殿、利息でござる!のレビュー・感想・評価
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タイトルで観なかったのが失敗だったよ
タイトルおかしいでしょ。コメディ映画かと思ってたもん。
Amazonプライム・ビデオのオススメに「星の多い映画」として出てたから、そうなんだあ〜くらいで観たけど、超絶良い話じゃん。
しかも実話と聞いて驚き!
泣けるし、東北人の控えめな気質にも感動。
これはオススメです。
宣伝相違の名作史実
まんまと阿部サダヲのコメディ映画的宣伝のせいで映画館に観に行かなかったくちである。
どうにも阿部サダヲのコメディ映画が苦手で観に行かないのだが、このような素晴らしい史実を元にした素晴らしい映画と分かっていたら映画館で観たかった。
確かに真面目な時代劇では興業収入があがらないかもしれない。
だけどここまで内容と違うポスターもないよね。
宣伝とは全く違う素晴らしい史実をちょっぴりコメディタッチで描いた心温まる秀作映画に拍手
コメディーではなく、本格派の感動作です。いいもの見せてもらいました。
出演者が少しふざけた感じだし、ポスターも予告編もふざけているので、コメディーなんだろうと思っていた。
でも、見てみたら、笑う部分などほとんどない、本格派の感動作だった。
テーマ的に深いし、いろいろ考えさせられて面白かった。
日本人なら、見ればきっと共感すると思う。
しかし、内容的には素晴らしいけれど、映像的にはチャンバラもないし、どっかで見たようなセットを使って延々と撮っているだけで、いまいち地味だった。
これで出演者も地味だったら、お客さん入らないないだろうな、という感じになってしまう。
そこで、出演者を豪華にして、コメディーみたいに見せかけて宣伝したのだろうと思った。
でも、看板に偽りあり、という感じではなくて、内容的に素晴らしかったので、まったく文句はないし、いいもの見せてもらったという気持だった。
この映画の原作は、映画『武士の家計簿』を見た人の情報が元になって作られたらしい。
個人的には『武士の家計簿』は大好きで、”名作と思う映画”に入れている。
『武士の家計簿』の原作は一般向けの教養書で、それを映画化した故森田芳光監督はやっぱりすごい監督だったとあらためて思った。
この映画は『武士の家計簿』と似たような感じで、実話が元になっているけれど、主人公が武士ではなく、町人になっている。
でも、この人達が武士よりも武士らしくて、自分を殺して公に尽くすところに感動する。
「町人にしておくのはもったいない。」という台詞が何度も出てくるけど、日本人のいいところの代表者みたいな感じだった。
狭くて、なんの資源のなく、食料も満足に生産できない極東の島国で、今までなんとかやってこれたのは、こういう人々のおかげだ。
しかし、日本人のこういうところは、いいとこでもあるけれど、悪いところでもあって、外国や外国人(特にお隣の国)にはまったく通用しない。
外国や外国人相手にこんなことしていれば、うまくやられて利用され、全部取られて終わり。
基本的にグローバル化なんて、日本には合わないような気がする。
そして、やっぱりお金持ちや大企業からは、たくさん税金とって公のために使った方がいい。
税金を払うのがいやで外国に逃げるのなら、当然のことながら日本で活動できないように厳しく取り締まればいい。
そうでなければこの映画の宿場町のように全体がおかしくなって、いずれ共倒れしてしまうだろう。
政治家や学者や評論家はグローバル化しないとダメだと言うけれど、逆に日本はガラパゴスでいいし、そうでないとやっていけないと思う。
きたろうがイイ味出てる
パッケージから『超高速!参勤交代』と似た印象を持っていたが…
史実ベースの作品なのね。マズ、そこで驚いた。
ユーモアあり、スリルあり、知恵と工夫あり、歴史の勉強あり、人情あり、王子から殿への出世あり(笑)
色々と要素が揃っていてなかなかの良作だと思う。
いや〜、面白かった。
あとは、もう少しインパクトがあればなぁ〜。
コメディ色は薄かった
もっと笑い重視で、チョッピリ泣かす感じかと思ってたけど、泣ける路線重視だった。
どっかで見たことあるけど名前の判らない良い感じの役者さんが沢山で安心して見れる。松田龍平の何考えてるか分からない強敵感も良い。
トラブルもインフレし過ぎず程々に襲ってき、ダレることなく楽しめた。
コメディではない感動的なストーリー
阿部サダヲ主演作品の時代劇なのでてっきりコメディなのかと思いきや、素敵な感動実話でいい意味でも悪い意味でも裏切られた。いい意味ではお気楽コメディだと思っていたにも関わらず、ちょっと考えさせられるような”襟を正されるような”感動話であったが、悪い意味では広告宣伝的にはコメディのルックなので正直勿体ないような気もした。
「慎む」ということを現代においても説いているような作品で良作の時代劇だったと思う。またラストに「劇」でない場面があるのだが、そこへの落とし込み方が秀逸すぎてエンディングで我に返らされる構図はなかなか憎い。
実話だからこそ見る価値あり
実話だということを前提に、終始感動し、
ハッピーエンドを心から願いながら観ました。
100年以上も昔の話で、「大変な時代だったのだな」と他人事とも取れますが、
私は「自分だったらどうだろう?」と、
とても考えさせられました。
全くもって、現実味のない話ではないと思えたからです。
若い人が出で行き、人口が減っていく地方の田舎町。
それが自分が住む町やふるさとだとしたら。
今の時代で言うと、クラウドファンディングとかあるけれど、
町を守るために、見返りを求めず、破産覚悟でお金を出すことができるだろうか。
できないなと。
自分の生活を守ることで精一杯だし、住めなくなったら出ていけばいい、そんな気軽な気持ちでいる。
この話が実話であるが故に、そんな自分に喝が入る。
実際何ができるかなんて分からないけれど、
ふるさとを守る気持ち。
ふるさとに住む仲間を大事にする気持ち。
決して無くしてはいけないなと、
そう思わせてくれる映画でした。
こんな素晴らしい実話があったこと、知れて本当に良かった。
ポスターに、騙された。
「おぬしも悪よのお~」的な銭もうけの話だと思ってたんです。
ちゃいまんがな、全然。
村人たちのために、奔走する人たち&お役人たちの、群像劇です。
私が興味深かったのは。
「お金を殿さまにお貸しするので、その分利息が欲しい」という伺い文章を。肝煎り(村役人)⇒大肝煎り⇒収入司と持って行っても、また突き返されて、再度・・・。と、今と全く変わらんなあということかな。
羽入君、殿さま役が板についてました。
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