劇場公開日 2016年1月8日

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「スピルバーグの安定感」ブリッジ・オブ・スパイ ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5スピルバーグの安定感

2016年1月17日
PCから投稿

泣ける

興奮

始まって数分後、自分がものすごく安定感を感じていることに気付いた。安心して見ていられる感じが、他の作品とは違う。これがスピルバーグか。後半、東ドイツに舞台が移ってからはちょっと中だるみ発生、という感じだったけど。
実話をもとにした内容で、戦争が背景にある人道的なストーリーはスピルバーグが取り上げそうなジャンル。主人公の「誰にでも弁護される権利がある。この憲法を守ることが我々の務めであり、敵国に我々の姿勢を見せるべきである」という言葉が全てであり、観客への、そして今の世界へのメッセージかな。
アカデミー賞ノミネートのマーク・ライアンス演じるソビエトのスパイの一見ショボいおじさんぶりが良い。彼と主人公の間にはいつの間にか信頼関係が生まれていたが、それは双方が双方の人格を見極めたもの。橋の上のシーンは泣ける。

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ミーノ