劇場公開日 2016年9月17日

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「この映画を楽しむことの喜び」オーバー・フェンス SHさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0この映画を楽しむことの喜び

2016年9月27日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

泣ける

笑える

予想通り淡々と現代社会を反映した人間劇でした。素晴らしい俳優陣が実力通りの力を見せつけ、それを素直にとらえて、素直に繋いだ作品です。
自分が住んでいる世界が何度も目の前に広がり、よくあるどーでもいい会話や怒りや涙が展開されるだけなんですが、それら一つ一つにことごとく反応してしまう自分がいました。
特徴的な音楽も非常に効果的だったように思います。

かなり気合いの入った作品であることは間違いないのですが、そんな力感などまるで感じることがないくらいの緩さがとてつもなく心地良かったり──。
函館の雰囲気も、押しつけがましいことなく、それでいてしっかりと出ていて(言葉など含め)とってもいい映画だなと心から思えました。出ている役者が個人的に皆好きな部類だったので、余計に好感を持てたのかもしれません。

SH