プラネタリウム

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プラネタリウム

解説

「ブラック・スワン」のナタリー・ポートマンと、ジョニー・デップとバネッサ・パラディの娘リリー=ローズ・デップが姉妹役で共演したミステリアスなドラマ。監督は「美しき棘」のフランス人女性監督レベッカ・ズロトブスキ。1930年代後半。アメリカ人のローラは、死者を呼び戻せるほど霊感の強い妹ケイトと共に、降霊術のツアーでパリを訪れる。姉妹の才能を目の当たりにして衝撃を受けた大手映画会社プロデューサーのアンドレは、姉妹を主人公にしたリアルなゴースト映画を製作しようと思いつく。アンドレは姉妹と映画の出演契約を結び、2人を自宅に住まわせて撮影を開始するが……。

2016年製作/108分/PG12/フランス・ベルギー合作
原題:Planetarium
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2017年9月23日

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(C)Les Films Velvet - Les Films du Fleuve - France 3 Cinema - Kinology - Proximus – RTBF

映画レビュー

4.0姉妹の運命をほのめかす冒頭がもったいない

2017年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

楽しい

知的

物語の大部分は、降霊術ショーでフランスに来ていた米国人姉妹が、プロデューサーに出会って映画作りにかかわっていく波瀾万丈の経緯を描く。ただし構成上は、冒頭でそうした時代を経験したあとの姉が、知人と遭遇して過去に言及し、そこから時間を遡って本筋がスタートするという、一種の回想形式になっている。この冒頭部分の会話とムードで、姉妹の行く末がわかってしまうのが個人的にはもったいないと思った。

長編3作目のフランス人女性監督レベッカ・ズロトヴスキは、美しい印象的な映像を得意とし、テーマ性よりは雰囲気先行という感じで、「フランスのソフィア・コッポラ」と呼ばれているのも分かる。

オカルト要素に期待をかけすぎると、肩透かしの気分を味わうかもしれない。どちらかというと、マイノリティーや異端者が味わう苦悩や疎外感に重点が置かれている気がする。

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高森 郁哉

2.0一見、女性から見た助兵衛なク●ジジイの話にみえる。 屁理屈こねて、...

2023年12月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

0.5タイトルなし

2020年10月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI

3.5【美しき霊媒師姉妹の魅力に取り付かれた映画製作プロデューサーと、彼女達との関係性を1930年代フランスを舞台に描き出す。】

2020年6月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■主要登場人物
 1.ローラ・バーロウ(ナタリー・ポートマン):聡明で野心家
 2.ケイト・バーロウ(リリー=ローズ・デップ):自分の独自の世界を持つ
 -この二人は、降霊術ショーを生業としてアメリカからフランスにやってきた。”中世以降、降霊術はヨーロッパを中心に頻繁に行われていた。-

 3.映画製作プロデューサー兼経営者コルベン
 -彼女たちの降霊術に魅入られた、彼は彼女達と”ある体験をし”、スピリチュアルな世界に徐々に嵌って行く・・。ー

 そして、自らスピリチュアルな映像を使った映画製作に乗り出すが・・。

 劇中劇の挿入の仕方は余り上手くなく、上記3人と関係する人々の関係性、そしてコルベンがポーランド籍である事を暴露され、会社経営人達から、糾弾される場面やその時代背景もきちんと描かれていないので、分かりにくい。

 <だが、今作の魅力は虚業を生業とする、ナタリー・ポートマン、リリー=ローズ・デップが演じる姉妹が纏う儚さや、彼女たちの当時の衣装が醸し出す独特の雰囲気であろう。
 虚業に魅入られたコルベンの姿は哀れではあるが、彼自身が囚われた後もスピリチュアルな経験を信じる姿。一方でローラ・バーロウ(ナタリー・ポートマン)が獄中の彼と対峙するシーンや、自ら役者として新たな道を踏み出す姿が印象的でもある。
 リリー=ローズ・デップは当たり前であるが、6か国語を話すと言われているナタリー・ポートマンのフランス語が久しぶりに聞けた事も少し、嬉しい。
 起承転結がはっきりした映画ではないが、そこはかとない哀愁を漂わせる映画である。>

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NOBU