世界一キライなあなたにのレビュー・感想・評価
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内容は重いが健やかな余韻がする
お知り合いになれた方が何度も観て絶賛されていたので、観てみた。映画の話しをして、いい映画ですよと聞いて、実際にそれを観るひとって、1割もないのではないかと思う。ふとそのときの会話を思い出したとき、タイトルの切れ端や、ストーリーの断片さえ覚えていれば、いまやネットで検索すれば、拾えるので、いい時代になったもんだと思う。
さて、裕福な家庭、庶民的な家庭、さらにはクールな性格の障碍者、ものすごく明るくて感情豊かな女性、という対照的な二人が、障碍者と介護者という仕事の関係で出会ったところで、次第に惹かれあっていく展開。
そのままでは映画のストーリーとしてはパンチ力がないのか、障碍者の男性はある決意をしていて、実は介護の仕事の6ケ月という期間に意味があった。その男性の両親も息子の決意をリスペクトしていて、そこはとても複雑でいいも悪いも一概には言えない。自らの人生の運命と、決意。
映画はとても美しい風景をちりばめていて、内容は重いのに、健やかな印象を残した。
素晴らしい作品!
主人公の女の子のキャラクターが素敵!
どんどん惹かれ合っていく2人を自然と描いていて観ていて嫌な感じが一切しない。なんで今まで観てなかったんだろ!って思ってしまう。
最終的に涙がでるが、その先には希望がある。
素晴らしい作品!
主役に支えられた作品
単純なラブストーリーではなかった、、、ただ、複雑だけど、なぜか温かい気持ちも持てる不思議な映画。
構成も展開も非常に観やすく、良くできた作品でした。
兎に角エミリアクラークが可愛い。デナーリスの時から可愛いなぁと思っていたので良かったです。
自死、自殺に関しての見解は人それぞれで未だに統一見解というものはない。ということ。
不満があるとしたら、「ルルドにでも行くのかと思った」あの冗談は、いただけない。
せめてこういう事故が無くなればと思う。
観賞後に語り合いたい映画
ルックスも最高、家は富豪のMr.perfectと呼べるくらいいい男のウィルは、ある日突然バイク事故に遭い、四肢麻痺になってしまう。
自分の大好きなファッション(かなり個性的でダサカワ)を大学で学ぶことを諦め、転々と職を変えながら家族を支えるルーが、ある日期限半年間の介護職をすることに。
そんな2人が出会い、最初はウィルの冷たい言葉にイライラモヤモヤさせられるルーだったけれど、毒舌と素直なルーの明るい笑顔に少しずつウィルの止まっていた感情や心が動かされていく。
ラストは賛否両論あるようですが、四肢麻痺になった自分が生きていく事に本当に幸せだと思えないウィルが、尊厳死を選ぶというもの。
ルーにしろ、ウィルの家族にしろ、決してそれが正しいとは思ってはいないけれど、苦しむウィルの考えを変える事は誰一人できなかった。
自殺する事を選んで欲しくないと個人てきには思うし、自分は自殺を選んではいけない理由がある。なので、今のところどんな事があっても自ら死を選ぶ事はしないと思う。ただ、ウィルのようにある日突然、自分が自分でないような状態になった時、果たしてその選択をしないとは言い切れない。
この映画の好きな所は、二人が一緒にいてとても幸せそうなところ。特にウィルの元カノの結婚式での二人のダンスシーン。決して派手なシーンではないけれど、心から二人の幸せが伝わる。
ウィルが言う言葉にも共感できるし、ルーの言葉にも共感する。どちらも愛する人を思うが故にでる言葉なだけにとても切なくて、悲しくなる。
尊厳死を勧める映画だとは私は思わない。
ただ、一つの選択としてそういう人生の終わり方を選ぶ人もいるだろうということ。
健常者であろうと、障がいをもつ人であろうと、自分の人生の選択をするということは同じだから。
決してハッピーエンドだとは思わないけれど、こんなにも悲しい結末であっても、主人公は決してその悲しみを無駄にはしていないということが少しの希望に感じる。
しかしウィル役のサム・クラフリン、久々にこんなイケメン見たなー!って驚きでした。。。イギリス英語最高💜
ラストに不満
『キライなあなた』って言うので、どんだけ嫌なヤツなのかと思ったら、それほどでもなかった(^_^;)
主人公のルーは、そんなに美人じゃないけど、明るくてキュート。そんな女の子がいるのに、あんな選択するかねぇ~?
とりあえず後味の悪い作品ですわ…
ってゆーか、ルーの彼氏役は『ハリーポッター』のネビルか!(°д°)
相手を思う
事故で首から下がほぼ不随になったウィルと、半年間、ウィルの身の回りの世話をする事になったルー。相手の為に何が出来るのかを考え、お互いが変わっていく話。
Me before youというオリジナルのタイトルは「あなたと出会う前の私」という意味のようで、まさに、そんな映画だった。
それにしても、邦題のセンスが無さすぎる。。。インパクトを重要視して中身を無視したタイトルが、話をとても単純に見せてしまう気がする。
人生とは
人間の尊厳は尊重すべきだが、エンディングは複雑な気持ちになった。
貴族であり、成功した人生を送っていたウィルにとっては、事故のよって不自由となり、ただ生きるだけの人生に耐えられなかったのだろう。
そんなウィルに同情しながら助けられると思ったルイーザが相手のことを思って様々なことにウィルを連れて行き生きる素晴らしさを伝えようとする。
でも最後まで意思を曲げなかったウィル。
ウィルもまた相手を思いやり、彼女人生に新たな可能性を与え、自らは安楽死を選択する。
心惹かれながらも最後までファーストネームで呼ばなかったことが、自身のプライドを守った証のように思えます。
薄っぺらい、綺麗事だけのラブストーリー
何、これ?今年度最高のラブストーリーと評判らしいけど、私にはそうは思えないわー
ラブストーリーならそれだけ描けば良くない?何で尊厳死を絡ませなきゃいけない?そんな重いテーマを盛り込むのは、半身不随をテーマに描いてる他の作品に対して失礼だと思う。
肢体不自由や車椅子であっても強く生きようとした『最強のふたり』『しあわせのブレス』『潜水服は蝶の夢を見る』そして『パリ、嘘つきな恋』、強い生命力で生き抜いた彼らから、どれほど勇気と感動をもらったことか!
主役二人の演技は悪くなかった。ほっこりしたりドキドキしたり。それなりに上手い。それ故に、最愛の人が死んで、明るくパリで生きて行こうとするとか、マジ納得出来ない!まあ、原作ありきだから仕方ないのでしょうが、こんな話に涙は出ません。
死ぬ権利
恋愛と尊厳死というテーマだから、賛否両論あるのは、よくわかる
恋愛映画としたら、最初は仲悪いけど、だんだん仲良くなって、好きになってくのはいい感じだし、
プレゼントも個人的にはいいと思う(笑)
尊厳死の部分は、スイスなら合法ということで、調べてみたら、
厳格になってはいるけど、条件次第でって感じ
昔の自分を知ってると、個人的には、尊厳死容認派
周りは生きてて欲しいと思うけど、昔みたいになれらないなら、意識のあるうちにって思っちゃうかなぁ
ラストは泣きますね😭
後、ヒロインよりも、元カノが綺麗だけど、妹の方も可愛い❤️
邦題微妙だけど、直訳すると、あなたにあう前の私
ありふれた感じだから、捻るしかなかったのかな😅
安楽死、尊厳死を扱う映画を初めて見た。
エミリア・クラークという外国の女優さんを教えてもらったら、たまたまプライムビデオであり見た。思いがけない素晴らしい映画でした。
ただ、、僕は、今まで、尊厳死について、まともに考えた事が無かったし知識がなかった。
こういう映画がどういう影響を与えるかとかの議論もあるが、尊厳死を扱った映画がある事は言論の自由だからあって普通だと思う。
自己決定権は憲法で保障された大切な権利だ。今や、議論することは避けられないことだとは思う。
今回、感想を書くにあたって基礎知識をぐぐった。海外では、日本で一般的に考えられる尊厳死(積極的延命治療をしない)は認められている国もあるし、さらに踏み込んだ、安楽死をも認めている国もある。それに比して日本では、リビングウィルというものがあるが、尊厳死は、法制化されていないし、グレーゾーンということだ。
曖昧な国なんだなあ。一般的には延命を望むか望まないかなどは終末期の現場で常に待ったなしに問われているわけで、日本での定義の尊厳死は既にあるものとなんとなく理解していた。現実に法律が追いついていないのかな。
まず議論のスタートラインとしては、終末期のガン、終末期の高齢者、回復の見込みのない人の議論になるのだろう。映画の場合は、脊椎損傷による四肢麻痺であり、障がい者が対象になっていて、死にかけてたりは何回かしているとはいえ、まさに、安楽死であり、日本では、まだまだ入口にも立っていない内容のようだ。
感想は、調べていたら、なんかわからなくなってきたが、率直に胸を打たれて感涙した。難しいのはわかるが、映画をどう感じるかはまた別の次元。
ルーとウィルの顛末はどうなるのかと、没頭して見入った。生まれながらの小児麻痺でウィルよりも重い状態の人の介護を学生時代に少しだけした事がある。会話があれだけ流暢にできて心通わせられる事はそれはそれで幸せではあるとは思いながらは見たが、もちろん想像を絶する。
ウィルは自分は障がいを受け入れることができないと話して死を選んだ。確かに自殺か自殺じゃないかと言われたら自殺だよ。
人の人生には、突然に思いがけない受け入れ難いアクシデントが起きる事がある。そのために国家はあるし、社会保障制度はある。でも、そのときにその人がどうその出来事と向き合うのか、生き方、選択肢を強制はできない。
生きる事が素晴らしいなんて、そんな事は誰にでもわかる。それでも人は死を選ぶ時がある。
ルーは、ウィルに自分の生涯を捧げても生きて欲しかったし、ルーがそれを望み、ウィルもそれを受け入れたら、お互いに幸せにはなれたと思います。ルーはウィルに捧げた人生を後悔なんてしないだろう。共に支え合い生きることは一方的ではない。
しかしウィルはルーを本当に愛してしまった時に、たくさん悩んだはずだ。自分の幸せ、ルーの幸せとは何かと。
そして、逆に、ルーの新しい人生を切り開く手助けをする事に、命の証、生きた証を求めた。
経済力もあるわけで、ルーに可能性を追わせながらも、自分も生きたら良かったではないか?という選択肢も浮かばない訳ではないけれど、また再び愛する人を悲しませるかもしれない事に耐えられなかったのではないだろうか。実際に何度か死にかけていたし、自分が生きる限り、自分がルーのあしかせになると考えてしまうのだろうな。実際にそうかもしれない。何が正しいかなんて答えはない。
ウィルの意志をルーは受け止め添い遂げた。自殺を幸せなんて、言ったらいけないかもしれない。でも実際にウィルはたぶん納得して安らかに命を閉じただろう。
ルーの心の中に一生、ウィルは生き続けただろう。
死は生と常に表裏一体だ。真逆の選択のようで実はぎりぎりの選択なんじゃないかな。
死を選んだからといって、生命の尊さを否定した事にはならないかなと僕は思う。その人の本当の辛さは確かに本人しかわからない。痛みを分け合う方法だってあるんだけど。
正直、ウィルにルーと、共に生きて欲しかった。かっこ悪くても、生にしがみついて欲しかった。プライドの強い人間にはできないだろうな。行きつくところは、価値観かなあ。
そんなにスッキリはしないが、こういう人生もある。
尊厳死について考える 何が正しいのか? 答えはないのか? 自分なら...
尊厳死について考える
何が正しいのか?
答えはないのか?
自分ならどうする?
相手のためそこまで出来るか?
主人公2人の各々の思いが切ない
人生の最期の選択
事故で身体の自由奪われ車椅子で生きていく生き方 リハビリも出来ず生きる希望も持てない 事故に会う前の生活がしたい 出来ないのなら 介護されて生きるならいっそ…… 生きている意味がない
アルバイトでウィルの世話をすることになったルー 明るくてかわいい 何とか彼の考えを覆そうと試みるが彼の意志は変わらなかった
この先迷惑を掛けながら生き続けることの辛さや苦しさが耐えられない 彼の気持ちはそこにある
彼女がこれから自由に何でも挑戦して生きられることを考えて… 彼の優しさに涙が溢れた これからは最期の選択をできる社会であってほしいと思う
やさしさに包まれる温かな作品
何度観ても胸が熱くなる(22.3.7)
深く考えずに
主演のエミリアがとにかくキュート💕
ファッションも微妙にダサくて、無理に明るさで押し通す訳でもなく好感度高い✨
ウィルは美形すぎ。富豪すぎ。
だけど今までが完璧だったからこそ失ったものの大きさが辛い。
車椅子のダンスシーンは素晴らしくてもう少し長くても良かった。
目で見て楽しくて更に泣ける映画って少ないので評価は高いです、
ただ、ルーは友達である事が仕事で介護はほとんどしない事、お金をとにかく貰いすぎなところ(父の仕事含め)
まぁ、ちょいちょい気になるけど
深く考えずに
観たら面白いです。
相手を尊重するとはなんなのか、愛するとはなんなのか
・爽やかな風が抜けたような、彼がヒロインのなかで生き続けているという希望を感じたような、でも生き続けることをやめて欲しくなかったしヒロインとの今後をもっともっと見ていたかった…
複雑な感情がモヤモヤとして独特の余韻
・表情がコロコロ変わって堂々と好きな服を着てキラキラ明るいヒロインが超かわいい
・イギリスの田舎っていう情景がもうめちゃんこ素敵
・重いテーマに相反する、爽やかな情景・ポップなヒロインが独特のバランスをとっている
・コミカルなラブストーリーとしての要素で入り口を広くしてるけど、題材はもっと奥の方にある。導入として最高
・安楽死について、こちらが考えるための余白を多く作っている感じがする
(安楽死はあくまで個人の判断でありそれを認めることが相手を尊重することだという結論をだした登場人物たち / 散々感情移入した視聴者としてはそれを認めたくないという発想も出てくる)
→両者の発想を強制的に踏まえたうえで、安楽死をどう考えるか視聴者ひとりひとりの考え方が生まれてくるのでは?
・コミカルさが抜けないまま(というかヒロインの役柄のせい)シリアスな話題に入っていく場面が少し違和感。でもまぁ、映画一本のなかでそこまで丁寧に描ききるのも難しいよな。
・「障害があっても強く生きなければならない」みたいな押し付けがましさがなくて好き。この映画のなかでの判断は、彼個人のもの。
・最強の2人より、ヘルパー側のリアリティがあったように思う。相手の意思と、自分の意思をどう折り合いをつけるか、みたいな部分がよく出ていたように思う。
↑ヘルパーとして難しいのって、身体的な介助や肉体労働の面じゃなくて相手との関わり方だと思ってるから
・ヘルパーとしてのあり方にリアリティがない、とかいうレビューをみるけど、いや見せたいのはそこじゃねぇだろと思う。
・安楽死について、わたしはどの立場に立つのかは、わからない。身近な人がそんなことを言い出したら、ヒロインがしたように必死に説得するのは間違いないと思う。まぁでもきっと、安楽死なんて認められないというのだろうな。
でも今回の彼の決断を、責めるわけにはいかない。生きることを投げ出したのではないと思う。その生き様を美しいと思う。認めた両親を、素晴らしいとはどうしても思えないけど、そこまでに至るまでの苦肉を案じて、ある意味で尊敬する。
相手を尊重するとはなんなのか、愛するとはなんなのか、考えさせられた良き映画でした。
設定と邦題がイマイチ。
尊厳死とラブストーリーを一緒に描くときに、二人を大富豪と低所得者に設定するのはどうかと思う。
事故で重度の障害を負ってしまった彼(大富豪)の両親に、世話係として雇われた彼女(低所得者)は彼と恋に落ち、尊厳死を望む彼に一緒に生きて欲しいと説得するのだが…。
彼の世話をする状況において、彼女は物理的な苦労をほとんどしていないように見える。むしろ普段ならできない経験や世界を体験できて楽しそう。
実際、四肢麻痺の人との生活は想像を絶する苦労があると思うのだか、この設定だとそこらへんに対する彼女の覚悟みたいなものが描かれないから、なんか薄っぺらいなぁと穿った見方をしてしまった。
でも役者さんたちの演技はすごく良かったです!特にヒロインのエミリア・クラークさんはとってもキュートでした(^^)
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