劇場公開日 2017年4月29日

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「ふてぶてしいまでの人間のしぶとさ。リアルを追求した銃撃戦!!」フリー・ファイヤー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ふてぶてしいまでの人間のしぶとさ。リアルを追求した銃撃戦!!

2017年5月6日
PCから投稿

怖い

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:抗争へと発展していくギャング達の戦いが、リアルな描写と共に映し出されていくのが、斬新かつ痛快。
否:登場人物が多いので、誰が敵か味方か分かりにくい。アクションもリアルであるがゆえに、グロかったり画面がブレて分かりにくかったりする。

 最初は静かに始まったギャングの取引が、手下同士の些細ないがみ合いから銃撃戦に発展し、両者が生き残りをかけて殺し合う様子が、リアルな描写満載で描かれていくのが印象的です。冒頭に出るテロップの通り、致命傷を負ってもなかなか命までは落とさず、必死で戦い続けるギャング達の姿に、人間の持つ本能的なしぶとさが見え、痛々しくも痛快に映ります。
 一方で描写がリアルな分、グロくもありますし、誰が誰を撃ったか分からなかったりするシーンも、結構あります。登場人物も多いので、そもそも誰と誰がどっちの味方なのかというのも、気をつけて観ていないと混乱しそうです。
 とはいえ、ガンアクション映画としては異色の良作ですので、是非観てみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド