殿、利息でござる!のレビュー・感想・評価
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実話なんだよね
実話なんだよね。重そうな感じでどうなるかな?とちょっと不安なスタートでしたが、なかなか面白い展開でした。私には奥ゆかしい日本的思考がすごくいいですね。豪華俳優人で、予想外の展開が所々にありとても面白かったです。いい余韻の映画で、もう一度みたいですね。
実話と聞いて嬉しさ倍増
俳優陣がとにかく嬉しい!
出てると思ってだけでワクワクする男性俳優の中に、竹内結子がすごく良いスパイスでした。
テロップで細部を説明してくれる感じもこの作品にはピッタリ。
ストーリーとしては、「自分の事よりも村の為、人の為に活躍した素晴らしい日本人!」と言う
なんと言うか、都合良すぎる話。
普通に仕上げると「なんだかなぁ…そんな上手く行くかねぇ…昔の人は偉いねぇ…」と感じてしまいそう。
そこを上手にコメディに仕上げ、嫌味のないスッキリした映画にしてくれたと思う。
レビューで知ったのですが、原作『無私の日本人』はいつか読んでみたい。
意外。壮大なヒューマンストーリー。
このタイトルと絵面。軽い感じでコメディかな?時代劇かな?あんまり時代劇のコメディなんか興味ないなと思って見てなかった。
しかし、「武士の献立」を見て時代劇へのハードルが下がり見てみたら、意外や意外、超名作ではないかこれ。こんな真面目な話だったのか。ヒューマンストーリーではないか。
それも史実らしいから、驚く。
殿利息でござると言うから、簡単に利息がとれる話なのかと思ったら、大間違いで、お上に、金を貸すというアイデアを長い年月をかけて、ラストでやっと実現させた話であった。それも時代を考えたら、首をはねられそうな命をかけた、どえらい嘆願だったんですね。
感想は深くは語らない。言わずもがなであろう。しかし時代劇っていろんな現代への風刺もオブラートに包むみたいなとこあって、面白い表現の仕方なんだなと今更気づきました。時代劇って面白いんだな。
瑛太の話し方が、いかにも現代的でちょっと浮いてる感があったが(まほろ駅前多田便利軒を思い出す)、話し方はみんな現代劇の話し方で、まあそこはどうでもいいです。
これは、かなり意外な場外ホームランである。
笑えて泣ける実話
磯田道史さんの元に届いた一通の手紙がきっかけとなったこのお話。
聞くも涙話すも涙の物語がそこには書かれていた。
そして「無私の日本人」という本ができ、この映画ができた。
ポスターはいかにもコメディ色の強い映画のように見えるが、それは敢えてそうしたそう。
とにかく、一人でも多くの人に観て欲しい。
そしてこの映画を観た日から私の尊敬する人物は浅野屋甚内さんになりました。
久しぶりに面白い
磯田先生の本で、中身は知っていたので、それがどんな映画になっているか見てみたく、今になってNetflixで見る。
貨幣価値の確認が、本のようにちゃんとあったりして、大変分かりやすく、また人間模様は本には、なかったような記憶だけど、それもしっくりいって、いい映画だった。そもそもが、とても真実とは思えないすごい話だから、もし本を読んでいなかったら、まさか!と半信半疑で入り込めなかったかもしれない、というくらい、素晴らしい人がたくさん出てくるよい話を、オーバーになりがちなところをぐっと押さえて面白かった。殿も殿らしかった。
思ってたより良かった!
竹内結子さんがみたくて観はじめたら、とっても良かった!
もっとコメディー寄りなのかと思ったけど、楽しさもありほろりもあり、バランスのいい作品でした。
松田龍平がぴったりだったなぁ……
そのストーリーが面白い
大きな波があるわけでもなく、結論もハッピーエンドと分かっているので単調感は否めないが、それが実話であり、今も穀田屋酒店が、そして街が続く事実に感動した。
2024/4/17再視聴 やはり同じ感想
エピソードが足りません。
貧困にあえぐ宿場町が、仙台藩主にお金を貸すことで伝馬役負担を失くそうと企てる物語。
題名は「コメディ」ですが、内容はヒューマンドラマです。
貧困にあえぐ宿場町の人々、それを憂う旦那衆。それらの人々を、少しコメディ色を交えて描いています。特に阿部サダヲの芸達者は良いですね。少し大げさな表情が、程よくマッチしていました。
ただ、旦那衆の人情や想いに共感はしますが、映画として描くにはややエピソードが不足しているように感じます。しかも129分の上映時間。正直言って、冗長に感じました。
よって、私的評価は辛口です。
悪人が一人も出てこない人情話。
コメディかと思っていたのだが実話を基にした真面目な人情話だった。悪人が1人も出てこないのでややリアリティーに欠ける部分はあるが、良い話だと思う。舞台となった酒屋が現存しているというのはすごい話だと思う。スケートの羽生結弦が伊達の殿様の役で出演している。
村に課される労役を軽くするため、お上に金を貸して利息を徴収すること...
村に課される労役を軽くするため、お上に金を貸して利息を徴収することを思いつく。
村のために奔走する人たちの姿は心を洗われる。
お涙頂戴モノではなく、笑いの要素もあって、最近観た映画の中では完成度が高かった。
殿様役の羽生結弦の演技には少しハラハラしたが。
タンス預金、内部留保まで・・・
肝煎とはどんな役かも知らなかったけど、よーくわかった。この肝煎の中でも大肝煎千坂仲内役の千葉雄大がいい演技をしていた。もちろん伝馬町と言われる独特の存在のおかげで重課税に苦しむ庶民の姿が映し出されていました。そして、破産や夜逃げする者が増え、打破すべく仙台藩に逆に借金をさせてその利息で伝馬役を助ける秘策を打ち出すというもの。
五千貫文とか言われてもさっぱり感覚が掴めないが、千両に値するその額も丁寧に説明されていて、全て史実だという驚きもあった。それにしても金集めにも年月がかなりかかっていてその間に飢死したらどうすんだ!などと、中盤まではそれほどのめり込めませんでした。
もちろんいい話だな~と感じたのは先代浅野屋を演ずる山崎努パート。竹内結子や萱場役の松田龍平も素晴らしい演技。こわいよ、龍平ちゃん。さらに羽生結弦の特別出演や磯田さん本人も出演、なんだか知らないけどパンチ佐藤という名前もあった。どこにいたのよ?
史実、でもそれだけ。です。
あらすじに書かれているのが、内容のすべてという映画です。
ウィキペディアに吉岡宿の歴史として出ており、これを読むほうが映画を観るよりも感動できるというものです。
それだけでは2分間なら持つかもしれないが2時間はとてももたないので、兄弟関係の因縁のドラマを手厚く書き込んでいますが、因縁フレームアップ系にもかかわらず、薄い話だとしか思えない映画でした。
とはいえ、たとえ自分が破産しようとも、町のためになら莫大な金を献上しようという志の高い人たちが何名も住んでいた町が、悪い町であるはずはありません。
近日中に吉岡宿を訪問してみようかと思ったものでした。
このようなことが史実にあったことが驚き。 落語の人情話にでもなりそ...
このようなことが史実にあったことが驚き。
落語の人情話にでもなりそうないいプロットなのだけれど、
映画としては少しドタバタに脚色し過ぎてるようにも思えてしまいました。
最後の最後だけ登場した仙台藩主として羽生結弦!
サプライズではあるけれど、ちょっと制作サイドはやりすぎかと。
本来は通貨発行権のあるお上の仕事
という前提は横においといて、とてもいい話であった。
我々は普段から税金を収め続けており、お上は我々に相応の利子を払うべきである。
これは痛烈な現政権への風刺ということ。
それが本質。
家の中で紅茶を飲みながら、星野源とコラボする暇があるなら、ちょっとは総理らしい仕事をなんかやれよ!
お金集めは大変だ
原作未読
観終わってイイハナシダナーと感じたが、冷静に考えるとだいぶぶっ飛んだことをやってたなと。
宿場町が具体的にどういう状況でどんな苦しみがあるのかというような視覚的な描写が少なく、必死に何億円も集めている様を見せられても「ああ、お金集めるんだな」程度にしか感じず今一入り込めなかった。加えて絵面も地味なので、中盤で飽きがきた。結末はスッキリしていて良かった。
GYAO!にて
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