湯を沸かすほどの熱い愛

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劇場公開日:2016年10月29日

湯を沸かすほどの熱い愛

解説・あらすじ

宮沢りえの「紙の月」以来となる映画主演作で、自主映画「チチを撮りに」で注目された中野量太監督の商業映画デビュー作。持ち前の明るさと強さで娘を育てている双葉が、突然の余命宣告を受けてしまう。双葉は残酷な現実を受け入れ、1年前に突然家出した夫を連れ帰り休業中の銭湯を再開させることや、気が優しすぎる娘を独り立ちさせることなど、4つの「絶対にやっておくべきこと」を実行していく。会う人すべてを包みこむ優しさと強さを持つ双葉役を宮沢が、娘の安澄役を杉咲花が演じる。失踪した夫役のオダギリジョーのほか、松坂桃李、篠原ゆき子、駿河太郎らが脇を固める。

2016年製作/125分/G/日本
配給:クロックワークス
劇場公開日:2016年10月29日

スタッフ・キャスト

監督
中野量太
脚本
中野量太
エグゼクティブプロデューサー
藤本款
福田一平
プロデューサー
深瀬和美
若林雄介
アソシエイトプロデューサー
柳原雅美
キャスティングディレクター
杉野剛
撮影
池内義浩
照明
谷本幸治
録音
久連石由文
美術
黒川通利
装飾
三ツ松けいこ
音響効果
松浦大樹
ヘアメイク
千葉友子
酒井夢月
衣装
加藤麻乃
編集
高良真秀
音楽
渡邊崇
主題歌
きのこ帝国
助監督
塩崎遵
ポストプロダクションプロデューサー
篠田学
ラインプロデューサー
大熊敏之
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受賞歴

第40回 日本アカデミー賞(2017年)

受賞

優秀主演女優賞 宮沢りえ
優秀助演女優賞 杉咲花

ノミネート

優秀作品賞  
優秀監督賞 中野量太
優秀脚本賞 中野量太
新人俳優賞 杉咲花
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(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会

映画レビュー

4.0ガツン!とくるファミリードラマ

2016年10月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

笑える

楽しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 37件)
牛津厚信

5.0中野量太監督の商業映画デビュー作は期待を超える出来!

2016年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

楽しい

幸せ

「チチを撮りに」が良かったので、本作も期待はしていたが、予想をはるかに超える大傑作。エピソードを積み上げていくなかで、映像から伝わる感情をコントロールするのが格別にうまい監督だと思う。

宮沢りえの役どころは、夫が家出中、娘は学校でいじめられていて、さらに自分は末期ガンを宣告されてしまうという、まさに踏んだり蹴ったりの女性。ところが、持ち前の強さと明るさと愛情で、家族と出会ったすべての人を変えていく。その慈愛ぶりはまるで聖人のようだが、宮沢が実に人間らしく、魅力たっぷりに演じている。

観賞してから何日もたつのに、思い出すだけで涙腺がゆるみそうになるシーンがいくつもある。彼女が出会った人々を愛であたためたように、映画を観た人の心にもきっと「熱い思い」が残るはず。新作が待ち遠しい監督が、またひとり増えた。

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共感した! 39件)
高森 郁哉

5.0「誰も知らない」や「万引き家族」などの是枝裕和監督の家族をテーマにした映画が刺さった方にはきっと気に入って頂けると思います

2025年7月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

湯を沸かすほどの熱い愛
2016年公開
大傑作です!
いっぱい、いっぱい泣かされました
涙が後から後から止まらなくなる程でした
かと言って安っぽいお涙頂戴の映画ではありません
本当に湯を沸かすほどの熱い愛とはなにかを観せて頂きました
心から、観て良かったと思える映画に出会いました
もっともっと沢山の人に観て頂きたいと思いました
人に薦めてこの映画の事を広めたいと思いました
なるほど内外の数々の映画賞を受賞しているのも納得です
「誰も知らない」や「万引き家族」などの是枝裕和監督の家族をテーマにした映画が刺さった方にはきっと気に入って頂けると思います
三人の母から捨てられた女児三人
それぞれを受け止めて熱い愛を注ぐ当時43歳の宮沢りえのお母ちゃんの演技にも感銘を受けました
三人目は終盤に明かされます
なぜ彼女がそれほどまでに強く、熱く、子供達を愛せるのかと共にそれを知らされるのです
四人目の捨てられた子供の松坂桃李も良いアクセントでした
死別して母に捨てられたのではない探偵の幼い娘にも、熱い愛を注ぎ、のこされた子供達への愛の熱量が伝わります
中野量太監督は商業映画初作品だそうです
中盤の堤防から見える富士山と終盤の銭湯の富士山のペンキ絵
銭湯の煙と薪釜の炎
冒頭の物干し台のシーンからして伏線なのです
しかも、一旦ワンバウンドさせての見事なものなのでした
演出も巧みでした
中野監督の作品を追いかけてみたいと思いました

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共感した! 1件)
あき240

5.095点

2025年7月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

驚く

映画評価:95点

お涙頂戴の作品って苦手なんですよ、
どれ見ても似ているから、

【別れ】をテーマにしておけば、
とりあえずグッときますから。

でも、この作品はお涙頂戴とかではなく
視聴者(私)ひっくるめて心を惹き付ける
最強の女性がやり残した事を全力でやって、旅立っていく話し。

そりゃ現実離れもしているけど、
ただただ感動しました。

まさに湯を沸かすほどの熱い愛。
私も残りの命の使い方、考えていきます。

【2025.7.12観賞】

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まぁと@名作探検家

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