劇場公開日 2017年10月27日

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「久しぶり…35年ぶりだね」ブレードランナー 2049 to-yさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0久しぶり…35年ぶりだね

2017年12月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

映画は期待を裏切らない良いできでした。主人公のガールフレンド(設定はホームオートメーションシステム)はAIで、会話はもはや人間。ただ、生身の身体は持てないためホログラムで彼の前で振る舞う。ある時、主人公と仰せを交わすために、コールガールを呼びホログラムをその身体にダブらせて、あたかも彼女と交わるよう演出する様は、未来の新たなプレイを彷彿させました(笑)ありえるよね。
35年前は、僕のような一般人には、「クローン」という技術への認識が浅かった時代。作品のなかで、同義の存在を「レプリカント」という名称で描き、人間との確執をストーリーにした。
今や再生医療(人の細胞から増殖した皮膚や角膜の移植)は現実になったし、よりリアルに感じました。いずれは、臓器移植のパーツを供給するためだけに、クローン人間が生産される時代が来るかもしれないですね。
仮に出来た場合には、我々人間と同じように精神を持っているのかな…細胞を忠実に再現できれば、同じように感情を持つのだろか?(生理学的には、そうなるはずだよね)
クローン同士やクローンと人間との間に子供が生まれるなんて、まさに神をおそれぬ禁断の恋だよね。そんな事を考えさせる映画です。

仍ヲ(ナヲ)