奇跡の2000マイル

劇場公開日:

奇跡の2000マイル

解説

ラクダと愛犬とともにオーストラリア砂漠3000キロをたった1人で踏破した女性の実話を、「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカ主演で映画化したロードムービー。思い通りにいかない人生に変化を求め、ひとり都会から砂埃が舞うオーストラリア中央部の町アリス・スプリングスにやってきた女性ロビン。彼女がこの土地に訪れた目的は、砂漠地帯を踏破しインド洋を目指す旅に出ることだった。パブで働きながらラクダの調教を学び、旅の準備を整えたロビンは、4頭のラクダ、愛犬とともに町から旅へと出発する。1日あたり約32キロのペースで歩き、7カ月という日数をかけて達成したその旅の過程で、ロビンはさまざまな出会いや経験を体験することとなる。

2013年製作/112分/G/オーストラリア
原題:Tracks
配給:ブロードメディア・スタジオ
劇場公開日:2015年7月18日

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(C)2013 SEE-SAW (TRACKS) HOLDINGS PTY LIMITED, A.P. FACILITIES PTY LIMITED, SCREEN AUSTRALIA, SOUTH AUSTRALIAN FILM CORPORATION, SCREEN NSW AND ADELAIDE FILM FESTIVAL

映画レビュー

4.5ラクダと愛犬と砂漠を横断すると決めた女性の実行力

2023年5月31日
PCから投稿

誰にも理解されないことでも当人にとっては大きな意味がある、というのはよくあることだが、これほどパーソナルでありながらスケールの大きいケースも珍しかろう。というのも、ミア・ワシコウスカ演じる主人公は、なぜかひとりでオーストラリアの砂漠を歩いて横断することを決意し、そのために荷物を運ぶにはラクダがよかろうと考え、まず、ラクダの調教の修行をするところから始めるのだ。

堅実なのか無謀なのか、近道なのか遠回りなのか、外野からだとさっぱり判断がつかないのだが、この若い娘が不退転の決意と強い意志を持って、この冒険に挑もうとしていることは伝わってくる。

なんなら人間といるよりラクダと砂漠にいるほうが落ち着く、というメンタリティは理解できるような気もするが、本人にしたらわかったつもりになられてたまるかという気持ちもあるのではないか。そんな世の中の特殊ケースを、大自然の過酷さを踏まえつつも、非常に美しく切り取っている。

オーストラリアの砂漠をさまよう名作映画にニコラス・ローグ監督『美しき冒険旅行』があるが、本作は『美しき冒険旅行』へのオマージュシーンもあって、実話ベースとはいえ幻を見ているような不思議な感覚がある。ミア・ワシコウスカの浮世離れしたような持ち味と不器用そうな雰囲気も、この役にハマっていて素晴らしい。

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村山章

3.03.3良かった

2023年10月21日
PCから投稿

全体的に深夜にゆったり見たい、いい映画。
所々にモチーフとして自殺が映されており、それも主人公の心理描写を表現していてよかったと思う。主人公も映えていた。

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asa89

4.0ダメージ受けた。

2023年10月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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ティム2

3.5荒野を踏破した女性の物語、期待どおりで期待以上では無い映画

2023年8月27日
スマートフォンから投稿

オーストラリアの荒野を女性一人で旅をした実話を基にした物語。

旅支度までは主人公が想いを声に出していたのだけど、旅が始まってしまうと急に寡黙になって旅の辛さだけが永遠流れてくる。

美しい自然と過酷な環境を捉えた映像は素晴らしいのだけど、台詞や想いが少なすぎて少しガッカリ。
イントゥーザワイルドの寡黙女子版

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キムラ
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