間諜最後の日

劇場公開日:

解説

 第1次世界大戦最中のスパイ暗躍を題材にしたサスペンス・ムービー。エドガーはドイツ諜報員の正体を突き止めるため、アシェンデンと名を変えスイスへやってくる。そこには“妻”を名乗るエルサが待ち構えていた。他の仲間と共に、敵の諜報員らしき男を追いつめ死に追いやることに成功するが……。ラスト、アシェンデンとエルサの決断は見物。主演女優はヒッチコックの前作「三十九夜」に続いてマデリーン・キャロルが務めている。

1936年製作/86分/イギリス
原題または英題:The Secret Agent
劇場公開日:1938年

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映画レビュー

4.0通常サスペンス

2024年2月26日
PCから投稿

既に名を成しつつある頃の作品ですが、同時期の他作と比較しても通常取扱の範囲でしょう。ヒッチ自身はスイス以外に観るべきこともない失敗作、特に主人公に使命を積極的に果たそうとする動機付けがないところがスリラーを感じられない要因である、と述べています。確かにそういわれれば、主人公は周囲の状況に引きずり回されて積極性がないように感じられます。

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越後屋

3.5間諜とはスパイのことです。

2022年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1936年、イギリス時代のヒッチコック監督作品です。 原作はサマセット・モームの短編。 驚いたことにサマセット・モームは第一次世界大中からイギリス軍の諜報機関に 所属する列記とした諜報部員だったそうです。 この映画の主人公は陸軍大尉のブロディ(ジョン・ギール・グッド)は、アシェンデンの別名を持つスパイ。 アシェンデンの妻を装う女スパイがエルザ(マデリーン・キャロル) 同僚の将軍と呼ばれるスパイがピーター・ローレ。 この3人が主な登場人物です。 スパイ映画なので、ドイツ人スパイの暗殺場面もあります。 しかしそれがなんと人違い・・・と言う傍迷惑な話し。 (作家でスパイのプロデイはサマセット・モーム自身がモデルと思われます。) 偽装妻のエルザがブロディに本気の恋をしたり、 人違い殺人に心を痛めて傷ついたり、と、とてもプロフェッショナルなスパイとは 思えないので、イギリス諜報機関もまだまだ緩かったのかなあ・・・と、ちょっと思いました。 そして語らなければならないのは、この映画の狂言回し役のようなスパイ。 将軍と言う役名のピーター・ローレ。 黒髪のメキシコ人役、しかもこの役の時32歳だそうで、生きの良い溌剌とした演技で、 とても印象的です。 冗談ばかり飛ばして女を口説きまくる姿と、冷酷に暗殺する二面性をいとも容易く演じていて 流石に性格俳優でいつも印象深い脇役の名手ですね。 王道のサスペンス映画というより、恋に落ちた女スパイ・エルザの、揺れ動く心理と、 悪気はないのですが、男から男へ心変わりする姿が、よく言えば人間的、 悪く言えば「男をたぶらかす罪な女」 でも、だからこそ、この映画が面白い恋の駆け引き=ロマンティック・コメディ的なのですね。 爆撃シーンもあり、ラストの落ちにも驚かされますが、 サスペンス映画というより、 人間ドラマ寄りの異色のヒッチコック作品でした。

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琥珀糖

4.0舞台は第一次大戦時も、大戦前夜に思える英独の暗闘

2021年4月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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Kazu Ann

3.0ヒッチコック監督の玉石混交のイギリス映画

2020年5月2日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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Gustav

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