劇場公開日 2017年7月8日

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「ISS絶対の危機(ピンチ)」ライフ(2017) りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ISS絶対の危機(ピンチ)

2017年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

6人が乗り込むISS国際宇宙ステーション。
火星無人探知機を回収した彼らは、火星の土の中に微生物がいるのを発見する。
仮死状態だったそれは覚醒し、次第に巨大化していく・・・

というところから始まる物語で、『エイリアン』の変型、ISSの中で、恐怖描写が見もの。

恐怖描写もかなりのインパクトだが、特筆すべきは、冒頭、無人探知機を回収するまでの描写をワンカットで撮っていること。
むろん、CGなどでワンカットにみえるように加工されているのだろうが、ISS内部から撮られたその映像は、実際にISS内部にいるかのような錯覚さえ覚える。
無重力のISS内部、窓越しにみる回収作業、そして宇宙空間。
この冒頭シーンで、この映画はぐんと株を上げた感じ。

その後は、まぁ、『エイリアン』の変型なのだが、途中まではなかなか緊迫感がある。
生物の造形が、タコのようなヒトデのようなそんな形で、いわゆる怪獣的なスタイルから遠い造形がされており、かなりコワイ。

が、大きくなると、頭部などが出現し、「あ、怪獣!」と思ってしまうので、コワさ半減。

6人の乗組員、誰が死に、誰が生き残るのか、謎の生物は駆除できるのか・・・
そこいらあたりは、かなりハラハラドキドキ。

なお、タイトルは紛らわしいので、個人的にはサブタイトルを付けたいところ。
『ライフ ISS絶対の危機(ピンチ)』。

りゃんひさ