に言いたいこと。
完全にアート作品なので自分の中の五感を最大限に使って表面的なものでなく奥にあるものをみてほしい作品。

エログロあると言われているがエロという要素はあまり見当たらずフランス映画でよく見るような感じ。グロと言うほどのものもあまりなく食べるシーンははっきり映されてはいないはない。
いろんな映画観てる人だったらまたは大人だったら普通に大丈夫。
それにそこメインではないから映画を観ていて全く気にならない。

アンデルセンの人魚姫をベースに思春期の大人になりたいがなりきれない少女が恋という美しく、かつ残酷なものに惹かれていく物語。
ラストシーンにやられる。あのシルバーの表情、光が当たり、顔を彼に優しく押し付ける。そして、、
ラストがあまり、、と言う人もいるようですが、一応人魚姫の話がベースなので(ディズニー版のは違いますが)
それとぼくはラストがあれで だからこそ良かったと思います。
まぁでも好き嫌いがはっきり分かれそうな映画ですね
アグニェシュカスモチンスカ監督今後が楽しみです!!

cinemagaski