劇場公開日 2017年12月1日

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「アニメスタッフの優秀さを確認するための作品」鋼の錬金術師 ニックビーさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5アニメスタッフの優秀さを確認するための作品

2017年12月6日
iPhoneアプリから投稿

はっきり言うと酷い出来です
よかった点はCGとロケーションくらいであとは褒められるところがありません

特に脚本が酷すぎます
登場人物たちの感情曲線がめちゃくちゃで誰にも感情移入できない上に本当に国家錬金術師?って言うくらいマスタングやエドの行動が頭悪いです
終盤の展開の「はぁ!?」感はすごいので別の意味で楽しみにしていてもいいかもしれません

原作ではすごくいいシーンだったのにその場にいたキャラクターの有無を変えているので台無しになっていることが結構あります。
例えば、エドがタッカーを追求するシーンで、原作では最初から部屋の中にいたアルが途中から部屋に入ってきます。
原作のこのシーンは事態に気づいていないアルがエドの一言で状況を把握することで三人の対立関係図を立体化させる地味だけど荒川弘の技が光るシーンだったのだが監督はその辺の技術もわかっていないらしいです

と言うようにダメな点をあげればキリがありません

ニックビー