エル ELLEのレビュー・感想・評価
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成熟度最高潮の監督、主演女優
とりあえずお疲れ
「ブルーベルベット」「クラッシュ」(クローネンバーグ)のような変態性癖がテーマにあるのでその方面に疎いとおいてきぼり喰らう。レイプマンを理解して一緒に楽しみつつ罠にはめるおばさんの勝利は何との戦いかは、観る人により変わってくるでしょう。
ゴーン・ガールの方が〝怖い女度〟が上だと思います
とてもじゃないが、こんな人たちとは付き合いたくない、という人達ばかり出てきます。
そもそも、セレブな方々やゲーム業界のほうから、私のことなんぞ呼んではくれませんけどね。
露悪趣味・・・。
「氷の微笑」を観て以来、この監督の作品は避けてきました。この映画、途中までは、ミヒャエル・ハネケのような作風であったのに、そこから先は何とも下司な展開に・・・。ああ、この監督は変わっていないのだな、と溜息が漏れました。ただ、イザベル・ユペールの演技は光るものがありました。60歳を過ぎてもなおかつ、これだけのバイタリティを持ち続けているというのは大したものです。バーホーヴェンは下世話な監督かもしれませんが、イザベル・ユペールは一流の役者です。
蛇足、似たような顔の男優がたくさん出てくるので、途中から誰が誰だか判らなくなってきました。私、登場人物の多い映画は苦手です。(ロバート・アルトマンは例外ですが・・・)
不快な映画を鑑賞して見て下さい。
出演者全てが何かにつけて、敏感に化学反応する脆い構造になっている人間社会の部分ばかりが見えて嫌気を指す不快な映画であった。
#️⃣不快
イザベル様
映画に詳しくない者のコメントですので
↓
フランス映画は期待を裏切る作品が多く、二度見ることはないけれど(清純が好きとか、好みの問題)、見るまではすごく惹きつけられるものが多い。17歳とか。
エルもいい意味で期待を裏切る作品でした。
イザベル・ユペールの演技力と美しさは神がかっています。
原作者がベティブルーと一緒だと後から知り、納得しました。
フランス人大丈夫か?!と心配してしまうほど、精神病理的だなあと(笑)
レイプを楽しんでしまうところは、うーーーーーん…と思うので、万人向けではないと思います。私は無理です。
デートよりは、女性同士か、一人での鑑賞がいいと思います(笑)
なんつーか
最近のバーホーベンの映画だなと、
凄いように見えて、実は痴話話でしかないという。
上手い監督なので、楽しく観られるのですが、
終わった後に、「あぁ、映画を観たな〜」という感動というか余韻というか、
そういうのは無かったですね。
楽しめましたけど、
ユペール無双
ハリウッドの有名女優たちがオファーを断ったというのも納得。
イザベル・ユペールにしか出来ない役。
女の弱さと強かさ、という
ありきたりな言葉になってしまうが。。
性被害者への憐憫や共感などを軽く裏切る
主人公の言動が、常識に凝り固まった頭を見事に撃ち抜いてくれる。
一緒にデートに行くとしたら、
主人公に全く共感できない女性は嫌だけど、共感しすぎる女もイヤ。
てかデートで見る映画ではないか、笑
監督の毒も聞いていた。
怪作ですね。
主人公と主人公を取り巻くどこか倫理観の飛んでるような(主人公もだが...
主人公と主人公を取り巻くどこか倫理観の飛んでるような(主人公もだが)人々による人間関係を巧妙に描きつつ、最後収束させてそれぞれまた生活を送っていく構成が見事、そしてその可笑しな人間模様を終始演技面でリードし続けたイザベルユベールはホント素晴らしかった
ポールヴァーホーベンによる皮肉めいた笑いも絶妙だった。特にクリスマスパーティーの時々来るギクシャクなる部分を含めたシーンと誰が見ても明らかに他人の子供を主人公ミシェルの息子が我が子のように可愛がるシーンはとてもヴァーホーベンのイジワルな部分が出ていると感じた
にしても思ったより話が上手く収束していくのは良い意味でビックリ
けど散々劇中登場人物に翻弄されても最後はなんとなく後味よく終わるのは流石である
ヴァーホーベンの意地悪
「エル ELLE」を観た!
相変わらずヴァーホーベンって意地悪だ。(←褒め言葉)
いかれた登場人物たちが繰り広げる倒錯した愛(?)の姿をサスペンス風に描いているけれど、その通底にあるものは、ヴァーホーベンの他の映画にも描かれている、大きな支配者への嫌悪、抗いだ。
倒錯した愛の形を丹念に描くことは、ここでの嫌悪の対象であるカトリックの頸木を次々と否定していく事につながっている。そして、その嫌悪のクライマックスは、レイプ犯の妻の去り際の一言で決定的なものになる。
本当に忌むべきものは何なのか?我々を縛るものに意味はあるのか?そんなことを考えさせられる映画だ。
主人公が素敵すぎ。そして周りがヒドすぎ。 監督の趣味バクハツでおも...
主人公が素敵すぎ。そして周りがヒドすぎ。
監督の趣味バクハツでおもしろかったー。
あとお母さん!たまらん。ジュディット・マーレなる女優らしいけど、いかすなーあ。
面白かった
強い女性
じわじわと滲み出てくる毒に浸されながら
善悪を飲み込んで
やがて全ての運命をも受け止める。
最後までずっと目が離せなかった。
きっちりドラマを見せてくれながら
ゲーム会社とかCGとかの遊びがあるのも
この監督ならではかな
性と宗教みたいなものが根底にあるから
騒がれているのはそういう部分なのかも。
ポールヴ・ヴァーホーヴェン節炸裂の注目作!
6月23日に有楽町朝日ホールで行われた
「フランス映画祭2017」での上映で鑑賞しました!
ワンカット目から最後のカットまで
一瞬たりとも目を離せないサスペンス映画でした!
個人的には2007年に公開された
ポールヴ・ヴァーホーヴェン監督の
「ブラックブック」を思い出したりしました!
この映画の全国公開は8月25日…
「ワンダーウーマン」とカブっていますが
「ワンダーウーマン」にも引けを取らない
今年絶対観ておくべき注目映画だと感じました!
ゲーム製作会社の女社長ミシェルは白昼堂々自宅で覆面男に暴行されてし...
ゲーム製作会社の女社長ミシェルは白昼堂々自宅で覆面男に暴行されてしまうが、警察に通報するどころか、別れた夫や友人にも暴行されたことを平然と告白して今までと変わらぬ生活を続ける。しかし彼女の中では何かが変わっていた。
ポール・ヴォーホーヴェン作品には神経を逆なでするような悪趣味なユーモアがつきものですが、「イザベル・ユベール以外に主役を演じてくれる人がいなかったから」という理由でフランスで撮影されたという本作も相当に悪趣味。事件後も淡々と部屋を片付けゆっくりと風呂に浸かるミシェルにまず観客は呆気にとられ、彼女の奇行に振り回されることにこちらがだんだん馴らされていって、途中からは爆笑シーンが連発。そこでようやくシリアスなドラマではなくインモラルでシニカルなトラジコメディだと気付かされるという、やや『ゴーン・ガール』に似た進行の楽しい映画でした。観客はなぜか老夫婦が多かったですが、皆満足げ。やはりラテンの人達はドロドロの人間ドラマが大好きなんだなと実感しました。
サイコ・メンタル・サスペンス・ドラマの極上品
・このフランス映画はたぶんR15かR18になるだろうけど、近年ではまれな内容だね。特にこの監督が「この主演はハリウッド女優にはできない」とって言っていたほどの、とても複雑で冷品なキャラが要求される演技を見事にイザベル・ユペールが演じているね。
一般向きじゃないから、たぶん内容には賛否が明白に分かれると思うよ。
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