「変な脚色はいらなかった」チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話 月野沙漠さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5変な脚色はいらなかった

2017年3月21日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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前半は全体的になんかフワフワしてた。広瀬すずの演技も浮ついて
たし、天海祐希の鬼コーチもなんかフワフワしてた。『セッション』のフレッチャー教授みたいな演技出来んかね?w
部長役の中条あやみと太っちょ役の富田望生と笑顔ができない山崎紘菜もいいキャラでした。前半はこの三人の存在感で何とか観れた感じ。
後半からお友達のノリの練習をやめてから話が締まってきて、一応映画に惹き込まれるようになります。
実話では元々50年も伝統のある50名以上が在籍していたチアダンス部の前身のバトン部だったのに、やる気のない不良部員のたまり場みたいに描いたのは、元バトン部の部員に失礼では?そもそもなぜバトンではだめだったのか?実話では単純に全米三位になった他の高校に触発されたという、先生の個人的な理由だった様ですが。
あとわかりやすい悪役を登場させて観客に安易なカタルシスを得させようとしたのは浅はか。せっかくの美談にむしろミソを付けている。

月野沙漠